Gジェネレーションズ ギレンの野望    作:公家麻呂

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20 ソロモン攻防戦 中編

 

21日~22日

地上から多数の連邦の艦艇が打ち上げられ、月面もザフトのローレンツクレーターやジオンの月拠点への小競り合いが増え慌ただしくなる。

ルナツーには地上から打ち上げられた艦艇も集結し、ルウム戦役の頃を超える戦力が集結していた。その中には連邦の切り札とも言えるソーラ・システムと核弾頭を搭載したピースメーカー隊が含まれていた。

ジオンを含む各サイドの警戒感は最大値まで引き上げられた。

ソロモンでは打って出て迎撃することすら検討され始めた。

連邦の進路上に存在するサイド1、サイド4は日々、戦うか恭順かが議論された。

 

ルウム革命政府も連邦のソーラ・システムの事は把握しており、ボアズ陥落にてニュートロンジャマーキャンセラーの存在が察知されたことを契機に総力戦体制に移行。

ソーラ・レイの建造が急がれた。ジオンとルウムの共同開発であったソーラ・レイであるがその開発はジオンよりもルウムが積極的であった。

ソーラ・レイにはルウム案のコヒーレント光システムを導入し宇宙からでも地球を直接砲撃可能なほどの威力を誇る。また、完成が急がれたためルウム案の真空管型レーザー発振器を多数設置するタイプではなくジオン案の内部をアルミニウムで鏡面化させ、人工太陽のシステムを利用した電界発生装置が設置された使い捨て案を採用した。

 

また、共栄圏会議において「ジオンは同胞を見捨てない!!」と宣言しソロモンをL5のサイド1、サイド4の前に移動させることを決定した。

 

ボアズとソロモン移転場所は同じL5であったがボアズが地球側の内環部なのに対しL5外環部に設置される形となった。ある意味、ボアズの連邦軍もある程度引き受ける意思表示でありジオンはザフトに対しても明確に共闘を視野に入れた動きであった。

 

急な出来事であったがドズルは急造のエンジンと要塞の全艦艇を動員し要塞を移動させた。

また、ソロモンへの増援艦隊の中にザビ家の姫君であるノーマ・ザビが乗艦していることが知られることとなり、ジオンはスペースノイドの庇護者の立場を示した。

 

 

この行動によって、世論が「こんな子供に戦わせて俺たちはどうするんだ!」と言った方向に民意が傾き経済面での連携のみだったサイド4ムーアがついに今次大戦へ非公式ながら参戦を決意。ムーア防衛隊から戦力を抽出し義勇軍ムーア同胞団を結成、コロンブス級補給艦を2つ重ねたような形状のコロンブス級双胴空母ビーハイブを旗艦とした艦隊をソロモンへ派遣する旨を発表した。派遣軍の編成は、コロンブス級双胴空母1隻、アンティータム級補助空母に酷似したコロンブス級改装空母補給艦5隻、マルセイユ三世級改装工作輸送艦6隻、レパント級フリゲート8隻、バラクーダ級砲艦6隻である。

 

また、サイド1もガガウル級駆逐艦4隻、バラクーダ級砲艦3隻、特設砲艦4隻、パプワ級補給艦2隻、特設MS運搬母艦1隻、特設MP母艦5隻、特設突撃艇母艦1隻、特設敷設艦2隻、特設工作艦1隻、特設輸送補給艦4隻を派遣した。

特設艦とは民間船を徴用し、軍属の艦艇としたものである。

 

これらの同盟サイドからの援軍はア・バオア・クーからの援軍であるノーマ艦隊と合流してからソロモンへ向かう予定である。

また、サイド1、サイド4からは物資支援の官民合同輸送船団が引っ切り無しに行き来することとなる。

 

この頃月面のグラナダのマスドライバー基地が連邦特殊部隊ファントムスイープ隊の攻撃を受けるが同基地を守備するインビジブル・ナイツによって防がれる。

 

また、連邦軍のジオン支配領域北米東沿岸地域への侵攻が予想され欧州方面軍、アフリカ方面軍から援軍が派遣されることになる。

 

 

 

 

 

23日

ボアズが陥落する。核の乱れ撃ちによって…。

L5まで移動させたられたソロモン要塞。

サイド1、サイド4より輸送艦や補給艦が頻繁に行き来し始める。

両サイドからは補給物資は勿論、衛星ミサイルや防衛用戦闘人工衛星が提供されている。

ザクFZマインレイヤーや敷設艦が機雷や防衛用戦闘人工衛星を敷設配備していく。

ルウム革命政府は革命軍をサイド5防衛のために展開、ソロモンへの援軍部隊を編成し始める。

 

24日

ルナツーに集結した連邦軍は2つに分かれた。

一つはジャミトフ・ハイマン中将を総大将としたプラント侵攻軍。こちらはすでにザフトの要塞ボアズを落としている。

そして、もう一つはマクファティ・ティアンム大将率いるソロモンへ向けて動き出したジオン侵攻軍である。

 

ニュートロンジャマーキャンセラーを手に入れたムルタ・アズラエルは手始めにルナツーに保管していた核弾頭にニュートロンジャマーキャンセラーを組み込み核を解禁した。

その核はプラント侵攻艦隊が持ち出しザフトのボアズへと使われ連邦勝利へと導いた。

 

幸いなことに南極条約は機能しており、核弾頭はジオンに向けられることはなかった。

しかし、ティアンム率いる大艦隊がソロモンに迫っていることは紛れもない事実なのであったが、さらにはソーラ・システムを展開護衛しているコーウェン艦隊がいることも追記する。

ソロモン攻防戦に投入された戦力は以下のとおりである。

連邦軍、ジオン侵攻軍の編成は第2艦隊マクファティ・ティンアム大将、第3艦隊ジョン・コーウェン中将、第4艦隊グリーン・ワイアット大将、第11艦隊ヴォルフガング・ワッケイン少将。

マゼラン級戦艦18隻、アオヤギ級戦艦10隻、アガメムノン級宇宙母艦5隻、ペガサス級強襲揚陸艦1隻、準ペガサス級強襲揚陸艦3隻、トラファルガ級全通甲板型支援巡洋艦3隻、ノースポール級宇宙空母4隻、サラミス級巡洋艦60隻、ネルソン級巡洋艦40隻、ドレイク級駆逐艦60隻、レパント級ミサイルフリゲート10隻、アンティータム級補助空母12隻、ピサロ級機動輸送艦5隻、フジ級輸送艦5隻、コロンブス級輸送艦20隻、コーネリアス級補給艦15隻、マルセイユ級輸送艦10隻、コロンブス級改装三胴砲艦1隻。連邦側投入MS4000機以上、MA500機以上、パブリク型突撃艇他300艇以上、コア・ブースターやセイバーフィッシュ等宇宙戦闘機2000機以上であり、戦術兵器としてソーラ・システムを所持している。

 

対するジオン軍はドズル艦隊及びソロモン要塞守備隊であり、以下の陣容である。

グワジン級大型戦艦2隻、ザンジバル級機動巡洋艦8隻、チベ級ティベ型高速重巡洋艦3隻、チベ級高速重巡洋艦18隻、ムサイ後期型軽巡洋艦17隻、ムサイ前期型軽巡洋艦70隻、ガガウル級駆逐艦8隻、ドロス級大型宇宙空母2隻、ヴァルキリー級装甲空母6隻、ヤップ級大型輸送艦3隻、パゾク級補給輸送艦32隻、パプワ級補給艦38隻。ジオン側投入MS3500機以上、MA100機以上、MP200機以上、ジッコ型突撃艇70艇以上、ガトル型宇宙戦闘機他300機以上、衛星ミサイル1000発以上、防衛用戦闘人工衛星100基以上。  

 

また、増援としては以下の通りである。

グラナダ派遣艦隊(シャア艦隊)

鹵獲強襲揚陸艦ソドン1隻、ザンジバル級機動巡洋艦1隻、チベ級高速重巡洋艦2隻、ムサイ・ファルメル級1隻、ムサイ後期型3隻、ムサイ前期型6隻、ガガウル級駆逐艦2隻、パゾク級補給輸送艦6隻、パプワ級補給艦4隻。

射出機能を持たない輸送艦にも搭載しているためMS300機以上、MA20機以上、ジッコ型突撃艇20隻の兵力がおり、大佐とは言え艦隊指揮経験のないシャアに与えられた兵力としては相当な兵力でもあった。

 

ア・バオア・クー及び本国増援艦隊(ノーマ艦隊)

グワジン級大型戦艦1隻、チベ級ティベ型高速重巡洋艦5隻、チベ級高速重巡洋艦4隻、ズワール級高速巡洋艦2隻、ザンジバル級機動巡洋艦1隻、ムサイ・ジークフリート級軽巡洋艦4隻、ムサイ後期型軽巡洋艦10隻、ムサイ前期型4隻、ヤップ級大型輸送艦2隻、パゾク級補給輸送艦12隻、パプワ級補給艦8隻、ヨーツンヘイム級支援艦5隻。

こちらもMS600機以上MA70機以上、ジッコ型突撃艇25隻、ガトル型宇宙戦闘機他50機以上のこちらも負けず劣らずの相当数の兵力であった。

 

ノーマ率いる艦隊は副司令官にエギーユ・デラーズ大佐、MS部隊隊長にエリック・マンスフィールド大佐以下本国親衛隊士官らが固め、ア・バオア・クーにてギレン派のNT部隊と一部ア・バオア・クー防衛部隊と合流。また、ア・バオア・クー近郊にて本国に召還途上のギニアス・サハリン技術少将をノーマの権限で合流させた。

 

 

 

 

 

 

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