◯T-06-02 異穴のヒビ
・分類①恐怖
・分類②未知
・発生場所◇位置不特定
・危険度 ◇E
・詳細
学院内に現れることのある、空間に入ったような亀裂。空間に亀裂だけでなく、ガラスが割れたように小さな穴が空いていることも。
ヒビ、穴の向こう側は覗いても闇が広がっており、どのような状態になっているのかは不明。
最大で腕が通る程度の穴が観測されたことがあるが、腕を通してもほとんど影響はなく、無事に腕を抜くことが可能であった。
(腕を通している間になにかに触った。掴んだという報告はあるが、それがどのようなものだったかは不明)
ただし、穴の中になにか道具を落とした場合は取り戻すことができない。
稀にこの異穴のヒビの向こう側から不明な物体が転がり込んでくることがある。見たことのない存在や、使用用途が不明な道具などが大半であり、どこに繋がっているのかも不明である。
生物が穴を通った前例はない。
一説によると異世界に繋がっているのではないかとされている。
・補遺
この穴を発見した場合、すみやかに教員への報告を行なってください。
どこに繋がっているのかも不明なヒビ、そして穴です。いらないテストの答案用紙を破棄する目的などに利用するのは良くありません。やめましょう。
穴から出てきた物体にも無闇に手を触れてはなりません。
異穴のヒビから産出された不明な物体は、学科内の未確認物体愛好会、または未確認言語研究会にて様々な研究が行われます。興味のあるかたは愛好会、または研究会への入会届けを提出してください。
(※ 顧問としての権限を振りかざし、マニュアルに関係のない勧誘を書き込まないでください)
・事案1
ヒビがはじめて観測された日、驚いた生徒が空間に走ったヒビに頭をぶつけて負傷しました。しかし、それ以外の問題などは特に起こっていません。
・事案2
ヒビから不明な物体が現れました。
木製の人形のような存在ですが、球状の頭部らしきものと円柱状の胴体のみで構成されており、世界的に見ても類の存在しない形状をしています。
頭部らしき部位には中央に不気味な顔らしきものが描かれており、胴体部位には花柄が描かれており、服の模様を表しているのではないかと推定されていますが、用途は不明です。
中略
・事案24
ある生徒が錬金術授業の際に制作したクリスタル製の髑髏の形状をした魔力発光型ランプを落下、消失させました。ヒビの向こう側からの応答は今回も特にありませんでした。