ラブライブ!×仮面ライダー『インフィニティ マルチバース ワールド』   作:栗助

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投下します。今日は短めです。


プロローグ…世界の融合、そして埋もれた可能性⑤   スカイウォールの城壁

エターナルエッジによる剣戟がレジェンドのゴージャスを傷つけんと迫る。

レジェンドはそれを的確な手捌きでいなし続ける。

その手捌きを見た者はその動きに美しさを感じるだろう

その的確ないなしにも終わりは訪れる。腕を掴みとると同時に引き寄せ、掌底を食らわせようとする。

エターナルはそれを受け止めると同時に頭突きの為に頭部を近づける、レジェンドはそれに⋯応じる事はしない

 

「カグヤ様のゴージャスを知るがいい!!」

 

突如大声を上げるレジェンド⋯怯ませる為にやったのではない

 

「くっ!!」

 

それは目の前のエターナルの装甲が爆発している姿が証明している。

 

レジェンドはマスクの機能であるゴージャスボイスにより、高周波の弾丸を放てるのだ。

 

怯んだエターナルにレジェンドはレジェンドライドマグナムとレジェンドカメンライザーを取り出し、二丁の銃でエターナルを蜂の巣にする。

 

それで後退するエターナルだがレジェンドは更なる追い討ちをかける

 

《BUILD RIDER LEGEND ATTACK RIDE!!》

 

「貴様以上の蒼炎を使いこなすライダーの力を受けてみろ」

 

《FI FI FI FINISH!》

 

装填したのは仮面ライダークローズのケミーカード

 

蒼炎の銃弾が輝く宝石を纏いながらエターナルを襲う⋯だが彼がマントを翻し弾く事で、蒼炎はどこかへ吹き飛んでしまった。

 

「ぬるいな、そんな炎では俺を、仮面ライダーエターナルを燃やし尽くす事は出来ん」

「ならば貴様にはカグヤ様が愛する永遠のうちの一つを見せてやろう」

 

《FINAL CHEMY RIDE》

《GO GO GO GORGEOUS!BLADE KING FORM!》

《EVOLUTiON KING》

 

13枚の金色のカードに包まれて現れた姿の名は金色のカブト虫の戦士、仮面ライダーブレイド、キングフォーム、それがよりゴージャスな装飾をまとい降臨する。

 

「人々を、大切な友を守る為に己の人としての生を終わらせ、運命と戦い続けている英雄⋯永遠の切り札の力を教えてやる」

 

 

 

そういうと彼は肉体に描かれている紋章から力を右手に供給し、白銀に染まりし拳に電撃を纏う。ビートライオン、サンダーディアー、メタルトリロバイトの力の同時利用だ。

 

《ETERNAL!!マキシマムドライブ!!》

 

「面白い、お前の永遠と俺の永遠⋯いや、運命か?どっちが強いか確かめてやる」

 

応じるは蒼炎を纏いし拳

 

「はぁっ!!」

「ふん!!」

 

白銀の雷と蒼炎の衝突の果てに起こる⋯凄まじい爆発

 

それが晴れた先では

 

「互角か、ならば次はこれだ!!」

 

黄金に輝く剣、重醒剣キングラウザーが振るわれていた。

技は使用していない、故に素早い剣戟がエターナルに襲いかかる。

エターナルは身を翻しながら避け続ける。合間合間に振るわれるエターナルエッジは無論ゴージャスに回避している。

 

そのやり取りを10回程繰り返した時

 

 

 

 

 

 

 

刀の振られる速度が急加速した

 

「………!?」

 

簡単な言葉で言うとしたら緩急のフェイントと言った所だろう

 

…だがはっきり言わせてもらうが、その言葉で終わらせるには不可能であるくらいに速度の差はついていた、故に流石のエターナルもついていけず一撃をもらう。

 

「ぐっ…!?」

 

更に追撃に2発、エターナルを少し先へ吹き飛ばす。

 

「ゴージャスに幕引きといこうか」

 

《LEGEND FINAL ATTACK RIDE B B B BLADE》

《ロイヤルストレートフラッシュ》

 

エターナルとの間に4枚の黄金のトランプが並べられる。そしてそれに向かいブレイドは黄金の斬撃波を飛ばす。

 

王の一撃はエターナルに激突し爆風を引き起こす…はずだった。

 

だが

 

《ZONE!!マキシマムドライブ!!》

 

「なっ…!?」

 

エターナルは当たる直前にゾーンメモリによる瞬間移動で上空へ回避、黄金の斬撃波は無念にも空ビルを爆発させるだけに終わる、そして

 

《CYCLONE!!マキシマムドライブ!!》

 

エターナルエッジに装填されるは風の記憶。刃に纏われし風はエターナルの影響を受け緑から蒼に変わる。

 

蒼風を纏った斬撃波は鋭く、そして素早くブレイドの下に到達し

 

「くうううっ!!」

 

装甲を切り裂くと同時に貫通し、変身者の肉体をも軽く傷つけた。

 

「今のは一瞬ヒヤッとしたな…お前、中々やるようだな、さっきの不意を突いた攻撃といい、なかなかの技量を持つと認めてやってもいいだろう」

 

着地しながらエターナルはブレイドの変身者の技量を褒める…ある種の余裕の表れかもしれないが

 

「まさか…このカグヤ様の肉体まで傷つけられることになるとは…!!」

 

ブレイドの変身者…もといカグヤ様は驚いていた。予想以上のエターナルの強さに、裏技を使ったがそれでも上回られた事に

 

種明かしをすれば先程の緩急のフェイントというものはキングフォームの力の応用であった。

キングフォームにはタイムスカラベという時間停止が出来るアンデットの力がある。

それを利用し時間停止、その隙にマッハの力を付与、故に急激に速度が増したのだ。

アンデットの力の行使にはエフェクトが発生するという事を先程の拳に雷を纏う時に見せていたのもあってエターナルの虚を突く事に成功はしていた。

 

ここまで虚を突いても対応してきた事にカグヤ様は驚きを隠せなかった

 

「面白い、お前ならば…コイツを使ってやってもいいかもなぁ!!」

 

《ZONE!!マキシマムドライブ!!》

 

それと同時にエターナルローブを脱ぎ、それ以外のT2ガイアメモリを24本周りに召喚、

手足や腕に巻かれているスロットに装填、数多のメモリのエネルギーが緑色のオーラとして具現化される。

 

《ETERNAL!!マキシマムドライブ!!》

 

合わせて26本のT2ガイアメモリによるマキシマムドライブ、別世界にてアナザーワールド(虚構の世界)をも破壊したエネルギーが足元に収束し、燃え盛る蒼炎と化していた

 

これに対しブレイドは

 

「ならばこちらもそれに相応しい技で応えてやる!!」

 

もう一つの永遠(エタニティ)で、最強と称される事が多い力で対抗するまで

 

《FINAL CHEMY RIDE》

《GO GO GO GORGEOUS!OOO TAJADOL CONBO ETERNITY!》

《タ~ジャ~ドル~!エーターニティー!!》

 

1人の青年とグリードの絆が起こした奇跡、数多の欲望を強奪し、古代の王をも超えうる力を得た存在を倒した虹色のオーズ、タジャドルエタニティコンボがゴージャスな装いを纏った姿へ

 

変身規格が根本から違う仮面ライダーにブレイドは変身した。

 

《エタニティスキャン!!》

 

《LEGEND FINAL ATTACK RIDE O O O OOO!!》

 

ベルトから現れた六枚のメダルが左腕にあったタジャニティスピナーに装填、オースキャナーで読み取りエタニティスキャンを発動

 

燃え盛る赤、黄色、緑色の炎の螺旋がやがて炎風となり、それが収束し炎の十字架と化した後不死鳥の火炎弾へと変化し、エターナルに放たれる。

 

そしてそれと同時に赤いリングを出現させ、オーズも不死鳥の炎を纏いながら突撃する。

 

「はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

二つの技を一つにした巨大な不死鳥を纏った豪火のライダーキックが

 

「うおおおおおおおおおおりゃあああああああ!!」

 

26のガイアメモリの力が込められたライダーキックと激突し

 

 

 

 

 

凄まじい炎の大爆発を引き起こした。

 

 

 

 

【けどね、ほんとはなりふり構わず 頑張りたいわたしが震えてたの】

【交差点 はしゃぐ風 スカートひらり踊る】

【そのたび ときめいて 今ならきっと変われる気がするから】

 

五つ星の歌声が市街地に響き渡っている

 

それと同じ時刻…仮面ライダーエターナルの言う当たりではない『ハズレ』の壁の前にて

 

《テレポート ナウ》

「………何度やっても無理か」

 

大量の鎖が殺到してくる戦闘員達を貫き続ける中、白い魔法使いは一定の距離を取りながら壁の中へ魔法による侵入を幾度も試みる…だが今まで一度も成功した事はない

 

創世の女神により創造されたスカイウォールは如何なる介入を防いでいた。

 

「おのれ創世の女神…!!私の大切な希望を…!!」

 

彼にとっての希望…暦は今、壁の中にいる。

 

「よっ」

 

そんな彼に話しかけてくる胡散臭そうな青年がいた。

 

「…お前か」

 

その青年は茶色い上着を着た茫洋とした顔立ちの男だった、もっとも

 

「冷たいねぇ、俺達は同志じゃねぇか、もっと親し気にしてくれてもいいだろぉ?」

 

その青年の髪は白く染まっていたが

 

「お前達の事を同志など少しも思った事などない、ただ目的が一致しているだけだ」

「よっぽど娘にゾッコンのようだなぁ、気持ちは分かるぜ?俺もお父さんだった事があるからなぁ」

「それ以上その薄っぺらい口を開くな、そうしなければ即座にお前を消す」

 

白い髪の青年…葛城巧の肉体を乗っ取ったエボルトは飄々と陽気な様子を見せているが、白い魔法使いはハーメルケインを突き付けながら殺意をこめた視線を送る。はたから見たらとても同志とは思えない関係に見えるだろう。

 

「お前は何をしにここに来た」

「特にない、ただアンタの魔法でも中には入れないという事を確認しに来ただけさ」

「…確認が終わったなら去れ、それともこの壁について詳しいというお前はこの壁の破壊のやり方を知っているのか?」

「知らないねぇ、もし知っていたら既に実行しているさ」

 

そう言うとエボルトは人差し指を立てながら言葉を続ける

 

「ただ、最初にこの壁を見た時よりは干渉されている力が弱まっているのは感じるぜ、だから攻撃し続ければいつかは壊れるかもなぁ…という訳でお互い頑張ろうぜ?チャオ♪」

 

そう言ってエボルトは手をひらひらさせながら去っていった

 

「………邪魔な奴は消えたな」

 

再び壁を見据えると、指輪を付け替える。

 

《エクスプロージョン ナウ》

 

「必ず壊して取り戻してやるぞ…!!」

 

エボルトのアドバイスに従って壁の破壊の為に魔法を使う方針に変えたようだ

 

二度目のサバトにて遂に取り戻した大切な娘

だが忌々しい「コヨミ」のせいで暦は再び彼の元から離れた。

 

白い魔法使いは戦い続ける…大切な希望を取り戻すなら何時までも、どんな場所でも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

崩壊した住宅街にて奏でられる女神達の歌、その中で心無き仮面ライダーと偽りの心を持たされた仮面ライダーは戦いを続けていた。

 

ドライブと戦うのはカリス、己の肉体から発する炎によって燃える拳と風を纏う手刀がぶつかり合い、火花を散らす。

 

…先程からドライブがずっとタイプスピードから変化しないで戦っている事に違和感を感じたかもしれないが、これは変身者であるハートに由来するようである。

 

彼は元々小手先な手段など好まずに、正々堂々戦う肉弾戦が好みであった。

 

それは傀儡と化した今でも変わっていないようで、ドライブシステムにおいてよく使われたタイヤコーカンやフォームチェンジはするつもりは基本的にはないようである。

 

そして互いの心を拳が捉え距離をとった時、カリスは3枚のカードを取り出す。

 

《DRILL FLOAT TORNADO SPINNING DANCE》

 

その瞬間、カリスの回りを突風が包み込み、天へ浮かんでいく

 

《ヒッサーツ!!フルスロットル!!》

 

ドライブもトライドロンを召喚、飛び込んでくるトライドロンを足場にして高く飛びながら拳を構える。

 

超進化態故の黄金に光る雷が迸る高速の拳と、ゴージャスに輝く嵐の速度で迫る脚が豪快に激突した。

 

 

 

 

 

マッハは腰を落とし片方の膝を曲げ、もう片方の脚を伸ばしていていた。

メテオも腰を深く落としながら右腕を前に、左腕を後ろに下げていた。

 

共にそれぞれの拳法の構えであった

 

 

そしてそこからは怒涛、そして神速の拳のぶつかり合いであった。互いが互いを拳が捉え、ダメージを与え続ける。時には互いにいなす時もあったが、いなした瞬間にもう片方の拳が炸裂する。

 

互いに速度を重要視、威力は度外視した結果、互いに攻撃の速度は緩まない、怯む程のダメージがなかったからだ。だが確実にダメージは蓄積していく。

 

《Limit Break!OK!》

 

召喚体故の限界を悟ったメテオが拳をいなすと同時に後方にバックステップ、必殺技の準備をする、マッハもそれに応じる…事はしなかった。

 

「召喚された存在の癖になかなかやるネ、なら…最近004が開発したこのシフトバイクを使用してみようカ?」

 

《シグナルバイク!!》

 

そう取り出したのはドライブドライバーのディスプレイに映る事が多かった笑顔の表情が写っている赤いシフトバイクである

 

《シグナルコウーカン!!カットービ!!シューター!!》

 

シグナコウリンにドライブドライバーの笑顔が表示されると同時に赤く光る銃弾がゼンリンシューターから発射される。

 

直進したメテオはゼンリンシューターから発せられたドライブのディスプレイの笑顔を模した赤いマークに触れると同時に…激しくかっ飛ばされる。

 

その結果メテオは…はてなき空へ、宇宙へ飛んで行った

 

フォーゼとは違って飛ぶのではなく飛ばされていく形だが

 

 

 

 

 

ブレイクガンナーとカイザクロスラッシャー、それぞれの銃が互いを狙い火を噴き続ける。そしてそれを互いに走りながら避けていく

 

二丁拳銃故に弾丸の数はネクストカイザが勝る。だが魔進はそれを周りの怪人達を縦にしながら回避、贋とはいえ心がある故の思考で回避していく。

 

《Complete Start up》

 

互いに無傷の攻撃に痺れを切ったのかカイザは高速の世界に突入、急接近し、連続攻撃を仕掛けようとカイザクロスラッシャーを奮った。

 

魔進は2回3回瞬速の攻撃を受け、体勢を崩す。更に攻撃をしようとネクストカイザは必殺技の操作をしようとした。

 

 

だがその瞬間…その動きは鈍く、そして止まる。

 

《3…2…1…Time out》

 

魔進には超重加速…対象の動きを凄まじくゆっくりにさせる能力がある。姿勢を崩した後に地面をブレイクガンナーで叩きつけてネクストカイザの超加速を無にした上で逆に静止させたのだ。

 

つまり今のネクストカイザは木偶の坊も同然、無情にもカウントダウンも終わってしまった。魔進は向かってきていたネクストカイザを己の黄金の刃で逆に斬り続ける。

 

このままネクストカイザは光に還る…はずであった。

 

するとネクストカイザの腰に青いF1型のミニカーがくっつく。その瞬間ネクストカイザは静止の世界から解放される

 

「何?」

 

ネクストカイザは銃撃をしながら距離を取り、怯んだ魔進は超加速を解除してしまう。

 

魔進はシフトカーが理由にあると推測し、周囲を見渡すが存在は確認出来なかった…空間に空いた穴にも気づけなかった。

 

見渡してる隙にネクストカイザは銃撃を喰らわせる、怯んでいる隙に

 

《Exceed Charge》

 

必殺技への準備をすると同時に接近し、順手で持ったカイザクロスラッシャーの刃を叩きつけようとする。

 

《マッテローヨ!!》

《Super Execution!!Full Break Rhino!!》

 

魔進はダメージを受けながらもシンゴウアックスを待機モードにすると同時にブレイクガンナーも必殺技を発動させる。

 

「うおおおおおおっ!!」

 

2つのゴージャスな金色の刃と1つの金色の刃が激しく鍔迫り合う、もしもチェイスの心が贋ではなく真であったのならば召喚体相手に互角等有り得なかっただろう。

 

だが現実は非常で、押し合いでは勝敗がつかないようだ、となると勝敗を決めるのは

 

《イッテイーヨ!!…フルスロットル!!》

 

隙を晒している方である。

 

「はあっ!!」

 

両手で防御していた魔進は左手を離し、シンゴウアックスを掴み、がら空きだった胴体をぶった斬る

 

限界を迎えたネクストカイザは光を発しながら消えていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

様々な怪物の雑兵達が己の武器で攻撃を的に向かって仕掛ける…それが全くの無意味だと気づかずに

 

その攻撃先では壁を守るかのように凄まじい巨体が覆い尽くしていた、そしてその巨体…仮面ライダーベロバは豆粒のような攻撃を無視しながら

 

アラクネアワームやギフテリアン(TRUE)を踏み潰し

持ち前のレーザーレイズライザーで空を飛んでいるオウルロードや量産型メガヘクスを撃ち抜き

拳を一振りするだけでゴーレムメギドや六柱のサバトを粉々にする。

 

まさに正義の仮面ライダーのような面目躍如である。最も、これを本来の変身者が知ったところで何も面白くはない上絶望が見られない故に不快に感じるだろうが

 

…だがそれでも召喚体故の時間制限は逃れられず、ゴージャスオーズタジャドルエタニティが必殺技を発動したタイミングで光となって消えてしまった。




続きは明日投稿します
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