バカと人間とオルフェノク   作:成龍

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第16話 緊張と再会と苦手な二人

啓太郎Side

 

「長田さん、もう少しで保健室に着くから」

倒れた人を放っておくなんて本当にあの二人…どうかしてるよ…

 

「結花よワシらで運んでやるから余り力を入れるでないぞい」

 

「菊地さん…秀吉君、すいません」

 

「そんな…気にしないでよ、当たり前の事じゃない…」

 

「そうじゃぞ結花よ!気にするでない、もう着いたぞい」

 

「誰もいないみたいだね…長田さんベッドで寝ててよ先生には俺が言っておくからさ♪」

 

「ゆっくり休むのじゃぞ…」

 

「はい…菊地君…ありがとうございます…よろしくお願いします…」

 

「うん!どういたしまして♪じゃあ俺達授業に行ってくるね!」

 

「はい…ありがとうございました!」

 

From 啓太郎さん

 

啓太郎さん、

私は久しぶりに人に優しくしてもらって

とても暖かい気分です。

 

From 結花

 

結花さん、お久しぶりです。

それは良かったですね!

結花さんの周りが優しい人で囲まれますように!

 

「なんか恥ずかしい台詞送っちゃったな//」

 

「何がじゃ?」

 

「いや、こっちの話//」

 

啓太郎SideOut

 

優子Side

 

昼休み

 

優子は翔子に頼んで今日は勉強会メンバーと新校舎屋上でお昼を食べる事になり

秀吉に頼んで平賀を連れてきてもらった

優子は明久を誘ったのだが久しぶりに会うって事もあるし行方不明のはずの明久が突然みんなの目の前に現れれば当然ビックリする

とりあえず明久は今何を言おうかとかそういうのを考えていろんな意味で緊張している…

 

「どうしよう木下さん…みんなには会いたいけど…とても緊張するよ…」

 

「吉井君とりあえず落ち着いて深呼吸して…」

 

「う…うん…」スー ハー

 

「いざという時は俺も手伝うさ、俺だって一応話した事は無いメンバーだから緊張してるけどね」

 

「明久よ…とりあえず食べる時間が減るのでのぅ…そろそろよいかの!?」

 

「待って!」スー ハー

 

「行くぞ!」

 

「待っ…」ガチャ

 

「おう秀吉やっと来たか」

 

「優子~早くぅ♪」

 

『ほら行くぞ吉井君』

 

「吉井?」

 

『まっ…待ってってば』

 

平賀に押されながら出てくる明久

 

「「(…)明久?」」

 

「アッ君!?嘘でしょ?本当に?」

 

「優子っ?明久君が…どうして?」

 

「……吉井?それにアナタは…」

何?翔子は平賀君に会ったことあるの?

 

実はあの時、翔子にだけは光の当たり加減で顔が少し見えていた

 

「や…やぁ初めまして…1年Eクラスの平賀源二です。」

 

「……優子っ吉井、木下…その人から離れて」

 

「えっ?ちょっと翔子?」

平賀君は悪い人じゃないのに…どうしたの?

平賀君は翔子に何かしたの?

 

「うおぉっ?どうしたんじゃ霧島っ?」

 

「お前…髪型といい雰囲気といい見たことある気がするな…」

坂本君まで?

 

「雄君、何を言ってるの?」

 

「啓太郎…お前も見たことある気がしねぇか?」

 

「んっ?う~ん…言われてみれば…確かに…う~ん…見たことないとは言えないね…」

菊地君も?

 

「ちょっと霧島さん?…平賀君は悪い人じゃないよ!」

 

「……吉井ゴメン…悪い人かどうかはまだ分からないけど…ただ警戒しているだけ」

警戒ってどうしてよ?

 

「アハハ…なんか俺…来ない方が良かった…カナ?」苦笑

引き返そうとする平賀

 

「待つんじゃ平賀よ!」

 

「そうよっ平賀君、アナタも私達の友達なんだから…ちゃんとみんなと仲良くなって欲しいの」

 

「でも…」

 

「そうだよ平賀君!君も僕の親友じゃないか…」

 

「まあ明久や秀吉がそこまで信用してるなら俺は構わねー…警戒して悪かったな」ペコッ

 

「……ゴメンなさい」ペコリ

 

「いや、君達は悪くないでしょ…頭あげてよ」

 

「……そう言って貰えて助かる」

はぁ~良かった…一時はどうなる事かと…

 

「とりあえず全員自己紹介しましょ?」

 

 

「みんなこれからよろしく頼む!」

 

「…ところでなんで明久がいる?今まで一体どこに行ってた?」

 

吉井君あとは頑張ってね…

 

優子SideOut

 

明久Side

 

どうしよう…こんな大人数に今は言えない…とか言って納得してもらえるのかな!?

平賀君は手伝うって言ってくれたけど

 

「明久っどこ行ってたんだ?お前確か…なんか怪しげな医療施設に行ってるはずだよな?」

 

「明久君どこ行ってたの?」

 

「……吉井?」

 

「ちょっとみんな落ち着いてよ!吉井君が困ってるじゃない!」

 

「……優子はいつ吉井と会ったの?」

 

「昨日ね…旧校舎の屋上で…平賀君と一緒にいたの…」

 

「平賀?そういえば平賀だったか?なんでお前は明久と一緒にいるんだ?」

 

「彼とは一昨日学校帰りに会ったんだ…不良に絡まれていてね」

ありがとう平賀君、今がチャンスだ!

 

「それで平賀君が助けてくれて一緒に逃げて仲良くなったんだ!」

 

「秀吉!本当か?」

 

「明久が下手な嘘を言うとすぐに目が泳ぐ!だから本当じゃ」

 

「…平賀との出会いは分かったが2週間以上もどこへ行っていた?」

 

「それは、」

 

「俺も何回も聞いたんだが…今は言えないらしいんだ」

 

「…どうしてもか?」

 

「吉井君が欲しがっていたゲームを貸すからと言ってもダメだった」

それでダメなんだからみんな諦めてくれるよね…

 

「なんだと?独り暮らしの癖に躊躇なく食費をゲームやアニメに注ぎ込むこの明久がか?明久っお前本物かっ?」

 

「失礼な…僕は本物の吉井明久だよ」

 

「坂本君それ本当なの?」

 

「えっ?木下さん?」

なんかちょっと怒ってる気がする…

 

「中学の時は普通だったが高校で独り暮らしを始めてしばらくしたらコイツの弁当はいつの間にか何故か塩水や砂糖水になっていた」

 

「そういえば急にアッ君が家に来る回数増えた時期があったよね」

 

「啓太郎?アレは…その…」

 

「…そんな生活をしている理由は欲しいゲームがいっぱいあるから…だそうだ…」

ヤバいどんどん僕のバカさが暴かれていく

 

「はぁ~吉井君…君って入院前はそんな生活していたのか?」

 

「平賀君?止めて!そんな可哀想なものを見るような目で僕を見ないで?」

 

「なんか話がそれてるんだけど」

愛子さん…一応それは好都合なんだけどね…

 

「えっと…吉井君?ちょっとOHANASHIがあるんだけど…」ガシッ

 

「えっ?木下さん?待って…お話の言い方が…嫌な予感がするんだけど…そんな…腕をつかま …っ?木下さんの手ってとてもスベスベして柔らかくて暖かい…ってなんで思った事をそのまま全部言ってるんだ僕は?…ってしまったぁあああ」

 

「////何を言っているのよ?とにかく来てってば//」グイッ

 

「怒った姉上を照れさせるとは器用な奴じゃのぅ…」

 

「…一応本物みたいだな」

 

僕は結局木下さんに食生活について説教をされた

あんな生活をして周りの人がどれだけ心配するか考えて欲しいと重点的に言われた

弁当を忘れた事を言うと木下さんは溜め息を吐きながら弁当を分けてくれた…

唐揚げがとても美味しくて感想を言うと木下さんの顔が赤くなっていて可愛かった

 

 

「…とにかく明久…いつか話してくれるって事か?」

 

「うん…ゴメンねみんな…」

 

「とりあえず吉井君と平賀君アタシ達と今日勉強会をしない?」

 

「いいのかい?俺は構わないけど…」

 

「気にすんな平賀!俺達も大丈夫だ!ただし今日は翔子の家でみんな泊まってやるんだが…」

 

「別にそれぐらいなら構わない」

 

「そうか…で明久は何故黙っている?無理矢理でも連れてくから諦めた方がいいぞ?」

 

「そんなっ!?もうちょいで今やってるゲーム全クリ出来るのに?」

 

「吉井君?」ゴゴゴッ

 

「行くからそんな怖い顔しないで木下さん…」

 

「よろしい」

 

『キーンコーンカーンコーン』

 

「とりあえずまた後から校門前に集合な」

 

そして放課後…

 

「あれ?雄二達は?」

 

「…忘れ物をしたから先にみんな荷物取りに行けだと」

 

「じゃあ行こっか…木下さん達は途中まで送るよ」

 

明久SideOut

 

島田Side

 

「ちょっと瑞希本当に吉井がいたの?」

 

「はい、ベランダから木下さん達と一緒に帰るとこが見えました…許せません!」

 

「……とりあえず行くわよ…」ダッ

 

「はいっ!」ダッ

 

『ドンッ キャアッ』ゴロゴロッガンッ

 

「今誰かにぶつかったような気がするんですが…」

 

なんか今変な音しなかった?でも引き返したら吉井を見失うかもしれないし…とにかく急がないと

 

島田SideOut

 

明久Side

 

「まさか平賀君も一緒にみんなと勉強したり遊んだり出来るとは思わなかったなぁ」

 

「俺もだよ…でもひょっとしたらオルフェノクなのバレてるかもね…」ボソッ

 

「それって不味いんじゃ…」ボソッ

 

「吉井君?平賀君?」

 

すると車の音が聞こえてきた

 

『ハロー久しぶりでぇす☆吉井明久君…と平賀源二君?』

 

「アナタは…」

 

「二人共友達だったんですか~?ってお姉さんはお姉さんは聞いてみる~♪」

 

「ラス〇オーダー風に聞かなくても…」

 

「とりあえず二人共友達っていうんならお姉さんは二人にルームシェアして欲しいって超思うわけですよ!二人共お姉さんの超お気に入りだから家賃はお姉さんが超援助してるんですよ?」

 

「とあ〇シリーズのファンなの?吉井君、平賀君?この人誰なのよ?」

 

「「まあ知り合いかな…」」

 

『『吉井(君)』』

 

「姫路さんに島田さん?なんでここに?」

なんでこの二人が…苦手なのに…

 

「アンタが木下達と帰ったところを見たって瑞希が言うから…追いかけてきたのよっ、今までどこに行ってたの?」

しまった…見られてたのか…

 

「その人は誰なんですか吉井君?お仕置きですっ」

本当に何なの?意味が分からない

 

「姫路さん?そのバットどこから?」

 

「ちょっと姫路さん?まだ懲りないの?吉井君はアンタ達の命の恩人よね?命の恩人にお仕置きってどういう事なの?」

 

「木下さんは黙って下さい!吉井君は他の女の子と一緒にいたらダメなんです」

 

「木下さん?姫路さんって…この人、学年次席の?」

 

「そうよっ勉強出来るだけで頭おかしいのよこの人」

 

「頭おかしくありません!普通です。」

 

「倒れた人間を無視するような人間が普通なわけないのじゃ…」

 

「アレは結花ちゃんが私達を裏切るから悪いんですっ!ところでその女の人は誰なんですか?」

 

「あ~もううるさいですね…その…えっと…しめじさんにしまたさん?アナタ達にはお姉さんからあとで素敵なプレゼントを送りま~す☆なのでしばらく黙ってください☆…とりあえず平賀君!前の話し考えてくれましたか?」

 

「…俺は断るつもりだ」

 

「そうですかぁ…ざんね~ん泣き真似 社長もそろそろ怒る頃だと思うので用心して下さいね☆それと吉井君には用事があるので一旦お姉さんと一緒に来てもらいます!遅くても二時間ぐらいしかかかりませんので着いてきてもらえますか?拒否権はないですけどね~♪」

 

「ちょっと吉井?」

 

「吉井君ダメですよ?そんな事したらお仕置きです!」

 

「も~黙ってて下さいって言ったのに…お姉さんは怒りました!悪い娘には」パンパンッ

 

「呼びましたか?」

 

「あの子達と遊んであげて下さいっ☆吉井君は行きましょうか」

 

「へへっ!分かりました」シュオーウ

 

「行くってどこにですか?」

 

「とにかく車に乗って下さい☆」カチャッ

 

「嘘っ!化け物?」

 

「キャアアッ…来ないで下さい!?」

 

「オルフェノクじゃと!?」

 

「木下さん達逃げるよ?」グイッ

 

「ちょっと!?平賀君?逃げるってどこによ?翔子に電話しないと」ダッ

 

「何故霧島さんに?吉井君なら大丈夫なはずだから」ダッ

 

「大丈夫って何を根拠に言っとるんじゃ?」ダッ

 

「とりあえず逃げる事だけ考えて」ダッ

 

「翔子?坂本君いる?

化け物が…………お願いね」ダッ

 

明久SideOut

 

Open your eyes the next Faizφ

 

 

 

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