殺せんせー「赤羽カルマ…頭が良く手強い生徒だが彼の言う通り、教師を続けるには殺す事も傷付ける事も許されない」
殺せんせー「……さぁて、どう片づけますかねぇ」
そして翌日
殺せんせー「おはようございます。皆さん」
だがクラスの雰囲気は何やら気まずいようなものだった
殺せんせー「おや?どうしましたか皆さん」
それは何故か教卓上に殺されていたタコが串刺しになっていたからだ。無論それをやったのは…
カルマ「あ、ごっめーん!殺せんせーと間違えて殺しちゃったw捨てとくから持ってきてよ」
界人(おいおい、ここまで煽るんかよこいつは…)
殺せんせー「……分かりました」
カルマ(来いよ殺せんせー、身体を殺すのは別に今じゃなくてもいい。まずはじわじわ…心から殺してやるよ)
殺せんせーはタコを持ってカルマの元へ寄ってくる、だが!!
ギュルルルルルルル!!!
「「!?」」
殺せんせー「見せてあげましょう。このドリル触手の威力と自衛隊から奪っておいたミサイルの威力を」
いやなんつーもん奪ってんだあんたは
殺せんせー「先生は、暗殺者を決して無事では帰さない」
ヒュッ!
カルマ「!!アッつ!!」
殺せんせー「その顔色では朝食を食べていないようですね。だからマッハでたこ焼きを作りました、これを食べれば健康優良児に近づけますね」
殺せんせー「先生はねカルマ君、手入れをするのです。錆びて鈍った暗殺者の刃を…今日一日本気で殺しに来るがいい。その度に先生は君を手入れする…その度に君をピカピカに磨いてあげよう」
カルマ(へぇ…面白そうじゃん!)
1時間目、数学
殺せんせー「どうしても数字が余ってしまう!そんな割り切れないお悩みを持つそこのあなた!でも大丈夫、ピッタリの方法を用意しました」
殺せんせーの授業は本当に分かりやすい!悪魔術師育成校の授業は普通過ぎるからな。だが……
カルマ「ああカルマ君、銃を抜いて撃つまでが遅すぎますよ。暇だったのでネイルアートを入れておきました」
あら可愛い
そして2時間目!家庭科
殺せんせー「不破さんの班は出来ましたか?」
不破「うーん…どうだろ。なんか味がトゲトゲしてんだよね〜」
カルマ「へぇじゃあ作り直したら?一回捨ててさ」
その時カルマがナイフを抜いて仕掛ける!しかし…
殺せんせー「エプロンを忘れてますよカルマ君。ああスープならご心配なく、全部空中でスポイトで吸っておきました。ついでに砂糖も加えてね」
不破「あ!マイルドになってる!」
あー…こりゃあカルマにとって屈辱的だろうな
それに渚から聞いたが殺せんせーはちょいちょいドジ踏んで慌てた時の反応速度は人並みに落ちるらしい。だが…警戒度マックスの先生の前では……
殺せんせー「………赤蛙はまた失敗して戻ってきた、私はそろそろ退屈し始めていた」
どんなに騙し討ちや不意打ちに長けていても無理ゲー以上のそれだ
〜〜〜〜
界人「さーってと……ここら辺から大きく歪んだ魔力を感じるな」
カルマ…成績優秀で問題行動も多かったが先生からは味方されていた
界人「だがE組の生徒をA組の生徒から守っただけで裏切られ、
ん?あそこにいるのってカルマか?それに殺せんせーや渚も…いや待てよ、あいつまさかと思うが!
カルマ「先生ってさ…命をかけて生徒を守ってくれる人?」
殺せんせー「勿論、先生ですから」
カルマ「そっか…なら殺せるよ。確実…に、ね」
そしてカルマは何と崖から飛び降りたのだ!
界人「あいつ!何してんだよ!ん、あれはまさか…!」
丁度カルマの真下の地面から黒い禍々しいモヤが現れる。その時…!
「アァ…ニクイ…センセェ、死んでよ…シンデヨォー〜!!」
界人「怨念系と寄生系の複合悪魔か!(寄生系は一定まで成熟しきったら宿主を喰らうことで完成体になる)ここでは対魔武器は使えない…んじゃ、素手で終わらせるか!」
ドゴォ!!
悪魔「アギャアーーー!!!」
俺は高速で悪魔に接近し、拳の連撃を叩き込む
界人「悪魔よ、その怨みを抱き滅却せよ」
界人「断魔滅却!」
ズドォンッ!!!
そして渾身の飛び蹴りで悪魔を岩壁に叩きつけた
悪魔「あ…ぎゃ…ニ、ニクイヨォ…センセェ…ナン…デ」ボロッ
そして悪魔は塵となって消えて行った
界人「さて、こっちは終わったな…あっちも解決したみたいだしな」
カルマの方は俺が悪魔の討伐の最中に殺せんせーが触手で助けていた
殺せんせー「カルマ君、自らを使った計算ずくの暗殺お見事です。音速で助けなければ君の肉体は耐えられない、かといってゆっくり助ければその間に撃たれる、そこで先生…ちょっとネバネバしてみました」
……何でもありかよ
殺せんせー「ああちなみに先生には見捨てるという選択肢は先生には無い、いつでも信じて飛び降りて下さい」
はっ…こりゃダメだ、死なないし殺せない…少なくとも先生としては…ね
界人「おーい大丈夫か?」
殺せんせー「おや界人くん、ええこの通り」
渚「カルマ君平然と無茶したね…」
カルマ「別にぃ?今のが考えてた限りじゃ一番殺せると思ったんだけどこれじゃ少しは大人しくして計画の練り直しかな」
界人「カルマ、どうだ?お前にとって殺せんせーって先生は」
カルマ「………少なくとも"先生"としては殺さないね」
界人「そうか」
あの悪魔はカルマの先生という概念に対する恨みや憎悪から生まれたって所か
カルマ「でも…殺すよ、明日にでも」
殺せんせー(健康的で爽やかな殺意、もう手入れの必要は無さそうですね)
カルマ「帰ろうぜ渚君、界人。帰りメシでも食ってこーよ」
殺せんせー「ちょッ!それ先生の財布!?」
カルマ「教員室に無防備に置いとくなんて盗んでくださいって言ってる様なものだよ〜」
界人「やれやれ…」
渚「ねぇ界人くん」
界人「どうしたんだ?」
渚「界人くんはどうしてこの暗殺教室に来たの?」
界人「…ッ」
やっぱり聞いてくる人はいたか
界人「色々とあるんだよ、まぁ…時が来たら教えてやってもいいかな」
その時が来たらな
こうしてカルマ君の手入れという暗殺教室の一日が終わった
そしてその日の夜…
殺せんせー「これは…」
殺せんせーは今日の昼に界人が悪魔を倒した時に出来た岩壁のクレーターをみていた
殺せんせー「彼が来たタイミングを考えればこれを彼が…千本木界人くん、君は一体…」
次回
荷解きの時間