◯R-05-09 晒しあげ放送
・分類①噂
・分類②現象
・発生場所◇神聖魔法学科、放送室
・危険度 ◇D
・詳細
不定期に開催される、徒花事案による勝手な放送室の使用によるゲリラ的な秘密の暴露イベント。
基本的にこの現象が発生するのは放課後だが、ときおり昼休みなどにも発生する。
放送室が無人、有人どちらにもかかわらず突如発生するため、これによる放送を防ぐことは不可能である。
この放送により流されるのは、放送を聞いている中の誰かの秘密である。秘密にしたいものが会話などのやり取りであった場合、過去のやりとりそのものが録音を流すように放送される。行動であるなら、放送をしている不明瞭な声によりふざけた実況解説のようなものがされる。
この放送による精神汚染は不思議と発生しないことが確認されている。
しかし、秘密を大勢に暴露されることによる精神的苦痛や、秘密を聴かれたくないという感情による他者への抑制、暴力的衝動が発生する場合がある。
・補遺
統計的に後ろめたいことのある人物ほどこの放送で晒しあげられる場合が多いとされています。
聖騎士を、そして聖女を目指す皆さんであるからこそ、清廉潔白な人生を心がけてください。
外部から影響される精神汚染は発生しませんが、他者の醜態を知って見下す行為、嘲笑う行為は己の心を曇らせ、自ら精神を汚染する行為となるので注意をしてください。
秘密を暴露されたことによる精神的な苦痛は甚大です。自ら命を絶つ人も出るため、この現象が起こった場合は暴露される対象となった人物の様子を見て、必要なら教員に相談をしてください。
・事案1
放送で暴露された生徒が後日赤い縄に抵抗せず吊られて死亡しました。目撃によると自ら近づいていたということで、精神影響によるものではない自殺だと判断されました。
・事案2
放送で浮気現場を暴露された生徒が、恋人であった女子生徒により執拗な魔法攻撃を受け重傷を負いました。
中略
・事案129
異世界からの来訪者の証言が全て嘘だったと裏付ける会話群が二時間に渡り暴露放送され続けました。
彼女と合わせて神聖魔法学科ではない王太子ら五人が訪問している昼のタイミングであり、それによる仲間割れ、疑心、掴み合いなどが発生。
これに合わせたのか、「無実を晴らすべく事実確認の裁定の場を用意いたしましょう」と書かれていた(王太子の読み上げによるもの)と思われるどこかへの招待状が悪さをするオオカミによってもたらされ、この事案129に関連した人物が全員消失。真紅の貴婦人の開催する稀な現象「喜劇の夜会」へと誘引されました。