6時間目の授業は体育。なのだが、それは烏間先生の体育と言う名の暗殺訓練。内容はナイフ術や色々な技を教えるというものだ
烏間「八方向からナイフを正しく振れるように!どんな体勢でもバランスを崩さない」
まぁ経歴が経歴だからスパルタだ。俺は悪魔術師として現場入りしているからこれくらいはついて来られるが慣れてない他のみんなは大変だな
へ?殺せんせーはって?
殺せんせー『まず反復横跳びをやってみましょう!最初は基本の視覚分身から』
前原・岡島・杉野(出来るか!)
殺せんせー『慣れてきたらあやとりも入れてみましょう』
(あやとり上手っ!)
まぁこんな風に人間離れしてるんだわ…
前原「でも烏間先生…こんな訓練意味あるんすか?しかも、
烏間「勉強も暗殺も同じことだ。基礎は身につければつける程役に立つ。そうだな……磯貝君、前原君そのナイフを俺に当ててみろ」
磯貝「え、いいんですか?」
烏間「そのナイフなら人間には害は無い。擦りでもすれば今日の授業は終わりだ」
磯貝「えーっと、そんじゃあ」
磯貝と前原は2人がかりで攻撃するが烏間先生はそれを軽々と避ける
烏間「この様に、多少の心得があれば素人2人のナイフ位は俺でも捌ける」
そしてそのまま受け流される様に2人がひっくり返される
烏間「俺に当たらない様ではマッハ20のタコに当たる確率の低さが分かるだろう」
しれっと殺せんせーは大阪城を砂場に造って着替えた上で茶まで立てている!
烏間「次に千本木くん。いつでもいいぞ」
界人「はい」
倉橋「界人くん頑張ってー!」
界人「おう!」
ナイフか…
烏間(サバイブ裏のエース…何処までの実力か」
界人「行きますよ」
そして俺は速攻でケリを付ける為に高速で接近して仕掛ける
烏間(速い!接近から隙のない攻撃とそこから繰り出される第二撃と第三撃!)
前原「すげぇ…あの烏間先生とまともにやり合ってる」
烏間「だが甘い!」
界人「うおっ!?」
そしてそのままいなされてしまって派手に転げる
烏間「大丈夫か!すまない、少し力を入れ過ぎてしまった。怪我は無いか?」
界人「あー、平気です。痛みには強い方なので」
その時
「あれ?渚くんじゃん。久しぶり〜」
渚「カルマくん!」
そこに現れたのは赤髪をした椚ヶ丘の制服を来た同年代の子だった
カルマ「へぇー、あれが噂の殺せんせー?すっげ、本当にタコみたいだ」
殺せんせー「赤羽カルマくん。ですね?今日から停学明けと聞いていましたが…初日から遅刻とは感心しませんね」
カルマ「はははっ、どうにも生活リズムが戻らなくてね。下の名前で気安く呼んでよ。取り敢えずよろしく」
殺せんせー「ええ、こちらこそ…」
ブチッ…
殺せんせー「ぬっ!?」
カルマ「へへっ!」
殺せんせーの触手が…破壊された。その直後カルマが袖に隠していたナイフで攻撃する
カルマ「へぇ…本当に効くんコレ…細かく切ってはっつけてみたんだけど。けどさぁ…先生、こんな単純な手に引っ掛かるなんて、しかもこんな所まで飛び退くなんて意外とビビりなんだね。あれー?」
カルマ「もしかして先生って意外とチョロい人?」
ここに来て初めてみたな…殺せんせーにダメージを与えた人を…
界人「なぁ、カルマってどんな奴なんだ?」
渚「うん…一年二年が同じクラスだったんだけど、2年の時に続け様に暴力沙汰で停学になって、このE組にはそんな生徒も送られるんだ。でもこの教室なら優等生かもしれない」
カエデ「どういう事?」
界人「だろうな、あの手の武器の扱いや騙し討ちは今の教室なら群を抜いているな」
渚(界人くん…カルマくんの特徴をあの短時間で全部見抜いている…)
カルマ(逃げないでよ殺せんせー、殺されるってどんな事か教えてあげるよ)
そして6時間目の小テストの時間、まぁ殺せんせーは案の定さっきのカルマの騙し討ちが効いたのかずっと壁パンしている
三村「さっきから何やってんだ殺せんせー…」
矢田「さぁ…壁パンじゃない?」
界人「絶対さっきのが効いてむかついてんだろ…」
前原「触手が柔らかいから壁に全然ダメージ伝わってないな」
岡野「あーもう!ブニョンブニョンうるさいよ!小テスト中でしょ!」
真っ先に殺せんせーに文句を言ったのは女子の中でも運動神経が抜群の岡野さんだった
寺坂「よぉいきなりあの怪物怒らせちまって大丈夫か?」
吉田「どうなっても知らねぇぞー?」
カルマ「殺されかけたら怒るのは当然じゃん寺坂。しくじって本気で怒らせた誰かの時と違ってさ」
寺坂「ああ?!なんだと!」
殺せんせー「こらそこ!テスト中に大きな音を立てない!」
いやあんたの触手の音も大概だぞ?
カルマ「ごめんごめん殺せんせー。俺もう終わったからさ、ジェラート食って静かにしてるわ」
殺せんせー「ダメですよ授業中にそんなもの…ん?そ、それは先生が昨日イタリアに行って買ったやつ!」
いやお前のかよ…
殺せんせー「溶けない様に寒い成層圏を通って帰ってきたのに!」
カルマ「で、どうするの?殴る?」
殺せんせー「殴りません。残りを先生が舐めます。そうペロペロと…」
バンッ!
殺せんせー(っ!対先生BB弾っ!)
カルマ「はははっ!まーた引っかかった。俺は何度でもこう言う手使うよ。授業の邪魔とか関係ないし、それが嫌なら俺でも他の誰かを殺せばいい。でもその瞬間…もう誰もあんたの事を先生とは呼んでくれない。ただの人殺しのモンスターさ。はいテスト。多分全問正解、じゃあね殺せんせー」
そしてカルマは教室を去って行った
渚(カルマくんは頭の回転がすごく早い。今もそうだ…多分殺せんせーとギリギリの賭け引きをしてるんだ)
界人「………」
三村「どうしたんだ?」
界人「いや、何でもない」
赤羽カルマ…あいつの内側に宿っているのは怨念とかそういうものじゃない。失望による恨み…いや、それによる憎悪や虚無感情だ
界人「(やれやれ…仕事柄こういうのには感づきやすいんだよな)あ、先生、俺もテスト終わりました」
殺せんせー「にゅや。では早速採点を…素晴らしい!97点!ですが最終問題でのケアレスミスが目立ちますね。次は見直しも十分にしてから提出しましょう」
界人「はははっ(流石に悪魔術で知識上昇なんてコスイ手は使いたくないからな…)」
次回
先生の時間