魔王が生まれたこの時代、ディズリア帝国に魔王を殺すためのパーティーがついに結成された。このパーティーの四人は他とは隔絶された力を持っていたのだが、覇王 天使 賢者 勇者の四人は個性が強すぎたので色々問題を引き起こしてきたのだった。
勇者は強すぎた故に………………ニートだった。何もしなかった。強いていうならギャンブルが趣味だった。毎日ギャンブル三昧で酒は飲む、親に八つ当たり、典型的なクズでした。でも、ある時見てしまったのだ。お母さんが泣いているところを、本当にこのままでいいのか。親を泣かせてしまった。その罪悪感から魔王討伐隊に入ることにしたのだった。
賢者は頭が他の人に比べてずば抜けて良かった。だから自分が魔王を殺せるくらいの力と知能があるのかを確かめたくて、討伐隊に入ったのだった。
覇王は勇者のように強すぎて、退屈な日々を過ごしていた。自分と同じくらい強い人と命を奪い合うような、一歩間違えれば死ぬ、刺激的な命をかけたギャンブルがしてみたかった。だから宰相や大臣が止めてきてもフル無視で討伐隊に入ってしまった。それでも止めようとしてくる宰相には、『俺に勝てたらやめたげる』と言ってもう誰も止められなくなってしまったのだった。
天使は魔王が生まれた時、やっと現れた、僕の運命の相手とウキウキで神界から地上へ降り立ってきたのだった。この天使は普通の天使に比べて思考回路が狂っていた。『僕より弱いやつは全員殺すね』と宣言して、そこらじゅうにいる自分の仲間を皆殺しにして行ったのだった。この状況に天空を統べる女神はとても焦っていたが、魔王が誕生したことにより自分から天界から姿を消してくれたので女神や生き残った天使から安堵されていた。
こいつのせいで天使が一万も死んでしまったため、天使の悪魔という矛盾した名前がつけられていたのだった。
こんな狂人や脳筋などが顔合わせの時どうなったかというと
めちゃくちゃ気があっていたのだった。勇者、覇王、天使がこんな話で盛り上がっていた。
ローグ、お前ギャンブルが趣味なのか、いい趣味じゃないか、私もギャンブルは大好きだよ、特に命を賭けた戦いはね。あの肌がひりつく感じがたまらないんだよね。
ディノさん覇王って呼ばれてる割に脳筋すぎません?もっと王だから威張って玉座座ってると思ってました。
おいローグ、さんなんていらないぜ。これから魔王殺しに行く仲間じゃないか。それとお前も勇者の神託受けたくせにニートで親泣かせてるじゃねーか。
あはは、人間って面白いね。一万も天使殺してたけど、そんな互角の命を賭けあえる勝負はなかったよ、いいなぁ、羨ましいよ。
「「「あ、怖すぎる」」」
『え、仲間殺したんですか?天使さん』
『しょうがないじゃないか、僕は暇だったんだよ、だから多すぎた同胞を殺しただけだよ。何が悪いんだい?』
『賢者のラスさん、何でそんな青い顔してるんだ』
『いや、このパーティー僕がいていいんですか?なんか王様もいるし、やばい天使もいるし、みんなめちゃ強いじゃないですか。僕はそんなに強くないですよ』
『おいおい、暇だったからやっただけだよ。』
『まあみんな色んな目的があって、魔王を倒しに行くんだ。君にも何か確かめたいことがあったんだろ?じゃあいいじゃないか。俺らは強いから負けねえよ。』
『そうですか。ありがとうございます。皆さんで魔王を倒しましょう。』
こうして、打倒魔王のためのパーティーができたのであった。