英雄王成り代わりin魔法科高校の劣等生   作:海のホニョ

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後日談

「はぁー。ここにいたのか、イリヤ」

「うーん、あといちじかん〜」

 

必死にイリヤを探して十分、自分人を探す宝具があるじゃんねと考えて探したらあった。なのでそれを使ったらあらま、すぐに見つかったではないか。

 

つくづく思うのだが、ギルガメッシュの宝具集まる体質くそチート過ぎないか?あまりにも都合が良すぎだと個人的に思うんだが。

 

とそんなことはどうでもよく、今はイリヤを起こさないといけない。

 

「ほら、起きろイリヤ。じゃなきゃビンタするぞ?」

「はーい起きました、起きました!だからビンタやめてください〜!」

 

イリヤはよく寝るため、我は昔から起床時間より寝過ごしたイリヤに対してビンタをし続けた。で、その威力は結構強いため、すっかり我のビンタがトラウマになってしまった。

 

「って、あれ?なんでここ更地なんですか?」

「それはな、」

「待ってください。なら、あれが、あれで・・・」

 

質問されたから説明しようとしたら、なんか急にぶつぶつ言い出してきたのだ。え、こわ。

 

「・・・・・なるほど。ではお兄様、率直に聞きます」

「なんだ?」

「もしかして、お母様とお父様は死んでしまいましたか?」

 

何考えてんだろうと思った矢先、とんでもない質問をされて、固まってしまった。

 

は、なんでイリヤはわかったんだ?確かに親は今我と一緒にいないが、たったそれだけでわかるはずもない。

 

「沈黙ははいと受け止めますよ?」

「・・・ああ、死んだ」

「・・・・・そうですか」

 

多分ここでこんな質問を聞くのは失礼なのかもしれないが、どうしても知りたいものだった。

 

「その、なんだ。なぜ父と母が死んだことが分かった?」

「まぁ気になりますよね。それでは、説明しましょう」

 

イリヤからの話によると、実はイリヤ、大爆発が聞こえその瞬間に障壁魔法(我も含めて)を展開し、それのおかげでなんとか意識が保てたらしい。

 

そしたら数十メートル先に怪物たちのことを発見し、恐怖のあまり動けなかったらしい。

 

でも父と母がすぐさまにイリヤと我のところに駆けつけて、こう言ったらしい。

 

「ごめんな、イリヤ。これ以上被害が出ないようにあの怪物たちを足止めさせてみる」

「いやです!!お父様とお母様が死ぬなんて、私・・・・・」

「そこは本当に申し訳ない。でも分かってくれ、これはイリヤとギルのためのことだ。君らは俺たちの宝物なんだ」

「ええ、ルガルの言う通り。私たちは貴方達のことが第一なのよ?だから分かって頂戴、イリヤ」

「・・・う、うぇぇぇん!!うぇぇぇぇんんん!!!!」

「イリヤ。これは最後の約束だ。どうかお兄ちゃんと一緒に生きてくれよ?」

「ダメです!お父様も、お母様も無事に生きられてまた一緒に家族として過ごすんです!!!」

「ニンスン、障壁魔法を」

「ええ」

「!やめてください!!離れたくありません!!」

「どうか、生きてくれ」

 

その会話を最後に我とイリヤはそれぞれ障壁魔法を張られ、そのまま砲丸かのように遠いところへと投げ飛ばされたらしい。

 

最初はイリヤも投げ飛ばされた後に父と母のところへと行こうとしたらしいが子供の身体能力である故、魔法を使ってもあまり長時間活動できず、想子を尽きてしまいそのまま気絶になったと。

 

なぜそんな無茶をしながら無事なのかわからなかったが、とりあえず。

 

「生きててくれて、本当によかった」

 

イリヤのことを抱きしめた。父と母がもういない以上、イリヤだけが我の唯一の血液関係がある『家族』なのだ。

 

我の思っていることを分かったのか、イリヤも無言で我のことを抱きしめてくれた。今はただただ生きていることに感謝を。

 

しばらくした後、そろそろこの場所から出て行こうと考えた時、イリヤからこう言われた。

 

「なんかお兄様変わりましたね」

「うん?それはどういう意味だ?」

「えーと、なんて言うんでしょうか?前と比べて強くなったというか、心が変わったというか」

「はーん」

 

なるほど。イリヤ結構魔法感知とか結構昔から敏感だったから、僕の『王の財宝』とかに気がついたのかな?

 

だがもちろん、あんな精神世界やら覚醒してすんごい出来事が起こったとかは絶対言わない。これはあくまで我だけの秘密だ。言っても絶対信じてくれないだろうし。

 

「気のせいだ。我は昔から変わってなどない」

「いーや!絶対なんか変わった。あと口調もおかしくないですか!?なんか超上から目線っぽくてムカつきます!」

「なるほど、我が妹はここまでアホだったとは」

「はぁーーー?!」

 

さっきまでの感動的家族との再会ドラマ風雰囲気はどこか、今はまさに兄妹喧嘩になってしまった。やっぱる我が妹めちゃくちゃうるさいな。

 

「第一もし私が障壁魔法を展開してなかったらお兄様死んでたんですよ?!」

「何。それは今関係ないことだろ。まさかまともな会話すらできないような知能になってしまったのか?これは早急に治療が必要であるな」

「何を言ってるんですか、お兄様!?」

 

このようなやり取りをなんと三十分間も繰り広げたその時、なんか軍隊っぽい人たちが近くに来たのだ。

 

「イリヤ、我の後ろへと立て」

「お兄様!?」

「何大丈夫だ。我は確かに魔法をうまく使えない。だが、ちゃんと策はある。だから安心せい、イリヤ」

「は、はい」

 

そう言い、イリヤを後ろに移動させてから再び軍隊の方へと目線を向けると一人の兵士が我々を見つけたのか、驚いた仕草をした。

 

「生存者か!? 嘘だろ、子供じゃないか!」

「おい、警戒は解くな!まだあの未確認生物が完全にいなくなったわけではないだろ!」

「こっち第十三分隊!人影を二つ確認!少年と少女だ、年齢は……十代前半!」

 

その、なんだ。別に仕事に対して熱心なのは良いのだが、ちょっとうるさすぎではないか?

ちなみに覚醒したおかげで聴力もよくなり、内容がダダ漏れになってるのだ。

 

「お兄様。あの人たちは何に騒いでいるのでしょうか?」

「さーな。多分我たちが生きていることに対して驚いてるんだろう」

 

イリヤが少し呆れながら我に質問してきた。まー国を守る人たちがこんなに大騒ぎしている人たちだなんて見たら呆れるのも当然か。

 

「・・・・接触を試みよう」

「ちょ、待ってください隊長!罠かもしれません!」

「なんだ!この何もないところで子供二人を見捨てるとか言うのか!?」

「い、いえ。そう言いたいのではないのですが、」

「なら助けるべきだ。それが我々国防陸軍が受けた命令なのだから!」

「は、はい!」

 

そうやり取りをして、覚悟を決めたのかそのチームがこちらに向かってきたのだ。待てよ。ハッ!なかなか良いアイディアを浮かんだぞ?

 

「お兄様。めちゃくちゃ悪い顔をしてますよ?」

「何、面白いことを思いついてな。見てるがいい、『王』としての我を!」

「お、王?」

 

それだけを言い、あとはあの軍隊がこちらに着くまで待った。前世で一回はこれをやってみたかったことを今ここでやるんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一昨日未明、鳥取県出雲大社を中心に半径15キロメートルの大型未明魔法が大規模に展開され、そのドームの中の人々が閉じ込められたのだ。

 

そしてなんとあのドームは外からは透明であり、その中にあった形容し難い怪物達が次々と建物、人間、全てを破壊する様を見た。

 

すぐさまに国防軍が政府によって呼び出され、そのドーム型魔法を破壊するように命令を受けたのだが魔法は一切通らず、ただただ無力感を味わうだけだった。

 

しかし、二日後、ドームの中から黄金に輝く光が突如と発生し、中の化け物達を次々と殺しにいった。

 

あれは忘れられない。あんな巨大な生物を最も容易く殺せる存在なんて。

 

だがそのおかげでこのドームは今までの苦労が嘘かのようにすぐにバラバラと解け、国防陸軍はついに中へと侵入。

 

今は国防空軍と一緒に協力し、生存者はいないかと探った。

 

しかし、正直に言うと国防軍に所属している人たちは全員生存者の確率なんて諦めてた。いるとすればあの化け物達を相手にした魔法師だろうが、もしかしすると彼・彼女はもう命を燃え尽きた可能性がある。

 

そんな士気が全くない中で、見つけたのだ。子供二人。

 

一人は黄金に輝く金色の髪の毛と赤い目の色をした少年。もう一人は白色の髪の毛と、少年同様に赤い目の色をした少女だった。

 

まさか生存者、しかも二人を見つけられるだなんて思えなくてその場でつい大声を出してしまい、それに釣られて同じ隊員達も大声を出してしまった。

 

そのせいで隊長に怒られてしまったが、正直見つけられて良かった。まさかまだ救える命があっただなんて。

 

そして隊長の命令で少年たちを保護しようとし、接触を試みることにした。

 

「そこの君たち!大丈夫か!!怪我などはないー「誰が王たる我に喋りかけても良いと言った雑種?」ーえ?」

 

突然、俺の体にとんでもない圧を感じてしまい、思わず膝をついてしまった。

 

は、は?何が起こってる?大丈夫かと少年たちに聞こうとしたら少年が突然王とか言い出し、少年に跪いた?

 

周りを見たら同僚達も彼の圧力にやられたのか跪いていて、中には気絶をしている人もいた。隊長の方も見ると対抗できてるものの、大量の冷や汗をかいてた。

 

「ふむ?我が圧力に対し抵抗出来ているとはな。貴様、名はなんという?」

「お、お前は誰ー「我は名を聞いている!」

 

そしたらその少年は指を鳴らし、黄金のワープホール見たいなもの?から無数の武器が出現したのであった。

 

なんだこの魔法は!?こんな異空間からものを出現するだなんて聞いたことすらないぞ?

 

「もう一度チャンスを与える。貴様の名はなんだ?」

「ま、増田亮平と言います」

「なるほど亮平というのだな」

 

少年の未知すぎる魔法に、隊長は止むおえず自分の名前を言ったのだ。ここで下手な答えをしたらあの武器達がここに飛んできて、最悪この隊全て死ぬ可能性がある。

 

「ならば亮平。貴様らはなぜここにいる?」

「そ、それは一昨日未明に出雲市に透明のドーム型魔法が展開されてるのが確認され、その中に閉じ込められた人たちの中に生存者がいるか調査するために来ました」

「ほう。ならばあの化け物達は出雲市以外に被害は及んでないのか?」

「は、はい」

「そうか。なら、ここでー「お兄様!!」

 

と、あの少年が何か言いかけたところで今まで黙っていた少女が突然その少年の頭を叩いたのだ。

 

「何をしているんですか!?この人達は助けに来てくれた人たちなんですよ!!」

「いや。これはな、その。演技!そう、演技だ!」

「演技だからってやって良いことがありますでしょうが!」

 

そしたらなんかそのままその二人は口喧嘩に発展したのだ。あまりもの急展開とさっきまでの温度差でここにいる隊員全員何をすれば良いのかがわからなかった。

 

「そ、その」

「はい?なんでしょうか?」

「君たちはどなたでしょうか?」

 

さっきの少年の圧力でつい敬語になってしまった。いや待て。なんで俺は敬語でこの二人の子供達に話してるんだ?

 

「ああ、私たち?私の名前はイリヤスフィール・アスターナです。このバカお兄様はギルガメッシュ・アスターナです」

 

ふむ、苗字というかラストネームから察するに外国人か?ならその日本人離れしたその容姿は説明がつくな。

 

「あ、アスターナ家?!」

 

と、外国人だなとしか感想がなかった俺とは反対に隊長は大声でその家名に反応したのだ。

 

「き、君たち本当にあのアスターナ家なのか?」

「イリヤがそう言ってるではないか雑種ども。耳が聞こえないのか?」

 

この少年まじでムカつくな!さっきの出来事もいい、本当にこのガキ上から目線だな。こっちの方が年上だっつうの!

 

「おい全隊員聞け!この二人の子供は全力で保護し、なんとしてでも安全に政府へと身柄を渡すんだぞ!わかったか!!」

「「「「「「「「「「「「は、はい!」」」」」」」」」」」」

 

なんだ、なんだ???このアスターナ家、なんか重要な人たちなのか?

 

「その、親御さん達は、」

「死んだ。我らを守ろうとし、その命を尽きた」

「・・・そうですか、」

 

・・・・・はぁー。いつの時代にでも不幸になってしまう子供がいるんだな。この子達、可哀想過ぎるだろ。こんな幼い年でトラウマ的な経験をして、しかも両親を失うなんて。

 

「それでは行くぞ!イリヤスフィールとギルガメッシュは戦車の中へと」

「あ、ありがとうございます」

「ふっ、雑種にしては良いではないか」

「お兄様その口調そろそろやめてください!」

「考えはしとくさ」

「それは絶対しない人が言うことなんです!」

 

いや、やっぱり嘘だ。このギルガメッシュとかいうクソガキはムカつく!!

 

そんなことを思いながら、俺たちは早急に政府の場所へ行くことになった。

 

まさかあの『家』と関係ある家だったとは思いもしなかった。

 




どうも作者です!

補足として、『王の財宝』の覚醒により主人公の性格にギルガメッシュが混ざり込んでます。だから普段はギルモードですが、真剣モードとかになったら賢王ギルか『僕』モードになります。

ここでヒロイン投票具合!

相変わらず深雪圧倒的一位でリーナ二位ですが、なんと雫が段々と人気を集めて真由美と接戦を繰り広げています!

果たして誰がヒロインとなるのか!(一応投票のトップ3人でハーレム形成予定です)

ヒロイン誰にした方がいいですか?

  • 司波深雪
  • 北山雫
  • 千葉エリカ
  • 七草真由美
  • 中条あずさ
  • アンジェリーナ
  • その他キャラ(感想へ)
  • オリヒロ
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