「――であるからして、ISの基本的な運用は例外を除き現時点では国家の認証が必要であり、枠内を逸脱したIS運用をした場合は、刑法によって罰せられ――」
すらすらと教科書を読みあげていく山田先生
隣の一夏は話が全くわからず死に体だw
だがそこに救いの手が差し伸べられた!
「織斑くん、何か分からないところわありますか?」
「あ、えっと……」
「わからないところがあったら聞いてくださいね。なにせ私は先生ですから。ローゼンベルグくんもですよ」
「ああ、俺はわかってるんで結構ですよ」
「そうですか?織斑くんは?」
やる気に満ちた様子で一夏に聞く山田先生……
「先生!」
「はい、織斑くん!」
「ほとんど全部わかりません!」
「え……全部……です…か…?」
さっきまでの様子は消えてしまい困り顔100%の山田先生
「えっと……織斑くん以外で今の段階でわからないところがある人はどれくらいいますか?」
挙手を促す山田先生
こっちに仲間を求めるように見る一夏
残念だがさっき言ったように俺にわからないところはない
……というか一夏なんでそんなにわからないんだ?……入学前の参考書が配られてるだろうに…
「……織斑、入学前の参考書は読んだのか?」
おお、俺が気になっていたところをちょうど聞いてくれる織斑先生
流石ですね
スパァン!
「織斑先生、なんで叩くんですか?」
「なに、なにか変なことを考えているような気がしたのでな」
……理不尽だ
「で?織斑、参考書はどうしたんだ?」
「古い電話帳と間違えて捨てました」
スパァン!
「ブフッ、一夏何やってんだよ、しかも堂々と言って、そんなに笑わせなくていいぞw」
スパァン!
「黙れローゼンベルグ、私が喋っているんだ、必読と書いてあっただろうが馬鹿者」
「そうだぞ、馬鹿者」
スパァン!
「お前は黙っていろ」
「はい、申し訳ございませんでした!」
やばいな、貫通ダメージが結構ある
それに………やり過ぎると殺られるな(誤字ではない気がする)……自重しよう……
「後で再発行してやる。一週間以内に覚えろ。ローゼンベルグは織斑の勉強を見てやれ」
「い、いや、一週間であの厚さをやるのはちょっと」
「なんで俺が見なきゃいけないんですか?」
「やれといっている」
ギロリ
「「はい、やります」」
なんで俺まで睨まれなければならないんだ?
ん?さっきまでの行いのせい?そうか……
「ISはその機動性、攻撃力、制圧力と過去の兵器を遥かに凌ぐ。そういった『兵器』を深く知らずに扱えば必ず事故が起こる。そうしないための基礎知識と訓練だ。理解ができなくても覚えろ。そして守れ。規則とはそういうものだ。ユウヤお前なら分かっているはずだが?」
ハイ正論です……
「そうだな……仕方ない…一夏、あとで見てやるから…」
「わるいなユウヤ。もともと頼もうとは思っていたんだ。助かるよ」
そうかいっと
虐め抜いてやるかんな~