明久Side
「俺の名前は、平賀源二!良かったら友達になってくれないかい?」
彼はそう名乗った
「うん!大歓迎だよ!よろしくね平賀君」
「ところで君はいつ目覚めたんだ?」
いつだっただろう?学校行ってなかったから日にちなんて数えてなかったんだよね
「ん~…だいたい2週間ぐらいは経ってるかな」
「もう少しで振り分け試験だとゆうのに…2週間も何してたんだ?
Fクラスの設備は相当酷いと聞いたぞ…学校には行かないのか?このままじゃFクラス行きは確定なんじゃないか?」
「いや、本当はあの二人に絡まれなければ今から行こうと思ってたんだよ…とりあえずまずは一番偉い学園長に挨拶しておこうと思って…」
「なんで夕方からなんだ?」
「朝や昼に行って友達にあったらいろいろパニックになるかと思って…オルフェノクに目覚めた時に変身しちゃってさ…あの姿を見られたらマズいと思って病院抜け出して来ちゃったんだ…」
「抜け出して来た?脱走したの?それで!?」
明久事情説明中
「つまり君の友達には君が行方不明になっているという事になってるんだね…」
「うん、だから行きづらくてさ…それに僕は化け物だし…今までの日常には戻れない気がして…頭の中でも時々殺セって声が聞こえて…もしかしたらさっきの奴らみたいにならないかとか考えてたら怖くて…でもやっぱ一人は寂しくて…みんなに会いたくなって」
そう考えてたら少しずつ涙が出てきていた
「君はアイツらのようにはならないよ」
「どうして…そう言えるの…?」
「君はバカだからだ!勿論良い意味でね!」
「それ誉めてるの?」
「当たり前じゃないか…その君の友人の木下君を守るためにオルフェノクと戦って…その…殺してしまったのは…少なくとも間違いじゃないはずだ!吉井君の『心』が『人間』だからこそ持てる『罪悪感』なはずだ。
…ただ加減は覚えてくれよ。
それに俺や君みたいなオルフェノクは他にもいるかもしれないじゃないか」
「そうかもしれないけど…」
「俺にもあの声が聞こえていた時期はあったんだ…」
「…っ?」
「でも克服できた!だから君もきっと克服できるさ♪」
「そう…かな?」
「そうさ♪君だっていつまでも一人は嫌だろ?」
「まあ…そりゃそうだけど、」
「だったら友達のところに帰ったらいいじゃないか!それに同じ秘密を抱えてる友達もここにいるじゃないか!心強いでしょ?」
「うん、そうだね…改めてよろしくね平賀君」
「よろしく!」
「もう今日は帰ろうと思うけど家に遊びに来る?」
「いやっ…俺は勉強しないといけないから…」
そういえば秀吉に勉強しとくようにって言われてたんだよっ…あまりはかどらなかったけど…
「っ!?お願いがあるんだ!」
「なにかな?」
「その…僕に少しでもいいから勉強を教えて欲しいんだ!一人じゃ分からない事だらけで…学校なら友達や先生がいるのに…」
「ん~…まあ確かに君の場合は教える人も必要かもね…」苦笑
「それどういう意味?」
「2ヶ月以上学校行ってないからっていうのもあるけど…」
「けど?」
「有名じゃないか……その……バカだって…ちょっと待て何してるんだ君は?」ガシッ
「離してっ!なんかわかんないけど死にたくなったんだ」
「止めろっ落ち着け!」
「バカで有名なんて…そんな不名誉な事で有名になりたくないんだ」
「分かった俺が悪かったから止めてくれ」
そんなこんなで数分後…
「とりあえず夕飯もご馳走するね!」
「良いのか?」
「うん!じゃあ家に向かおうか!」
明久SideOut
明久が学校に向かう前の授業中、長田結花は…
「あの…島田さんプリント」
「…………」
「ここに置いときますね…」
「…………」
無視されていた
結花Side
どうして?
私はただ秀吉君と仲良くなりたいだけだったのに…
でも坂本君達との勉強会とかも楽しいし…
でも…姫路さんと島田さん…吉井君の事になるとアレだし…
でも前までは友達だった人に避けられるのはやっぱ辛いかな…
結花SideOut
啓太郎Side
長田さん…最近いつも辛そうな顔ばかりしてるな…
島田さん達のせいか…
なんとか支えてあげられないかな…
啓太郎SideOut
雄二Side
学校が終わり、雄二達は社長に会うためにSMART BRAINに来ていた。
「……霧島翔子です。社長に会いに来たんですが」
「そちらの方も…ですか?」
「ああ…付き添いでな俺も話があるんだ!そんなに時間は取らせない」
「少々お待ちください…ガチャッ 社長 霧島翔子さんという方がお見えになりました…はいかしこまりました。ではゲストルームにご案内しますね。」
数分後
「本当に無駄にデカイなこの会社」
「……無駄は失礼」
「こちらの椅子におかけになって待っててください。直に社長が来ますので!」
・
・
・
・
「申し訳ありません、遅くなってしまって私が社長代理の村上です。」
「……そんなに待ってないので大丈夫です。私は霧島翔子」
「そちらは?」
「……私のお「付き合ってすらいねぇ!坂本雄二です」
「見たところ高校生のようですが…時間は大丈夫ですか?」
「ああ…あまり長くなるような話はしませんので」
「……その…お父さんの話をお聞きしたいのですが…」
「霧島社長ですか…我々も探しているんですが…どこにいるのかまだ分かっていません…さぞかしご心配でしょうね…」
「……はい、そうですか…分かりました…」
「坂本君と言いましたか?貴方も何か話があるようですが…どういったご用件で?」
雄二はケースを取りだし
「これの効率のいい使い方を教えて欲しいんですが」
村上は一瞬目を見開き
「それは一体どこで?」
「変な灰色の化け物に襲われた時に変なロボみたいな…名前は……なんだっ?」
「……オートバジン」
「そのオートバジンって奴が持ってきたんです。」
「それで?」
「コイツや友達は無理だったんですが…俺は変身出来て戦えたので他にも機能があるんだったら教えて欲しいんだが」
村上はビックリしていた
「そうですか…そのベルトは我が社の非売品で…貴方が見たような化け物…オルフェノクというんですが…そのオルフェノクと戦うために作られたものなんです。私達に預けて頂ければそのベルトを使う為に訓練を受けた人間も我が社には居ますので、我が社に預けて頂けないでしょうか…?」
あの化け物オルフェノクっていうのか…預ける?
預けたらそのオルフェノクとかいうのにベルト絡みでは襲われなくなるかもしれないが…
それ以外の事で襲われる可能性もあるな…
「………………………考えさせてください」
「……そうですか…まあゆっくり考えてください」
「まあ要件はこれだけです…」
「考えがまとまったらまたそれを持って来てください」
「では失礼します。」ガチャッ
「坂本雄二君か…何故彼がベルトを使えるのか…興味深いですね」
「社長~☆失礼しまーす♪これが新しく覚醒した彼のデータでぇす♪」
「そうですか…ありがとう!なるほどオリジナルでしたか…興味深いですね…そういえば最近オルフェノクが何人か殺られていると聞いています。その件の調査もお願いします。」
「は~い☆」
『プルルルル…』
『はい?』
「私ですがしばらくの間例のベルトは放置しててください」
『……っ!?何故ですか?』
「とりあえず今は放置しておいてください!他の仕事を用意します。」
『……っ分かりました。』
『ピッ』
雄二SideOut
明久Side
明久の家
人を家に入れるのは久しぶりだな
今までは雄二達だったもんね
「なんだよっ…俺の家の真上じゃないか…しかもちょっと広いし…」
「えっ?そうなの?平賀君…家族は?」
「居ないよ」
「そうなんだ…海外とかにいるの?僕の家族はそうなんだけど」
「違う…俺の家族は…殺された…」
「そう…なんだ…ゴメンね、嫌な事思い出させちゃって…」
「いや…いいんだ、それよりまずは夕飯からにしないか?」
「じゃあ僕作るね!」
明久は調理場へ向かった
「作れるのか?俺はてっきりカップラーメンとかと思っていたんだが…」
「僕一応家庭科だけなら400以上とったことあるよ?あと調理実習はほぼ満点だったし」ザクットントントントン
「そうなのか?確かに包丁捌きも上手いし見かけによらないな…どう見ても君は〇ARUTOか〇フィタイプなんだが」
「それって誉め…違うね…バカって事?」
「……………」プィ
「無言で目をそらさないで…」
「おぉっパエリアか!」
「うん…僕の一番の好物であり得意料理なんだっ」
「そうか!頂きます♪……めちゃくちゃ美味いなこれ…店に出せるレベルだぞ!?」
「良かった!なんか…君に出会うまで一人だったから…なんか楽しいね!」
「………また食べに来ても構わないかな?」
「大歓迎だよ!」
「ごちそうさま…美味かった…じゃあ勉強始めようか」
「うん…よろしくね」
………………………………………………
「えっと…泣きっ面に蹴り?」
「君は…ある意味オルフェノク向きかもしれない…」
「えっ?何が?」
「…はぁっ」
このあと平賀のため息は20回近く出たらしい…
Open your eyes the next Faizφ