なんか気づいたら某英雄王になってた
「ふははははは!!この我を見下そうとするとは!!!貴様らは随分と死にたいようなのだな!!!!」
その男性は上空にいながら赤く光る剣らしきものを持っておりこちらを見つめていた。
黄金に輝くその金髪の髪をしながら、全てを見通すかのような鋭い赫い目。少年のような見た目をしながら圧倒的圧を出してくる存在。
それを見た隊員達はまさしく絶望を味わった。なぜこうなった?ただのガキの抹殺計画だったのに、なんでここまで状況が悪くなってしまったんだ!?
「だがこの我の背後を取れたことは賞賛に値する。故に貴様らにこの我直々から天罰を下せよう。光栄に思うがいい」
それを言い終わるや否や、その剣は突如回り始め、周りの大気を吸い取り、とんでもない、規格外な風を引き起こした。
「・・・原初を語る。天地は分かれ、無は開闢を言祝(ことほ)ぐ。世界を裂くは我が乖離剣」
くそ、くそ、くそくそくそ!!なんなんだ、あれは!!!???あれはもはや戦略級魔法、いやそれ以上の可能性すらあるぞ!?
「星々を廻す臼、天上の地獄とは創世前夜の祝着(しゅうちゃく)よ」
上層部は何を考えて我々を派遣したのだと思っている?!!!調査不足どころじゃないぞ!!!
「死を以て靜まるが良い」
そんなことを思ってる矢先、彼はその剣を降らした。
『死』
それは直感的に感じた、全ての人類が持つ根源的恐怖。だが俺は運良く直撃は避けたものの、依然としてダメージは受けてる。
この出血量ならもう時期に死ぬだろう。
「ほぉ?この我のエアを避けた人間がいるとは」
もはや逃げ道がない。あれは正しく化け物であり、人間が相手してはいい人物ではない。
ああ、なぜ俺はこんな役を引く受けたのだろう。俺にだって家族がいる、俺のことを待っている愛する人がいる。
こんなことが起こるだなんて知ってれば引く受けなかっただろう。ああ、未練があり過ぎる。ここで死にたくない・・・
「しかし、まー。貴様は愛する自国に貢献するために我を殺しにきた。王として貴様を賞賛しよう」
・・・はは、確かに。今思えば俺が軍隊に入った理由は自分の国に貢献したいからだっけ。なんでそんなことを忘れたんだろう。
「忠道、大儀である。努その在り方を損なうな。きっと来世でも貴様はその性格のまま生きるだろう。ならせめて、そのあり方を忘れるな」
アハハ!なんだ、このガキ。調査報告とは全く違うじゃないか。傲慢、不遜、唯我独尊、己を『王』と呼ぶやばい人。
だが目の前の人物は正しく人のことを大切に思う『英雄』かのようじゃないか。俺たちなんかよりよっぽど人として生きている。
だから、
「お前も、ゲホ!ゲホ!・・・その在り方を忘れるなよ?」
「当然だ。我は唯一無二の『王』なのだから」
「ハハ!・・・頑張って生きろよ?」
お母さん、お父さん、すまん。親不孝できなくてごめんな?
クリチェ、すまん。帰ってこれなくて、子供達を置き去りにしてごめんな?
ああ、やっぱり。未練がくそほどあるわ。
「・・・どうか安らかに眠ってください、『僕』としてはあなた達を尊敬してるのですから」
そう言い捨てて、この大惨事を引き起こした金髪のした男性はそこから去った。
ここで起こった大亜細亜連合の魔法部隊と捕獲・抹殺対象だった『ギルガメッシュ・アスターナ』による大戦闘は全力で大亜細亜連合から隠蔽された。
後にここで起こった記録は全て除去されるのだが、ここにいた大亜細亜連合所属の科学者はこう言った。
「これこそが、本物の『魔法』だ」、と。
ー2079年1月1日:日本・沖縄県
ここに新たな生命が誕生しようとしてた。
「大丈夫ですよニンスンさん!落ち着いて、深呼吸をしてください」
「うううぅ!!」
かりゆし病院は今緊急出産をするニンスン・アスターナを保護していたのだ。彼女とその夫は家族旅行をしていたらしく、ホテルへと帰る途中に急に腹が痛くなったらしい。
「ルガルぅ!」
「大丈夫だよ、ニンスン!落ち着いて、ゆっくり行こう」
その痛さのあまり、ニンスンは愛する夫の方へと顔を向けた。
その苦しい顔に夫は心が締め付けられる感覚に陥ったがここであきらめれば自分とニンスンの愛の結晶が散ってしまう可能性がある。
いくら日本の治療力がトップレベルだとしても人間である以上、ミスが起こりうる可能性がある。
「はい、吸って~、吐いて~、いいペースですよ」
「ふぅぅぅ!」
「あともう少しですよ!」
だが幸いにそんなハプニングは起こらず、新しく生まれた生命は無事誕生したのであった。
「すぐにバイタルチェック!」
「「「「「はい!」」」」」
「それではお父様はお母様のそばに」
「はい、わかりました」
安堵、安心、そして何よりこの言葉では決して表せない幸福感。これが幸せというものなのか。
「ニンスン。無事俺たちの赤子は生まれたよ」
「ええ、そうらしいわね。ふふ、、、、」
「ニンスン!」
安心したからなのか、ニンスンはそのまま気絶してしまった。でもちゃんと息は吸っており、至って通常。
「はは、君はいつも人を心配にさせて。でも良く頑張った、俺は君のことが誇りだ」
彼がそう言った後、不思議にニンスンの口角は上がってた。
・・・ん、うぅん???
なんか目が覚めると僕が全く知らない天井に挨拶された。え、ここどこ?もしかして誘拐された?!
というわけでもなく、多分酒に潰れて友人とかが僕のことをそこら辺に寝かせたんだろう。
そう思って体を起こそうと思ったが、なぜかうまく力が入らなかった。
あれ、もしかして相当酒に酔ってしまったのか?僕としたら、ストレスが最近やばかったんだろうな。
と思ってたのだが腕を上げようとしたらそこは小さな手と腕しか目に映らなかった。
え、誰の手だこれ?もしかして赤ちゃんとかのか?僕の手は?
そしてここで僕は最悪な想像をした。もしかしてこれが僕の腕なのか?
試しに手をグーパーしてみようとしたら意思通り動いてくれた。左手を動かしてみれば思い通り動いてくれた。
・・・・・ま、ま、ままま、まさか、まさか!?
僕、転生してしまった!!!!????
どうもこんにちは、作者です。
ギルガメッシュがカッコ良すぎて小説書きたくなちゃった。
やばい、もう一つの魔法科高校の小説があるのに。新しく始めちゃった☆
ちなみに主人公はギルガメッシュ(fate)のことしか知らず、魔法科高校の知識は全くないです。
あと僕がギルガメッシュの口調をうまく書けるか心配です、まじで。
誤字報告待ってます!
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