あと補足説明です。
分かりにくかったと思いましたので、主要人物の名前を書いときます
勇者 ローグ 覇王 ディノ 賢者 ラス 天使 ?
夜が明け次の日、勇者パーティーがディズリア帝国を出発することになった。
『ディノさん、これ、本当ですか?』ラスは目の前の光景に思わずディノに聞いてしまう。
『ラスよ、何度言えば分かる、さん付けは無しだ。それとこれには私も驚いている。』
ディズリア帝国は帝国と付くくらい結構大きな国で、人口も二千万人を超えている。だが目の前に広がるのは8人くらいの貴族だけだった。もっと規模がでかい送別会みたいなのがあるかと思ったが、いるのは8人の貴族だけ。
『国王陛下、出陣するのに、送別会もなく本当に申し訳ございません。民も他の貴族も王の地位を狙っているものばかりで全然忠誠心がないのです。』
『ユリシア、構わんよ。俺は他の有象無象より、使える数人の方が大事だと思っている。』
『陛下、ありがたきお言葉。うっ……』
『別に死にに行くわけじゃないぞ、みっともない泣くな。』
『はい』
他6人の貴族達(俺たちは何を見せられているんだ)
『ディノよ、私がいるのだ。国を気にせず魔王を殺しに行くがいい。』
『ハウラ、私が国を気にするわけないじゃないか、まあ頑張ってくるよ』
『終わった〜?早く行こうよ、久しぶりに暴れたいから早くしてくれよ〜。それとさ、ラスとローグは誰も見送りに来てくれないんだねぇ。カワイソ。』
「「ギクっ!!!」」
『古傷を抉らないでくれよぉ〜 流石にもうあんなことはしないって。』
『僕はそもそも周りに友達とかもいなかったからね。』
『…………ごめん……ぷ』
『おい!今吹いたな?このクソ天使がっ』
『おいおい、その口の聞き方はねぇだろ?ローグ君』
『やめないか、二人とも。これから旅に出る仲間なんだぞ。こんなところで喧嘩してどうするんだ!!』
覇王の覇気でやっと二人は口喧嘩を辞めたのだった。
『じゃあ、仕切り直してお前ら出発するぞ!』
『国王陛下、どうか命だけはお気をつけて行ってくださいませ』
こうして勇者達は門から足を一歩踏み出し、冒険が始まったのだった。
『なあ天使』
『どうしたんだいローグ?』
『お前の名前って何?』
『確かに俺も気になっていたぞ。』
『僕も気になってました。』
『僕の名前か〜 ないねそんなの。』
『え、何で?』
シュシュシュ
『ラス、いま音がしたよな。敵か?』
『多分ね。感知魔法に引っかからない魔物は初めてだよ。』
『ディノ、早速やばいかもしれない。』
『おう、任せろ。【覇拳術】』
ドゴぉぉぉーン
辺り一体の草が消えた。そこに露わになったのは、ツノの生えた禍々しいスライムだった。
早速強敵か?というところ一旦区切りました。
突然ですが、最近暑くなってきているので、熱中症にならないよう気をつけてくださいね。