「うう………い、意味がわからん………なんでこんなにややこしいんだ?」
「唸るな一夏。この程度でねをあげてたらきりがないぞ」
「そんなになのか?……とゆうかユウヤ、よくこんなもん覚えられたな」
「軍にいたっていっただろ?覚えなきゃならない環境にいたんだよ」
「そうか……やるしかないか………その前にこの空気は勘弁してほしいな」
「まあ、そっちは慣れるしかないだろ?俺も久々でうんざりしたが」
向こうじゃもうみんななれて物珍しい感じはなくなってたんだがな……
こっちじゃ、昼休みに俺らが学食に移動するときにゾロゾロ全員付いてくるし、ピ○ミンかなんかか?
学食じゃモーゼの海割が起きるし、周囲から常に視線を感じるし、珍獣かっての、これで騒がしかったらもう最悪だな。ドイツに戻りたくなる
「ああ、織斑くん。ローゼンベルグくん。まだ教室にいたんですね。よかったです」
「山田先生。どうかしたんですか?」
「えっとですね。お二人の寮の部屋が決まりました」
「?俺らの部屋って決まってなかったんじゃなかったか?」
「そうだったんですけど、事情が事情なので一時的な処置として無理矢理部屋割りを変更したらしいです。……織斑くんたちそのあたりのこと政府から聞いてますか?」
「いや、俺は聞いてないな。一夏はどうだ?」
「俺も聞いてないかな」
「まあ、そういうわけで、政府特命もあって、とにかく寮に入れるのを最優先したみたいです」
なるほど…そういうことか……まあ
「ところで、山田先生いい加減一夏から離れたほうがいいんじゃないですか?」
「あっ、いやっ、これはそのっ、わざととこではなくてですねっ……
「まあいいですけど、部屋はわかりましたけど荷物は一回家に帰らないと準備できないので、もう帰っていいですか?」
「いや、一夏たぶん荷物なら「私が手配しておいてやった。ありがたく思え。ローゼンベルグ。おまえの荷物は部屋に放り込んでおいた」
……やっぱり千冬が用意しといたか……どうせ生活必需品の着替えと携帯の充電機ぐらいだろうな…
てか、俺の荷物放り込んだのかよ……丁寧に扱ってくれよ…危ないだろ
「まあ、生活必需品だけだがな。着替えと、携帯電話の充電器があればいいだろう」
わお、ビンゴ……でも、すげぇ大雑把だよな。人のこと言えないが
「じゃあ、時間を見て部屋に行ってくださいね。夕食は六時から七時、寮の一年生用食堂で取ってください。ちなみに部屋にシャワーがありますけど大浴場もあります。学年ごとで使える時間は違いますが……えっと、その、織斑くんたちは今のところ使えません」
「えっ?なんでですか?」
「馬鹿かお前は?同年代の女子と風呂に入りたいのか?……ああ、先生俺は基本シャワーだから別に構わないんで。」
「あ~……なるほど」
「おっ、織斑くんっ、女子とお風呂に入りたいんですか!?だっ、ダメですよ!」
「い、いや、入りたくないです」
「ええっ?女の子に興味がないんですか?そ、それはそれで問題があるような……」
……山田先生……なんでそんなに考え方がぶっとんですか?
ここの話が伝言ゲーム的に伝播したのか廊下のやつらががやがやし始めたし……うるせぇな
なんか妙な話をしてるし………まぁ、俺は関係なさそうだからいいか。騒がしいのは……仕方ない。我慢するか
「えっと、それじゃあ私たちは会議があるので。二人ともちゃんと寮に帰るんですよ。道草くっちゃだめですよ」
はいはい、俺らのことをどう思ってんだか……てか、寮の場所言わないで言ったよな?…道を知らなかったらどうすんだか?