独りにしませんいつまでも   作:残念G級

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今回は話が短いです!

もしかしたらこれから一気に時系列勧めるかもしれないです!

それと真昼君の押絵をAIで作成しました!


【挿絵表示】


気に入ってもらえると嬉しいです!


OP戦場へ

桜が満開に咲く季節になり、真昼は高校生になった。

久しぶりの学校に胸を躍らせている、とまではいかないが少し機嫌がいいのは確かである。

通う学校は市内の三門市立第一高等学校というボーダー提携がされている高校である。そのためボーダー隊員が多く在籍している。

真昼は入学するにあたって当然入試試験を受け、結果は無事にオール満点で合格した。

まあ勉強方面に関しては真昼の学力はすでに高校生の範疇を優に超えてしまっているため、当然と言えば当然の結果である。

 

そうして無事こっちの世界へと帰ってきて年相応な生活として学生をすることになった真昼。

学校ではその整った容姿のせいでかなり学校で目立ってしまっているが、本人は特別気にしていないため比較的平和に学校生活を楽しんでいる。

そしてボーダーの方では、順調にチームランク戦のシステムが出来ており、現在はエンジニアたちによる対戦マップの作製に熱が入っている。

市街地でのマップ以外にも森林や工業地帯といったバリエーション豊かに作られている。

 

そして我らが一ノ瀬隊はというと、例のチーム模擬戦でのやり取りを経てからというもの、三上の距離感がぐっと近くなり、本部内ではほぼ常に真昼の横にくっついている形になっている。

それは隊室でも変わることなく、他の部屋よりも真昼の私室としても使われることもあって広い造りになっているにも関わらず、三上は基本的に真昼の隣から離れることは無かった。

それは今現在行われている定期的な勉強会でも変化はない。

 

「か、歌歩ちゃん、アタシ真昼さんに聞きたいことがあるんだけどちょっといいかな?」

 

「うん!真昼さん、栞ちゃんが聞きたいことあるって言ってますよ!」

 

「流石に隣だから聞こえてるが、その、そこは流石に座りにくくないか歌歩」

 

今一ノ瀬隊の部屋で行われているのは三上と宇佐美と小佐野と真昼の勉強会である。

ガールズは全員が今年受験生になるため、本格的に勉強に取り組むため、3人の勉強を真昼が見てあげているのである。

それは別に真昼自身気にしていないのだが、その勉強会をするうえでの4人の配置が真昼がやや戸惑っている原因であった。

本来なら半分に分かれ対面で座れば良いものを、なぜか全員が横に並んでいた。右から小佐野、真昼、宇佐美の順である。そして最近暴走気味の三上はというと…

 

「凄い落ち着くのでここが良いです!」

 

「いいな~。ねえね真昼くん、あたしもかほちーの次にそこ座りたーい」

 

「あ、瑠衣ちゃんまで。じゃあアタシもいいかな、真昼さん」

 

「別にいいけど、脚の間に座る(・・・・・)の流行ってるのか」

 

そう、今三上が座っている位置は真昼の座っている脚の間なのである。

時折まるでカップルかのように、後ろにいる真昼を背もたれのように寄っかかり甘えたりしている。

三上の小柄な体格も相まってジャストフィットしている。

 

基本隊室にいる時はここが三上の定位置になっている。

ちなみに玉狛支部にいるときは小南の位置にもなっている。

 

こうしてわずかに真昼に誤解を植え付けながらも順調に進んでいく勉強会。

三上と宇佐美は当然ながら、小佐野もこの勉強会で着々と学力を上げていき、今となっては学年で中位より少し上の位置までいけるようになっており、最近お小遣いがアップしたらしい。

 

そんなこんなで時折ガールズから来る甘えたに対応しながら日々を過ごしていった。

 

 

「歌歩、準備は良いか?」

 

「は、はい!少し怖いですけど、真昼さんが一緒だから大丈夫です!」

 

「今日の防衛任務はいつもより人が多いし、俺らの担当する範囲は他より狭い。歌歩は今回場の空気と、トリガーの扱いに慣れることに集中してみよう」

 

「わかりました!よろしくお願いします!」

 

真昼と三上は本日も防衛任務を受けていた。ただ、いつもの防衛任務と違う点があり、それは本来本部でサポートに徹する役割のOPである三上が真昼と一緒の外に出ている事だった。

なぜOPの三上が出ているのか、それは本部の会議で出た話しに関係していた。

まだ街に被害の跡が残っている大災害─第一近界民次大規模侵攻がまたいつ来るかもわからない今、どんな状況になっても即対応できるようにと隊員の判断力が求められている。

そこで、もし本部が機能できなくなった時にOPのサポートが見込めないのでは被害が拡大する一方になってしまう。そこで注目されたのが、旧ボーダー時代に戦場でも戦闘員のオペレートを可能にした真昼と陽菜の開発したトリガー【サポーター】。

これをOPのトリガー構成に組み込むというものだった。

このサポーターは他のトリガーと比べても特別トリオン消費が少ない。そのため、戦闘員と比べてトリオン量が少ないOPでもトリガー構成に組み込むことが可能なのである。

だがいきなりOPを戦場に入れるのは危険すぎるということで、元祖オペレーターと言われている真昼とそのOPである三上に、実用試験の話が来たのである。

この話は最初に真昼に通されてから三上へと流れた。

それは、突然戦場に出てくれと言われても受け入れるのは難しいと判断しての事だったのだが、真昼からその話を聞いた三上はとても瞳をキラキラさせて喜んだ。

いつもモニター越しでしか見れず、近いようで遠かった距離が格段に近づいた。

恋する三上の心の中に住むミニミカは天を見上げて大きくガッツポーズした。

 

「…ここらへんでいいか。それじゃ、事前に話したようにサポーターを展開してみるか」

 

「わ、わかりました!サポーター!」

 

三上がトリガーを起動すると、三上の周囲にいつもOPで見るモニター画面が浮かび上がる。

まるでSFアニメのようなその光景に、三上は「わぁ…」っと感動して声が漏れていた。

 

「よし、それじゃ次にすることはなにかわかるか?」

 

「サポーターは起動した後は周囲の地形情報がない状態になるので、まずは周囲のマッピングです」

 

「完璧だな。マッピングは起動したら自動的にやってくれる。主に起動した人物と登録したトリオン体を中心に、波紋が広がるようにマッピングされていく。今回は俺と歌歩だ。読み取れた地形情報はこの正面の画面に映る。見えるか?」

 

「はい!どんどん視える範囲が広がってます!」

 

「これであとは普段のOPと一緒だ。入力は一度空をなぞればその範囲でキーボードが出てくる。サイズを自由に変えられるのがこだわりポイントだ」

 

「わ!かっこいいですねこれ!わたしこのトリガー好きです!」

 

「それならよかった。あとはカラーを変えたり配置を変えたりと色々カスタムできるからこの任務が終わった後にでもいじってみるといい」

 

「本当に凄いです!真昼さんも陽菜ちゃんもこれを開発したなんて!」

 

新しい玩具を買ってもらえた子どものように、瞳を輝かせてサポーターをいじる三上。童心にかえったかのように夢になっている三上の様子に、真昼は昔に彼女と同じように瞳をキラキラさせながらいじる陽菜を思い出していた。

くすッと笑って三上の頭を撫でる真昼とそれを気持ちよさそうに受ける三上。防衛任務中にも関わらず和む一ノ瀬隊だった。

 

「っ!ここから北西方面に20m、ゲート反応です!」

 

「…了解。そしたら歌歩は戦闘終了するまで身を隠してろ。建物の中は崩落した時に埋まる可能性があるからやめておけ。それと…」

 

「周囲にトリオン兵がいない場合、真昼さんから10m以上離れたところで隠れない。…ですよね?」

 

「ああ、良い子だ」

 

「気を付けて行ってきてくださいね」

 

「わかった。すぐに終らせてくる」

 

すぐに戦闘が終わった後、さらにいくつか発生したゲートを対処し無事に任務を終えた二人は本部に帰った後、今回の実用試験の報告書を作成して提出したのだった。

 

 

 

 

一ノ瀬隊が報告書を提出した翌日、本部作戦室に上層部6人が集まっていた。

 

「それではこれより、OP隊員に対しオペレータートリガーを装備させるかについて話ていこう」

 

城戸の話を終え、各々が目の前に置かれた書類を手に取り眼を通していく。これは一ノ瀬隊が提出した報告書のコピーだ。

 

「真昼も三上ちゃんも相変わらずよく書けてるじゃないか」

 

「戦闘員とOP視点で危険性や利便性を細かく書けている。実にわかりやすい」

 

「どちらも危険性を理解したうえで装備するメリットの方がでかいと主張していますねぇ。まあ現に本部が責められ機能を失った時の対策は欲しいところですがねぇ。考えたくはないですが」

 

「ううむ、一ノ瀬のおかげでオペレーターの消費トリオンなどはある程度抑えることが出来たが、これをOP全員に装備させるのは少し難しいわい」

 

「別に全員につける必要はないのでは?戦場への場慣れをさせないといけませんし、何より一遍に教える真昼くんの負担がでかい。まずはこちらで厳選したOP隊員に絞って話を通した方が良いでしょう」

 

「唐沢君の言う通りか。私もこのトリガーを装備してもらうのは賛成だ。ここもいつまでも安全という保障はできない以上、嫌でも戦場で戦闘員をサポートしなくてはいけなくなる」

 

「それではまず、本部のOPリストを作ってこちらで選抜し各員に連絡、その後トリガーの説明等をしたうえで一度防衛任務で外に出てもらいましょう。安全面も考慮していつもより人員を増やして」

 

「その時は真昼と三上ちゃんも出てもらった方がいいだろ。真昼が護衛、三上ちゃんがトリガーを実際に起動して周りに見せてあげればいい」

 

「…決まりだな。忍田本部長にはリストの作成、鬼怒田室長にはトリガーを5人分作ってもらいたい。林藤支部長には今回の件を一ノ瀬隊員に連絡してもらいたい。リストが出来次第、調整してまた話すとしよう。なにか話す報告がなければ、今回の会議はおしまいだ」

 

 

城戸が話をまとめ、会議は終わった。

 

 




【簡易プロフィール】※現在の場合

名前:一ノ瀬真昼
ポジション:
年齢:15歳(高校1年生)
身長:183cm
誕生日:
星座:
血液型:O型
好きなもの:家族、友人、イチゴミルク、甘い物、手作り料理


もしかしたら時系列の方が計算ミスっているかもしれないので、こちらで補足します!
真昼君は原作開始時点で高校3年生になっておりますのでカゲやゾエさん、当真くんらと同い年になります!

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