機動戦士ガンダムSEED「キラ・ヤマトに転生したがコーディネーターなのでZAFTに寝返ります。」   作:アサシン・零

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第1話「旧友」

C.E.70年、プラントと地球連合軍の戦争はプラントのコロニーユニウスセブンに1つの核爆弾が落とされた事によって始まった。開戦当初から11ヶ月が経っても戦争は終結しなかった。そればかりか両軍とも膠着状態に陥り、戦争終結の目処が立たない。これを俗に「 血のバレンタインの悲劇」と呼ぶ。

 

ここに数多いる英傑達によってプラントと地球連合軍の戦争は更に激化しようとしていた。

 

「はぁ、カトウ教授もヤバいよ。俺にこんな膨大な仕事を頼むなんてさ。」

 

俺は昔、戦死してしまった日本兵の1人、それが転生した。転生した経緯は覚えていないがこの第二の人生に幸あれである。

 

「あれ?キラまたカトウ教授に仕事押し付けられたの?」

 

「サイ。そうなんだよね。結論から言うと膨大な仕事量だよ。」

 

キラ・ヤマトはパソコンを中断してサイを見る。

 

「あれ?トールとかは?」

 

「外で遊んでいるよ。相変わらずいいやつ過ぎて困るんだが。」

 

「サイも苦労しているんだね。俺はコーディネーターだから尚更、苦労しているよ。」

 

「へえ、初耳だな。」

 

「この事、誰にも言うじゃねえぞ。もちろんトール達にもだ。」

 

「分かったよ。」

 

パソコンの端にニュースが流れてくる。

 

「繰り返し申し上げます。地球連合軍とZAFT軍が激しい戦闘を行っております。」

 

画面に映っているのは地球連合軍とZAFTとの戦闘映像だった。

 

「やっぱりキラ、コーディネーターだから苦しいのか。」

 

「ハッキリ言って俺はプラントに移住しようと思っていた。」

 

「両親はどうするんだよ?」

 

「オーブで留守番かな?」

 

「やぁ、キラおはよう。」

 

「ようトール。元気そうでなりよりだが仕事を手伝ってくれ。」

 

「またカトウ教授?」

 

「ああ膨大すぎてこのままだと過労死してしまう。」

 

キラは苦笑いで微笑んだ。

 

「ミリアリアにフレイにおはよう。」

 

「キラ、おはよう。元気そうでなりよりね。」

 

その話の最中、警報が出てきた。

 

「くっ!!ヘリオポリスにZAFTが攻めてきたらしい。」

 

「おまえらは防空壕........じゃなくてシェルターに避難しな。」

 

「キラはどうするのさ?」

 

トールが言うとキラは

 

「カトウ教授を探してくるよ。後で追いかけるから先に避難して欲しい。」

 

「分かった。キラ無茶するなよ。」

 

 

 

 

◇その頃、ヘリオポリス上空◇

 

 

 

 

「しかし、評議会の決定を待ってからでも遅くはないのでは?」

 

「心配するなアデス。私の勘もそう告げている。ここで見過ごせばその代価、我らの命で支払うことになるとな」

 

 

「君たち5人はヘリオポリスにいる新造艦とMSの奪取が任務だ。検討を祈る。」

 

 

 

 

◇一方で6分後のキラ・ヤマト◇

 

 

 

「ずっと警報が鳴っているな?」

 

「うん?アレはMSか?」

 

「よし乗ろう。」

キラ・ヤマトはストライクに搭乗する。

 

「ミゲル待て!!」

 

「ミゲル、撃つな。」

 

「御父様の裏切り者!!」

 

「めっちゃくちゃだよ。こんなOSでよく動かそうと思ったな。」

 

「さてZAFT軍諸君に告げる。俺はキラ・ヤマト。」

 

「ゑ?」

 

「俺はこのMSごとZAFT軍に降伏する。」

 

「ゑ?」

「ゑ?」

「ゑ?」

 

 

「分かった。俺はイザーク・ジュール。貴公の思いを汲み取り、捕虜とさせてもらうがよろしいか?」

 

「同じコーディネーター同士、仲良くしようじゃないか。」

 

「それとそこの赤い奴は俺の旧友だよな?アスラン。」

 

「ああ、キラか。あっさり降伏するんだな..............。」

 

「俺は両親がオーブにいるけど.........まぁおまえとおまえの親父さんがいれば十分だよ。」

 

「さてミゲルを置いて帰るか。」

 

「ディアッカ、俺を見捨てないで................。」

 

「もうディアッカは全く冗談が冗談ではないですよ。よろしくキラ、僕はニコルと申します。」

 

「ニコルかよろしく。」

 

 

 

 

◇一方でマリュー・ラミアス◇

 

 

 

 

「ああ、あの子、ZAFTに寝返って行っちゃったわ。他に生き残りはいないかしら?」

 

「あの〜〜」

 

「うん?」

 

「僕たちはヘリオポリスの学生です。僕はサイと申します。ところで..........僕達の親友キラは見なかったでしょうか..............。」

 

「キラ・ヤマト君ならプラントにMSごと寝返って多分、プラントに行きましたよ?」

 

「ゑ?」

 

「キラそういえばコーディネーターなんです。」

 

「コーディネーターか。何か通じることがったのかもしれないわね。ナタル中尉。」

 

「どうしました?ラミアス大尉。途中でこのこの子達に出会ったので至急、オーブに届けてようと思うの。」

 

「了解しました。」

 

「ムウラ・フラガだ。よろしく。」

 

 

◇一方でヴェサリウス艦内◇

 

「よろしく。キラ君、私はZAFT軍に所属する指揮官ラウ・クルーゼ。」

 

「早速だが質問を受けてもらう。まぁ尋問みたいな奴だ。」

 

「敵、地球連合軍はいたか?」

 

「いいや。それっぽい人は見ていない。」

 

「じゃあ、オーブ軍は?」

 

「オーブ軍もいなかったよ。」

 

「ふむ。じゃあ、君自身は?」

 

「ヘリオポリスの工業系専門学校の学生だよ。」

 

「分かった。最後にだが君の身分を証明するものはあるか?」

 

「これが学生証です。」

 

「うむ。確かに工業系専門学校の学生のようだ。」

 

「じゃあ、プラントにアデス、プラントに進路を変えてくれ、報告をしたい。君達、5人は休んでくれ。」

 

「さて君とアスランは旧友らしいが?どういった経緯で出会ったののだ。?」

 

「アスランとは月の都市コルペニクスの幼年学校時代の同期であります。」

 

「そんなかしこまらなくてもいい。君はまだ民間人なのだ。一応はな..............。」

 

「ふむ。そういう経緯ならアスランの父親は知っているのか?」

 

「パトリック・ザラさんとは月で3回か4回ほど会ったことがあります。多分、向こうは覚えていないでしょうけど.............。」

 

「なるほど。知っているなら話が早い。実はパトリック・ザラから電報を経由して連絡が来た。」

 

「キラ君、一度、パトリックに出会ってみないか?」

 

「なるほど。分かりました。」

 

「うむ。話が早くて助かる。」

 

「キラ君、お疲れ様、アスランと話すなり、仮眠をとるなどゆっくりするが良い。」

 

「ラウ・クルーゼさん。ありがとうございます。」

 

こうしてキラ・ヤマトZAFTルートが開幕し、地球連合軍ルートは回避されたのであった。

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