ISオルタ   作:Sylphe

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STAGE-4

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「よくねぇよ、失せろ。今勉強を教えているところだ」

 

ん?、言動がひどくねぇか?

 

いまちょうどさっき織斑先生から言われた(命令)通りに勉強を教えているところで邪魔をされたのでちょいと気に入らないんだよ

 

しかも結構いい感じに乗ってきたんだぞ

 

まあ、その女子の雰囲気が『いかにも』今の女子という感じだったのも原因の一つだと思うが

 

「まあ!なんですの、そのお返事。わたくしに話しかけられただけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるでしょう。なのになんですのいきなり『失せろ』というのは?」

 

「………」

 

予想通りのやつだ

 

この手合いのやつは面倒だ、殺したくなってくる

 

「一夏、面倒だから適当に相手しといてくれ、俺はお前に教えるところをまとめておく」

 

めんどうだし……一夏にまるなげでいいよな

 

「あ、ああ。わかった。んで?なんのようだ?こっちは今勉強を教えてもらっているところなんだが」

 

「なんですの?その話し方は?さっきも言ったように、わたくしに話しかけられただけでも光栄なのですからね」

 

「わるいな。俺、君が誰か知らないし」

 

…本当に適当だな……微妙に会話噛み合ってないぞ?……気のせいか?

 

「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?イギリスの代表候補生にして、入試主席のこのわたくしを?」

 

「あ、質問いいか?」

 

「ふん。下々の要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」

 

「代表候補生ってなに?」

 

がたたっ

 

聞き耳を立てていたクラスの女子連中がずっこけた…レアだな

 

……そして流石だな、一夏

 

俺もその返しは予測できなかった

 

「一夏、先に教えておくが代表候補生とは読んで字の如く国家代表IS操縦者の候補生として選出されたやつのことだ。字面から想像しろ」

 

「ああ、なるほど、サンキュユウヤ。言われてみればそうだな」

 

「つまり、エリートのことですわ!本来ならそのエリートである私のような選ばれた人間と、クラスを同じくすることだけでも奇跡……幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただけるかしら?」

 

…|実験動物(モルモット)の間違いだろ

 

「そうか、それはラッキーだ」

 

「よかったな一夏、ラッキーだそうだぞ。俺はアンラッキーだが」

 

「……馬鹿にしていますの?」

 

「お前が幸運だって言ったんだろ?」

 

「大体、ISについて何も知らないくせに、よくこの学園に入れましたわね。男でISを操縦できると聞いていましたから、少しくらい知的さを感じさせるかと思っていましたけど、期待はずれですわね。そっちの眼帯をしている男はかなり礼儀がなっていなそうですしね」

 

一夏は入りたくて入ったんじゃないんだろうけどな、俺も一夏がこんなにならなきゃ向こうにいただろうしな……いや、やっぱし来てたかな?

 

「ふん、まあでも?私は優秀ですから、あなたのような人間にも優しくしてあげますわよ」

 

へぇ~、これが優しさね~、ハッ、てめぇの頭はどんだけ腐ってんだか……一夏も変なこと考えてんだろうな~、顔でわかる

 

「ISのことでわからないことがあれば、まあ……泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ。なにせわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」

 

「教える?ハッ、お前のようなやつから教えてもらうことなどないな、一夏には俺が織斑先生から教えるように言われているから十分だ」

 

俺に教える?馬鹿言ってんじゃねぇよ

 

「そうだな」

 

「なっ、男のあなたにISについて教えることができるとでも?」

 

「ああ、お前のようなやつに教えてもらうことはないな、俺はドイツ軍のIS部隊に所属していたからな」

 

ん?なんか空気が凍ったな

 

「…お前……ドイツに行って帰ってこないと思ったら軍に入ってたのかよ……」

 

「ああ、ちょっとしたことがあってな。だからそこの小娘に教えてもらうようなことはないな。それに入試で唯一教官を倒した?あの程度を倒してふんぞり返っていることができるとは……そうとう程度が低いんだろうな。それに一夏、お前も倒しただろう?」

 

「ああ、あのISを動かして戦う奴だろ?倒したと言えるかどうかはわからんが倒したな」

 

「わ、わたくしだけだと聞きましたが?」

 

「「女子だけではってオチだろ?」」

 

ピシッ

 

氷にひびが入ったような音が聞こえたな……幻聴か?この年でそれはまずい気がするな

 

「つ、つまり、わたくしだけではないと……」

 

「いや、知らんけど」

 

「あなたたち!あなたたちも教官を倒したと言うの!?」

 

「いや、俺は引き分けだ。直にやりあったわけじゃないが、あの程度を倒してもなんら威張れることではないだろう?」

 

あいてが千冬だったしな~

 

引き分けに持って行けたんだ…十分だろう?(誰に聞いてんだか)

 

「まあ、おれも倒したな、たぶん」

 

「あの程度!?たぶん!?どういう意味かしら!?」

 

「とりあえず落ちつけよ」

 

「これが落ち着いていられ「キーンコーンカーンコーン」

 

おっ、やっとチャイムが鳴った

 

これでこの鬱陶しいやつから離れられる

 

「っ……!またあとできますわ!逃げないことね!よくって!?」

 

「よくねぇよ。勉強の邪魔だ。二度とくんな」

 

言いたいことだけ言ってツカツカ行きやがって

 

あいつ人の言ったことを聞いてねぇな

 

絶対また来るぞ

 

ちっ、めんどくせぇな

 

 

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