R-01-38 教室の隅の黒い人
◯R-01-38 教室の隅の黒い人
・分類①噂
・分類②人型
・発生場所◇聖ローズベル学院教室のいずれか
・危険度 ◇D
・詳細
聖ローズベル学院の全ての教室にランダムに出現する黒い影のようなもの。
神聖魔法学科以外の教室にも現れるが、教室の隅に立って壁を見つめているのみであり、危険度は低い。
この影が見えるのは神聖魔法学科の生徒のみだが、ときおり他学科生も見えることがあるため学院の七不思議の類として噂をされている。
壁に向かっている顔を覗き込んだ生徒は深刻な精神汚染による錯乱・発狂するが、汚染の除去を行うとすぐに正気を取り戻す。しかし、覗き込んだ際になにを見たのかは思い出せなくなっているため、影の正体は不明。
占いの類を近くで行っているときは、占いをしている生徒たちの近くに寄ってゆっくりと顔を覗き込んでくるという。
・補遺
存在を気にしない、危ない占いやおまじないはしないを徹底していれば問題ありません。
C-04-08 組みかえ校舎
◯C-04-08 組みかえ校舎
・分類①変質
・分類②無機物
・発生場所◇神聖魔法学科 校舎
・危険度 ◇C
・詳細
ときおり神聖魔法学科の校舎で起きる現象。
聖ローズベル学院では動く階段や隠し通路などは不便であるために存在しないが、校舎そのものが魔法的原因をともなわずに移動することがある。昼間でも構わずこの現象は起こる可能性があり、時間帯は完全にランダム。巻き込まれる対象に教職員は含まず、生徒のみである。
発生はランダムだが校舎が動く前兆として、廊下や階段などが約一分間地震のように震える現象が起きるため、校舎が動く前に動く部分からの移動をすることが可能。
基本的に校舎が動き、組み変わるだけの徒花事案だが、組み変わる瞬間に巻き込まれることにより廊下の端で不自然に階段に押し潰されたり、突然出来た壁により部屋の扉の前に切断された身体が置き去りにされていたりなどの死亡事故が発生する場合がある。
また、組み変え校舎によって組み替えられた部屋、廊下の先などがあるはずのない隠し部屋、未知の部屋に繋がっている場合があり、脱出する手段がなくそのまま衰弱死する場合もある。
なお、組みかえ校舎を直接目撃し、遭遇した当事者以外の生徒は問題なく普段通りの校舎として使用できる。そのため組みかえ校舎は組みかわる際に遭遇した者だけを取り込んだ異界を形成しているのではないかという見方もされている。しかし実験による確証は得られず、この性質については未だ不明のままとなっている。
・補遺
組みかえ校舎で現れた部屋にはさまざまな噂がありますが、そのどれもが確証を得られないものなので隠し部屋に行こうとしないでください。
遭遇し、隠し部屋に閉じ込められた多くの生徒が学内掲示板に助けを求めていますが、そのほとんどが死亡で終わっています。
前兆が起きている際には必ずその場から逃げてください。
はじめての発生の際とは比べ物にならないほどの被害が増えています。校舎内でも十分に注意をして生活をしてください。
・事案1
階段が動く現象が起こり、生徒が一名授業に遅刻をしました。教員は遅刻の理由づけに適当なことを言ったのだろうと取り合わず、生徒は罰則を受けています。
その後、新たな徒花事案だと判明し罰則は取り消されました。
中略
・事案5
動く階段に遭遇したのであろう生徒の両手首だけが、階段の下段を掴んでいるように立てかけるような状態で発見されました。
移動した階段にぶら下がっている状態で階段が廊下と結合。切り離されたものとみられています。
中略
・事案12
遭遇した生徒の一人が学内掲示板にスレ立てを実行。廊下が真ん中から真っ二つに裂け、大穴が空いている状態になったという記述と、今から穴の上を飛行術で通ることができるかを実験する旨を伝えて失踪しました。
中略
・事案25
生徒がスレ立てをし、現れた隠し部屋に突入。隠し部屋に他の徒花事案が生息している旨を報告して失踪しました。
・事案26
スレ立てした生徒による情報共有が行われました。しかし突入した部屋には無数のキノコと徒花事案と思われる巨大なイモムシ。そしてネズミ穴程度しか確認できませんでした。
通ってきた扉が消失し、事実上この部屋の中には扉が存在しないため、この部屋からの脱出は事実上不可能だとし、生存を諦めた生徒が後輩や同期への遺言を残してスレッドから去りました。
彼は見つかっていません。
中略
・事案251
スレ立てをした生徒は恐らく事案26と同様の部屋に辿り着きました。
しかし、掲示板の生徒たちが止めるにもかかわらず、徒花事案だと思われる巨大なイモムシに話しかけるなどの行為を繰り返しました。
彼女は身体の大きさを変えることができるというイモムシの守護するキノコを摂取し、脱出をする旨を書き残してスレッドから去っています。体が小さくなれば魔導端末は所持できないであろうことからの書き残しでした。
生存は絶望的だと思われましたが、この三十分後に廊下にボロボロのコート一枚だけを着た彼女が座り込んでいる姿が発見されました。
彼女へのインタビューによると、キノコで身体を小さく縮めることに成功し、ネズミ穴から無事脱出することができたものの、大きく戻す方法を忘れてきてしまったので途方にくれていた。
しかし大きな獣の耳のある男子生徒が通りがかり、大声で笑われながらキノコの欠片を渡されて摂取したところ身体の大きさを戻すことができたとのことでした。
しかし、身体の大きさの変換によって衣服が全て部屋に置き去りにされていたため、その男子生徒が着ていた古いコートを貸しだされた、というのが発見されるまでの顛末でした。
この男子生徒は特徴的なその獣の耳から「悪さをするオオカミ」だったのではないかと推測されていますが、当事者の彼女が猫耳の男の子だったと証言している為、真偽不明です。
獣の耳を持つ徒花事案が新たに発生したのではないか? と議論が進められています。