NEW! C-01-127 白兎の従者
◯C-01-127 白兎の従者
・分類①変質
・分類②人型
・発生場所◇あらゆる文章の中
・危険度 ◇D
・詳細
文章であればどのような媒体の中にも出現する徒花事案。
他者が記入中のノート、文書、またはネット内の掲示板等に出現し、自身は白い兎の記者であると名乗り、インタビューを行う。
学院の秘密についての是非を問うなどのインタビューを行い、インタビューを受けた人間は軽度の精神汚染状態となり、学院に対する不安感などが必要以上に煽られる。
この徒花事案からのメッセージを魔導カメラなどで撮影した場合、一度目は口の存在しない二足歩行の白い兎のような存在が映し出され、二度目に閲覧した際には真っ黒な写真となってその姿は消失する。
兎は死に顔カメラを所持し、自身は真紅の貴婦人の権限の元にインタビューを行っていると証言しているため、消失した「悪さをするオオカミ」に代わって真紅の貴婦人より抜擢された従者なのではないかと推測されている。
・補遺
在校生の皆さんは彼女の正体を推測してはいけません。罪悪感を抱くと徒花事案につけ込まれる要因となります。
死者からのメッセージと称したり、死亡した生徒の代わりに手紙を書いた、などとうそぶいて、残された生徒の精神を揺さぶる悪質なメッセージを送ることがあると確認されました。
そのうちに「詳細欄」が更新されることでしょう。
ランクはまだ上がる可能性があります。気をつけて過ごしてください。
・事案1
生前の彼女を気にかけていた生徒に、突如手紙が届けられたことが発見のきっかけとなりました。
手紙の内容は罪悪感を煽るような悪質なものです。
当該生徒はしばらく精神的に落ち込んでいましたが、成績優秀者であるためすぐに復帰しています。
ある記者の遺書
聖ローズベル学院神聖魔法学科には学科生しか知らない重大な秘密がある。
それは、この学院の中では常に奇妙なルールに縛られ生活のためのマニュアルが存在し、ルールを守らないと命の危険があること。
そして、たとえ尊い命が散らされたとしても記憶洗浄儀式魔法によって最初から死んだ生徒はいなかったことにされることだ。
私はここに告発する。
私が生きてこの学院を出られるとは限らない。ゆえに私は日記の他に、こうしてデータを手放している。どこに届くかは私にも分からない。
どうか、どこかの誰かに届いてほしい。
そして、もし私が学院の卒業名簿に載らなかったのなら、知った誰かがこの学院を告発してくれることを願う。
私の名はブランカ。
ペンネームはホワイト・ラビット。
恐怖に抗った記者の名前だ。
どうか覚えていて。
NEW! U-10-108 異界への逃亡者
◯U-10-108 異界への逃亡者
・分類①固有
・分類②侵食
・発生場所◇異穴のヒビの向こう側
・危険度 ◇E
・詳細
本校生徒が徒花事案「異穴のヒビ」を利用し、「悪さをするオオカミ」(以降徒花事案報告ファイルに記載されている項目は「オオカミのない悪さ」に名称が変更される)とともに消失した。
存在がこの世界に不在であるため、危険度ランクはE。しかし、ランクが変動する可能性は存在するため、本書からは削除されない。
・補遺
残念な事ですが、もし戻ってきたとしても生徒としては扱うことができません。
悪さをするオオカミの変質については以下に記載します。
◯悪さをするオオカミの変更について
「徒花事案報告ファイル」の記載事項に変更があり、かつこの「異世界への逃亡者」へ関係するため、この補遺に該当文章を引用します。
>>徒花事案報告ファイル、元「悪さをするオオカミ」のページより引用
悪さをするオオカミは、悪さをする媒体となる人間体が異世界へと脱出したにもかかわらず、変わらず姿は不在のまま「悪さの結果」のみが現場に残されるようになった。
よって、オオカミが不在の状態で徒花事案として保たれているこの現象を「オオカミのない悪さ」として名称を改訂し、記載を本書に残留させることとする。
実体のない悪さと、実体の分離現象は前例がないためランクの変動は一定期間後に実施。
引用は以上です。
悪質なイタズラは変わらず残り、「覗き込む影」にも変更点がないため、日記類、書類の一部などが切り取られるなどの被害がいまだ出る可能性が存在します。注意をしてください。
また、「なんでも切れる剪定鋏」は実体である元悪さをするオオカミが所持したままこの世界から脱したと思われるため、保管所には不在です。
これらの大規模な変動を受け、神聖魔法学科では今後の徒花事案の変化、対処、管理の見直しについての会議が開かれることとなりました。
この記載は学院側から詳細についてのプリントが配布され次第削除されます。
※ いかなるプリント類よりも校内安全マニュアルの情報更新のほうが早いため、この場で先にお知らせが記載されました。