明久Side
勉強を終えて
「明久、夕飯はお前が作れ!遅刻した罰だ♪」
「罰って…まあ良いけどさ」
「明久君って料理出来るの?」
「明久の料理はかなりのレベルじゃ」
「俺も明久のパエリア食べた事あるんだが…
あれは本当に店に出せるレベルだよ!」
「そこまでなの?」
「ああ!アイツの料理はな、女子は自信を失うほどだ」
「お手並み拝見といこうじゃない!」
「……優子…明久の料理食べても自信無くさないでね…」
「翔子!明久の退院祝い?にケーキとか注文しようぜ」
「……分かった」
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テーブルには明久の料理と
翔子の家の専属料理人によって作られた
ローストビーフやチキンなどが並べられていた
「明久君っ退院おめでとう~?
祝いパーティーを始めます!
各々コップにジュースを入れましたね?」
退院ってよりは脱走が正しいよね…
っていうかなんでおめでとうが疑問系なんだろう…
男子「おー」
女子「いぇーい」
「まあ退院祝いって事にしておこうよ明久」
「うん、そうだね源二」苦笑
「それじゃかんぱ~い!」
愛子の音頭で明久退院おめでとう?祝いパーティーが始まった
一同「かんぱ~い」
「やっぱお前の料理は美味いな」
「ここのシェフには勝てないよ」苦笑
「アタシは…まずは明久君の料理からいただくわね…」
明久の料理を食べた優子は手を地に着け落ち込んでいた
「ちょっと優子さん大丈夫?僕の料理でお腹壊しちゃったの?」
「なに…この美味さ…反則じゃない」ブツブツ
「えっ?なに?本当に大丈夫?」
「……やっぱりこうなった…」
「そんな優子をボクは応援してる…」
「愛子っ今そのキャラ止めて…」
「えっ?何?なんなの?」
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「そういえば源二、さっき話があるって
言ってたけど何の話?」
「まあここでは言えない話だね…
バルコニーに行かないか?」
「いいけど…二人で?」
「そうだが?」
「源二…」
「なんだ?」
「ひょっとしてコレなの?」
「違うから!結構重要な話なんだから
ふざけるなよ」怒
「ゴメン冗談だから」苦笑
「とりあえず行こうか」
明久SideOut
雄二Side
「……雄二、啓太郎、話がある」
「なんだ?」
「……ちょっと廊下へ来て」
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・
「話ってなんなの?」
「……源二の事」
「惚れたのか?」
「……雄二?身体測定の時、
握力計を壊したのは多分…ワ・タ・シ」
まさか握力計壊すほどの
握力があるって言いたいのか?
これはマズいな…適当にごまかさなければ…
「そ…そうか…それは…凄いな…」苦笑
「す…凄いね…それで源二君の話ってなにさ?」
「……雄二達はあのオルフェノクの
少年の顔覚えてる?」
「オルフェノクってあの灰色の化け物の事?
あの少年って俺達を助けてくれた
ちょっと色が黒っぽかったやつだよね?」
「……そう」
「顔は全然見えなかったよね?雄君」
「ああ…髪型とか雰囲気は分かるんだがな…」
「……前に私たちを助けてくれたオルフェノクは
多分、源二だと思う」
なに言ってんだコイツ…でも顔は見えなかったが
確かにアイツの雰囲気と似ていたな…
「翔子ちゃん…何言ってるの?それ本当?」
「……私は少しだけど顔が見えた、あれは源二だと思う…」
「なんだと?だからお前あんなに警戒してたのか?」
「……うん、源二がオルフェノクなら
私たちに襲いかかってこないとも限らない…
だから…でも…源二は今日はみんなと
楽しそうに笑ってた…から…」
「もし源二がオルフェノクだったとしたら…
俺は……」
だとしたら俺はどうするんだ?倒すのか?
オルフェノクとはいえ命の恩人みたいな奴をか!?
陽向も命を救われたって言ってたしな…
今日仲良くなって…みんなで勉強会やら
パーティーして騒いで一緒に笑って
普通に人間らしく過ごしてるアイツを
俺は…倒そうなんて…バカげてるじゃねえか…
「…………」
「そんなっ!?雄君まさか源二君が
オルフェノクだったとしたら倒そうなんて
思ってないよね?源二君がオルフェノクだからって
俺達を助けてくれたじゃないか?
今日だって一緒にみんなで笑って話したじゃない…
信じてあげようよ?」
「そうだな…翔子もそんなに
警戒しなくてもいいんじゃねえか?
一応命を救われてるわけだしな…信じてみないか?」
「……分かった…信じてみる…
それと嫌な気分にさせてゴメン」
「ああ…気にすんな…」
「とりあえず戻ろう!」
雄二SideOut
明久Side
「で…話ってなに?」
「実は…陽向ちゃんの事なんだけどね…」
「好きなの?」
「//好きじゃないから…
好きじゃないわけじゃないけど//
話を最後まで聞いてくれ」
「分かったゴメンね!
それで陽向ちゃんがなんなの?」
「彼女はきっと俺の…オルフェノクの姿を知っている…」
「それって…」
「オルフェノクに襲われてる人を助けた時にね…
2回ぐらい間違えて変身を解いた時があったんだ…」
「それって秀吉が僕の正体を知った時みたいな感じ?」
「まあそんな感じかな…きっと隠れてたんだろうね…」
「でも陽向ちゃんは源二の事怖がってないよね?」
「まあ…そうなんだけどさ…」
「どうしたの?」
『源二さんみ~つけたっ』
「陽向ちゃん?何しに来たの?」
「源二さんにちゃんとお礼を言おうと思って!
あの時は本当にありがとうございました…」
「いや、別にお礼なんてしなくていいのに…」
「ダメです♪私の気が済みませんから」
「君は…俺の事が怖くないのか?」
「………なんで怖くなるんですか?
命の恩人を怖がるわけ無いじゃないですか♪」
確かにそうだよね…
「だって…俺は…ば『人間です』けもの…」
「聞いてくれ!?陽向ちゃん
俺は…ば『ヒーローです!』…」
「源二さんは私を助けてくれた…
普通の人よりも人間として
優しくてカッコいいヒーローなんです!
…ぐすっ…だがら…化け物なんて
…ひぐっ…悲しいごと…ひぐっ…
ぐすっ…言わないで下さい」泣
「陽向ちゃん…」
「源二…陽向ちゃんの言う通りだよ…」
「………でも俺は…」
「源二…」
『結花さんっ?どこ行くの?』
『川原の方から助けてって声が聞こえるんです』
『何を言ってるのさ?そんな遠くからの声が…』
『とりあえずすぐに戻ってきますから』
『分かったよ…』
「源二…今の声って…」
「結花さんだね」
「陽向ちゃんゴメンね?
落ち着いたらみんなのところに行ってて」
「?…はい…」
・
・
「啓太郎何があったの?」
「アッ君…それがよく分からないんだ…
でも今日いろいろと様子がおかしかったんだよね…」
「風邪まだ治ってなかったんじゃねえか?
朝なんか倒れてたじゃねえか」
「そうなの?」
「雄君?…いやそれが…その
結花さん放課後保健室からいなくなってて
周りが騒いでてさ…行ってみたら結花さんが
階段から落ちたみたいで」
「落ちた?それで?」
啓太郎事情説明中
「のう?源二よ」ボソッ
「なんだ?」ボソッ
「前にお主から聞いた話ではオルフェノクは
聴力とかもすごいんじゃなかったかのぅ?」ボソッ
「俺もそれを思っていたところだ」ボソッ
「秀吉そこまで知ってたの?」ボソッ
「うむ…源二から聞いたんじゃ…ひょっとして結花は…」ボソッ
「秀吉と源二ちょっといい?」
・
・
「じゃあお主らは…そんなっ…明久っ…
お主は…あの病院で本当は死んだ
…ということなのか?
源二はいつから?」
「俺は中学の時だな…」
そういえば家族は殺されたって…
源二も殺されたって事?
「う…うん…今日ね、戸田って人に
そう教えられたんだ…
んでたまたまオルフェノクとして目覚めたから
こうして秀吉の目の前にいるんだけど…」
「オルフェノクになれてなかったら…
お主らとはもう話も出来んかったのかっ…?
今日こうしてパーティーを開いて騒ぐことも
出来なかったのじゃな…」涙目
「うん…でも安心してよ!僕はここに…
オルフェノクになっちゃったけど
生きているんだから」
「明久とりあえず本題に入ろう」
「啓太郎はさっき結花さんが階段から落ちた…
そして突然耳を塞いで叫んだりしてたって
高熱が下がったのは多分関係ないけど
階段から落ちたって事は打ち所によっては…
死んでもおかしくないよね?」
「まあそうじゃな…」
「それに聞こえないはずの場所からの声って…
結花さんはオルフェノクになったとしか…」
「ワシも源二との話を思い出して
そう思っておったところじゃ…
まさか…結花がオルフェノクになるなんて…」
「なんだか嫌な予感がするね…」
「とにかく行こうよ川原へ」
「どこ行くんだお前ら?」
「雄二?結花さんが心配だから様子を見にね…」
「3人も必要ないだろ…啓太郎か秀吉が行くか?」
秀吉はともかく啓太郎はマズいよ…
「いやっ啓太郎は待っててくれ…
秀吉もすまんが待っててくれないか?
俺と明久で様子を見てくる」
「ん~そうか?まあとりあえずすぐ戻ってこいよ!?」
「「分かった」」
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