個性【錠剤】で個性の薬をつくりながらヒーローになるアカデミア 作:黒鉄 玲
雄英高校。それは倍率300倍と言われるくらいの超難関校。
俺の名は
そんな俺は今現在、雄英高校にいる。こんな俺でもヒーローになれるのかなという、記念受験のつもりで今ここにいる。
筆記試験が終わり、それぞれの会場に着き、説明を聞いた俺たち受験生はそれぞれジャージやらタンクトップや動きやすい服装に着替える。その後は各自体操したり緊張をほぐしたり様々だ。
さて、俺もそろそろ用意しますか。俺はポケットから錠剤を出し、先に飲んでおく。準備完了だ。
そして放送マイクからスタートの合図が鳴り響く。周りは固まる人が多い中、俺は迷わず前に向かって走っていく。やっぱり
今回使用した錠剤の個性は【俊足】。その名の通りに足が速くなる個性。
たったそれだけだが、リミットが1時間と、長く使えるので、俺の中では高く評価している。
さて、ものの数秒で敵であるロボットの前まで来る。
『ナ⁉︎イツノマニ……』
俺は何も言わずに錠剤を飲み、また別の個性を発現させる。
ロボットの頭に触り手のひらに意識を集中する。すると手のひらからバチバチッと音がしたのち、ロボットがショートする。思っていた以上に弱い。使用したのは【伝雷】。手のひらから電気を出す個性。これはリミットが10分なので、薬の効果が切れる前に次の敵ロボットを倒しておきたい。一応何個か予備はあるが、まだ切らしたくないという事もある。そうやって思考を動かしつつ、また次の敵ロボットのところに向かって走り出した。
さて、【伝雷】の個性が切れた。ここまでで倒した敵ロボットは、ざっと18体か。思った以上に数が少ない。どうしたものか。
「いっそ拳で全て解決するか」
敵を見つけ、薬を飲む。そして思いっきり敵ロボットを殴る。敵ロボットが建物を貫通して吹っ飛ばされる。吹っ飛ばされた先にある敵ロボットは完全に大破しており、腰から上がなくなっていた。
今回使ったのは【剛拳】。腕の筋力がめちゃくちゃ上がる。リミットは30分。つまり今の俺は足と腕の筋力がえげつないほどに高くなっている。やはり使いやすさは身体強化系の個性だな。
さ、狩りの続きだ。
残り5分。それまでに狩った数、合計50体前後。そこそこ狩れたな。
まあ、これ以上狩る必要はないか。
「見ろよ、なんだあれ⁉︎」
「なんだアイツ⁉︎」
ん?なんか受験生が逃げ惑っているな。受験生が逃げてきた方向を見ると、そこには巨大ロボットがいた。建物を軽く超すくらいの。
「すげぇ金かけてんなぁ」
んじゃ、いっちょ行ってみますか。
〜移動中〜
さて、着いたはいいものの、結構荒れてるな。これでは怪我人がいたとしても気づかない。だが俺には索敵用の個性を持っている。薬を飲み込み、能力を使う。使う個性は【
「大丈夫か?」
『え⁉︎私のこと見えるの?』
あ?どういう意味だ?というかコイツ女だったのか。
「どういう意味だ?」
『あ、いやなんでもない……です。ってそれより巨大ロボットは⁉︎』
あ、忘れてた。確かにここで暴れられたら厄介極まりない。
「ちょっと待っててくれ」
薬を飲み、個性を使う。暴れる巨大ロボットの足に触れる。すると、ロボットの動きがピタリと静止し、動きを止める。
『嘘……⁉︎さっきまで暴れてたロボットが、止まった……』
「逃げるんなら早く逃げてくれ」
『わ、わかった。でも、あなたはどうするの?』
「どうせ後3分くらいしかないんだ。すでに俺はポイントはたんまり取っている。俺はここに残るよ」
『そうなんだ。じゃあね。君が受かること、願ってるよ』
「ああ、じゃあな」
そう言ってその受験生は駆け出していく。【
あたりに終了の合図が鳴り響く。こうして俺は雄英高校の受験が終えた。
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