親のせいで死ねないんだがw 作:匿名でぇす!!
なお巻き込まれないとは言っていない
「動くな!!もう終わりだ、おとなしくしろ!」
「...これで追い詰めたつもりか?」
都市から遠く離れて山の中、そこに3人の影があった。
1人は崖に追い詰められているように見える男、もう1人は追い詰めているように見える女、そしてもう1人は川で洗濯をしている男。
なお、崖上に居る2人は下の男に気がついていないし、下の洗濯男も上の2人に気がついていない。
「なんで世界を壊そうとするんだ!」
「お前には、聞こえないのか?この世界の歪さによって軋む世界が?」
男は、両手を広げ空を見上げる。
「お前は、現実を見ていないだけだ。この世界は、歪で醜くて気持ち悪い。だから一度全てを真っさらにするだけだ!!」
「やめ...!」
男が身体中に力を入れるような素振りを見せると突如として地面が揺れ始める。
「いや、違う!これは空気が揺れてる!?」
「そうだ、俺は空気...厳密に言えば窒素を操ることができる!例えばお前の周りの酸素濃度さえもな!」
「がっ....かふゅ...!?」
男の異能により女は息が苦しそうに悶える。
このままではまずいと感じたのか女は、自分の足元を全力で踏みつける。
「うおぉ!?」
「かはっ...はぁ、はぁ...」
女が踏みつけた場所が蜘蛛の巣状に破壊され、場所が悪かったせいか崖が崩れる。
「お前は絶対にこの私が捕まえる...!」
「やってみろ!加藤リョウ!」
「うるせ....崖がぁぁぁ!!??」
死ぬぅーー!あ、内臓破裂した。
「ゴフッ...折角洗濯が終わりそうだったのに...って、あ"あ"あ"あ"!?」
俺の荷物がぁ!?...終わった、金とかも入ってたのに。
くそが!一体誰の仕業なんだよ!
「どうした!?もう終わりかぁ!?」
「うるさい!そっちこそ逃げるな!」
...絶対アイツらのせいだな。ていうかアイツらいつのまに湧いて出てきたんだ?
まぁいっか、過ぎたことはしょうがないし内臓が治るまで観戦すとこ。
おぉ!女の拳が鳩尾に...ありゃ?なんか空気の層みたいなので防がれたな、ていうか空飛んでる方法も空気の層みたいなのを踏んで空中歩行してんな。
女の方は、完全にフィジカルで空を飛んでる。何を言ってるかわかんねぇと思うが俺も何言ってるのかわかんねぇ。
ていうか、男の方は異能みたいなので空中歩行してるってわかるけど女の方は、なんも無い空中を蹴って移動してんぞ。
お、男の方が空中戦やめて降りた。多分空を飛ぶために異能を使うより地上に降りて戦った方が勝率があるって判断したのか?
でも女の方は、空中で3次元戦闘してたゴリ...オラウータンだぞ。
なんか弱点でも見つけたのか?
ちなみに俺は瓦礫の隙間から見えてるだけなので向こうからは見えてないとってあああぁぁぁぁ!?叫んでばっかあああぁぁぁ!!?
「待て、誰か叫んでいなかったか」
「そんな罠には引っかからないぞ!」
はい、下半身が潰れました。
女が地面を掴んで地面を抜き取って地面を投げました。そして地面に埋もれてる俺に投げられた地面がぶつかり地面に下半身が潰されました。これがゲシュタルト崩壊....!?
と、馬鹿な方を考えているが潰された下半身から血液が流れていくせいで意識が朦朧としてきた。
あ、なんか、女の、方が、苦しそうに、もがいて、あ、倒れ...
「おい、リョウ!大丈夫か!?」
「うぅん...」
「良かった...命に別状は無いみたいね、タケルは上に連絡してくれる?」
「あぁ、任せろ」
男女の2人組が倒れていた女に近づき安否を確認する。
倒れていた方は、命に別状はなく胸が上下に動いていた。
「...あれ?リカ?なんで?」
「あなたの壊れたGPSを頼りにここまできたの!全く、無茶して!このおバカ!」
「あいたっ!一応私怪我人なんだけど!?」
「そんなに騒げるなら大丈夫ですぅ!私たちがどんだけ心配したことか!ルナさんや先輩たちも心配してましてよ!」
「うぅ...ご、ごめんなさい...」
「謝罪はあとで聞きます!はい、行きますよ!」
「はーい...」
倒れていた女は、もう1人に肩を貸してもらい立ち上がり本部へと帰っていた。
その後ろ姿は、なんとも中良さげであった。
「え?俺は?」