ラブライブ!×仮面ライダー『インフィニティ マルチバース ワールド』 作:栗助
マグナムシューターからの弾丸は近寄る敵を、特に装甲が弱いと見られる怪人達を狙って一掃し続ける
寸分なく正確な銃撃は彼らの急所を撃ち抜き、一撃毎に怪物達を爆散させていく
更にギーツが伴ってきたシフトカー達、それらは数多の戦闘員達の風穴を開けていた、そしてその穴には灰色の道路が通っていた。
彼らはギーツがたった一人で戦っている故にどうしても出来てしまう隙を埋めるためにそれぞれ敵を倒す事に全力を注いでいるようだ…少しでも壁を攻撃させないために
だがそこにシングルナンバーのロイミュード達がギーツに襲いかかると…他の量産怪物達は壁を破壊しようとする。
その壁に攻撃した瞬間、怪物達はスカイウォールに触れたものを破壊する赤いバリア…否、白いバリアによって破壊された。
だがそれはあくまでも知性がない怪物達のみ、ある程度の知性があり、命令に従える怪物達は速やかに遠距離攻撃を開始する
その攻撃は霧散していく、だが着実にその余波で少しずつ、少しずつ傷ついてく
「ヒャオッ、ヒャッハァァ」
詩島剛がするわけのないカンフーのような蹴りがギーツを襲う、ギーツはマグナムシューターの持ち手の所で上に弾いたり、下に振り落とし、銃撃によるカウンターを放つ
だがその銃撃はドライブによって受け止められる、と同時に
《スピ・スピ・スピード!!》
加速による攻撃が始まる。
《BOOST TIME!!》
こちらも加速、それによる速度の戦いが幕を開ける。
ドライブの徒手による攻撃をギーツは的確に動きながら弾いていく
《ズーッと、マッハ!!》
ドライバーによる加速でマッハも乱入してくる。それでも捌き続ける
「流石この世界において辛抱強く残っている『仮面ライダー』の一人、2人がかりでも対抗出来るとはな」
「俺と彼女達はお前達と違って『心』が残ってるんだよ、『心』が紛い物であるお前達が何人来ようとも負ける気はない!!」
《MAGNUM・STRIKE》
その瞬間、手にマグナム型のエネルギーが展開される。そしてそれと同時に拳骨をドライブに向けて当てると同時にマグナム型のエネルギーから拳の銃撃がドライブに炸裂する。
《ヒッサツ!!フルスロットルゥ!!マッハ!!》
吹っ飛んでいくドライブ、だがそこにキックマッハーが飛来する。必殺技が終わったタイミングで喰らわせてきた、その瞬間
《REVOLVE ON》
宙返り、フォームチェンジの防御を利用し弾き飛びながら防御、そして超スピードが解除される。
《チューン……チェイサースパイダー……チェイサーバット……チェイサーコブラ……》
超魔進チェイサーがブレイクガンナーに別のバイラルカーを装填していた
「トリプルチューン」
無機質な声で発動される破壊光線
《BOOST TACTICAL BLAST》
ブーストバックルをマグナムシューターに装填、大きな加速する火の玉となって破壊光線を中和する。その煙が晴れた瞬間に
《ヒッサーツ!!》
「くっ…!!」
4つの巨大なタイヤがギーツを挟み込む
《フルスロットーーール!!スピード!!》
周りを動き回るトライドロン、そしてそれを足場にして蹴り…いや殴り掛かる、変身者の違いによる影響だろうか
拳が当たる瞬間
《BOOST GRAND VICTORY》
どうにかもがいてバックルをドライバーに戻してハンドルを2回捻る。その瞬間に全身が炎に包まれ、やがて手に炎が収束する。
燃える炎の拳が赤い拳に当たり、再び爆発が起きる。その間に距離を取り、体勢を整える。
だがその瞬間に再びライノスーパーバイラルコアを嵌めた超魔進チェイサーが襲いかかる。
《DUAL ON!!ZOMBIE…NINJA…!!》
その瞬間2つのバックルを即座に外し別のバックルを嵌め、姿を変化させる。
名は仮面ライダーギーツ、ゾンビニンジャフォーム
ニンジャデュアラーとゾンビブレイカーの二刀流で防御し、超進化態の攻撃をどうにか防ぎ切る。
《シグナルバイク!!マッハ!!》
《ユミーヤー!!タクサンユミーヤ!!》
だがその隙にマッハがゼンリンシューターにシグナルマッハを、バットバイラルコアをマッハドライバーに装填し左腕に魔進チェイサーが使うウィングスナイパーに酷似した弓を召喚、銃と弓による連続射撃を後ろから放ってくる。
《ポポンッ!!》
しかしそれも分身に対抗させる。そしてそのまま分身は
《POISON CHARGE》
《ROUND 1・2・3》
《FEVER》
《TACTICAL FINISH》
《TACTICAL BREAK》
銃撃と射撃を切り飛ばし、打たれ強いゾンビのボディで斬り飛ばせなかった攻撃を受け止めながらニンジャの瞬脚で接近、そのまま炎と毒による二刀流で斬り伏せる、マッハは素早く回避するが今度は即座にニンジャデュアラーから緑色の斬撃を放ちながらゾンビブレイカーを投げつける。
2つの刃は回避直後のマッハに炸裂、たまらず吹き飛んでいく
一方で超魔進チェイサーに対しても分身を2体差し向ける。
超魔進チェイサーは一瞬で2体を斬り伏せる。
だがギーツにはその一瞬さえあれば
《NINJA・ZOMBIE・STRIKE》
緑と紫が混じった風の脚による一撃が振り向いたチェイサーを蹴り飛ばしていく。
「お前は何度も俺達の同士と戦ったと聞いていたが…一体幾つ戦術を持っているんだ?同士から話を聞いて対策してもすぐ変えてくるとはな」
「買い被っているようだがこの組み合わせは初めてだし、今までも初めての戦い方をどうにかやってきただけだ…もう100年くらい戦ってきた経験があったなら良かったんだがな」
「そうか、天性の技量という訳か…」
そう言いながらドライブが襲いかかろうとした瞬間だった。
「そうか、ここが当たりだったという訳か」
そう言いギーツの傍に
黄色い瞳、黒いマント、そして白い装甲、ペンギンのような姿と見られても過言では無い姿
「エターナルか…担当エリアを離れてよかったのか?」
「悪いが俺はお前達とは違って、そこまで
この世界では
「ドライブ、マッハ、チェイサー、お前らはこの箱庭でも壊してろ、コイツは俺がやる」
「行かせるとでも?」
「ほう、面白い、俺を含めた4人を1人で止めるつもりか」
無謀をエターナルは嗤いながら問う
「逆に聞くが俺が諦めるとでも…本当に思っているのか?」
…そういいながら彼は今装填している二つのバックルを外す。同時にスパイダーフォンを取り出して
「…
と誰かに伝えると同時に
《SET》
ブーストマークⅡレイズバックル…彼の…今使える唯一の切り札を取り出してベルトに装填
そして…5つのブーストバックルが凄まじい力を彼に与える
《BOOST MARK Ⅱ》
超加速と超火力を得て、彼は死神達に立ち向かう。
それと同時に
【こんにちは!!南ことり…もとい、ミナリンスキーです!!次に歌うのは私と花陽ちゃんで『好きですが好きですか?』です!!私達二人が曲に込めた沢山の愛、皆に届くように歌うからぁ、聴いてくれないと…おやつにしちゃうぞ~!!という訳で、スタート!!】
四曲目がスタートした。
「ハァッ!!」
「なっ…!!」
「早っ」
「くっ…!!」
ギーツはまず3人を行動させる暇を与えず炎の拳で遥か彼方に拳で殴り飛ばす。そして即座にエターナルに向かい合い拳を振るう
…だが
《JOKER!!マキシマムドライブ!!》
「ぐあああああっ!?」
決して彼の手に渡ってはいけないはずだった切り札はギーツの超高速の攻撃さえも見切る力を与える。そのまま紫炎の拳によるクロスカウンターが炸裂し派手に吹き飛ぶギーツ
「俺の切り札の味はどうだ?」
殴った右手を振るいながらフィリップを護る存在だったはずの牙をマキシマムスロットに装填する。
《アームファング!!》
エターナルが右手首に武装するのは蒼炎の模様がある白き牙…アームファングを生やす
「そうくるか、だったらその牙を叩き壊してやる」
そういったギーツが取り出したのはマゼンタ色の小型バックル、それを空いているホップアップアセンブルに装填し再びスロットルレバーを捻る。
《DUAL ON!!BOOST MARK Ⅱ ARMED HAMMER》
ギーツの姿に変化はないが、手元にブーストマークⅡレイズバックルの効果で巨大化…ではなく豪火によって燃えているレイズハンマーが転送されていた。
《BOOST HAMMER STRIKE》
ハンマーレイズバックルの頭を押してハンドルを捻る、その瞬間レイズハンマーからすさまじい勢いのスラスターが展開されると同時に急加速、エターナルに殴り掛かる
それを斬り裂こうと牙を纏った右手を振るうがギーツは巧みにハンマーを振るう方向を変更し刃の平地に叩きつける。
攻撃に特化している武装が凄まじいブーストが掛けられているのだ。どんなに硬い刃でも脆い側面からの攻撃ならば壊すのは容易かった。
吹っ飛んでいく刃、そしてこれまた巧みにハンマーを振る軌道をコントロールし、頭上に叩きつけようとする。
だが
「甘いな」
破壊された瞬間、即座に
《FANG!!マキシマムドライブ!!》
マキシマムスロットを押していた…まるで破壊される事が分かっていたかのように
「なっ…!!」
右脚に生えるのはマキシマムセイバー、頭上を狙っていたせいでノーマークだった脚からの攻撃によって斬り裂かれてしまう。
「ぐううっ!!」
かなりのダメージを受けるがそれでも倒れるわけにはいかないと持ちこたえる
「まだまだ未熟のようだなぁ…サービスだ、次はお前の得意に合わせて踊ってやろう」
《ACCEL!!マキシマムドライブ!!》
加速する死神がギーツを絶望のゴールへと導くべく、駆け出す
《REVOLVE ON》
その加速について行く為に彼はハンマーと人の姿を捨て獣へと変える。
狐と化したギーツは加速するエターナルと激しく衝突し合う
2度、3度、4度、5度、衝突の衝撃で激しく風が吹き荒れる、大地が割れる
《REVOLVE ON》
果てしない互角の衝突の果てに元の姿に戻ったギーツは…限界を悟る、このまま睡魔に飲まれる前に
《BOOST・STRIKE!!》
燃え盛る4つの拳と狐の身体、豪火を宿しながらエターナルに向かって突き進んでいく
「地獄を、楽しみな!!」
《ETERNAL!!マキシマムドライブ!!》
対するは死神の刃による蒼炎の斬撃破
「はぁぁぁぁ…ハァッ!!」
豪火の拳は拮抗しながらも…どうにか斬撃を破壊しきる。だが
《CYCLONE!!マキシマムドライブ!!》
威力の減衰は免れない、そうなれば緑風による防御だけで十分であった
探偵達と共にあったはずの風が死神を護る為の風と化す
「くっ…くぁぁ!!」
風によって吹き飛ばされるギーツ、ダメージはないが完全に防がれてしまった。そして
「ま、だ………!!(ダメだ…意識…が…!!) 」
襲いかかる睡魔、抗おうとする気さえ失せていく、そして変身が勝手に解かれてしまった。
「俺を前に眠気まなこか、良いだろう、そのまま寝かせてやる」
永遠の眠りを与えるべく死神が刃を向けて迫り来る
シフトカー達は慌てて助けに行こうとするがエターナルの刃の前では弾かれるのが定めであり、次々と地面に横たわっていく
その結果、この場で彼を助ける者は…いなくなってしまった。