結花Side
源二が学校にいる間
明久の世話をしていた結花は
明久の為にポ〇リを
買いに行っていた…のだが…
「ハロー!
貴女が長田結花さんですね☆?」
この人どこかで…
それより何故私の名前を?
「貴女に少し用事があるので
着いてきてもらいま~す♪」
知らない人に
用事があるからって言われても
着いていくわけないでしょ?
「えっ?用事って?私も買い物が…」
するとスマートレディは
結花に近付き耳元で囁いた
「いえ!すぐに終わりますよ?
ちょっとオルフェノクについての
説明を聞いてもらいたいだけです☆」
「っ!?」
結花は驚いていた
なんでそんな説明を?
ひょっとして
私がオルフェノクだって事…
この人にバレてるの?
「まあまあ☆
そこまで驚く事じゃないですよ?
とりあえず着いてきてください♪」
とりあえず
着いていった方がいいのかな?
「はい…」
結花はそのまま車に乗せられ
SMART BRAINに連れていかれた…
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「着きましたよ♪
この部屋で待ってて下さいね!」
結花はあちこちキョロキョロ見ていた
「はい…」
ここは…SMART BRAIN?なんで?
さっきの人もしかして…
CMとかに出ていた
スマートレディ?って人?
『そうですか…
オリジナルの平賀源二君…
彼には期待していたんですがね…』
また遠くからの声が…
この人、源二君の話してる?
『これ以上仲間を殺るようなら
始末も考えないといけませんね…
貴重なオリジナルを
殺るのは勿体ないですが…
まあもう少し様子を見ましょう
それにアナタ方では
彼を倒すのは難しいでしょう
また彼らに頼む時が
来るかもしれませんね…
まあ今は泳がせておいて下さい』ピッ
始末?源二君を?嘘でしょ…
結花が携帯を取り出そうとすると
ドアが開いた…
「すいません…遅くなりました!
私、社長の村上と申します。」
結花は携帯をポケットに戻し
「あっ…はい、あの長田結花です。」
「長田さんアナタは
オリジナルのオルフェノクとして
覚醒したと聞いています。
実に興味深い!
よろしくお願いします!」
村上は結花に握手を求めた
「は…はぁ!?」
結花は不安げに握手をする。
「本当は教育係りの者がいまして
長田さんにオルフェノクについて
いろいろ教えてくれるはず…
だったんですが
行方不明になりましてね…
代わりに私が
教える事になったんです。」
「はぁ?」
「オルフェノクに
ついてはご存知ですか?」
「一応友達から
少しは聞きました…自分が死んで…
たまたまオルフェノクに覚醒したと…」
「なんと…そのお友達とは?
オルフェノクなのですか?」
源二君の事は話さない方がいいかも…
「はい…吉井明久君って
いうんですけど」
「そうでしたか!
吉井君…彼もオリジナルで
能力的にも期待できる存在です。
知ってるのは自分が
死んだという事だけですか?」
「はい」
「ではそれ以外にも
いろいろ説明をしましょう」
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「では最後になりますが…
使徒再生について説明します。
さっきも話した通り
我々オルフェノクは
まだ数が少ない…
それで仲間を増やすために
人間を襲い使徒再生を使います。」
この人、今人間を襲うって…
「使徒再生とはまあこれは
オルフェノクにもよりますが
武器で出来るオルフェノクもいれば
爪や触手などの体の一部で出来る
オルフェノクもいます!
オリジナルは死んだ人間から
極めて希にしか生まれませんが
この使徒再生を使えば
オリジナルよりは高い確率で
人間をオルフェノクへと
覚醒させる事が出来ます。
ただし…オリジナルに比べれば
能力は低いのですが…」
「はあ?」
「そこで貴女にも
仲間を増やすために
協力をしていただきたいのです。」
「………………」
「出来ませんか?」
「その…怖くて…私には無理です…」
「大丈夫ですよ!
長田さん貴女は綺麗だ
ナンパしてくる
不良で練習でもしてみてください
それじゃ…私は
仕事が残っているので失礼します!
気を付けて帰って下さいね」
正直私はあまり人間が
好きじゃなかった…
私が殺してしまったあの人達や
島田さんや姫路さん達のような
優しい明久君に
ただの嫉妬だけで暴力を振るう様な
醜い人間がいるから…
でも明久君を通じて
秀吉君や啓太郎君や
坂本君達みたいに
私を受け入れてくれて
風邪を引いたら
ちゃんと心配してくれて
保健室まで運んでくれるような
優しい友達も出来たから…
「じゃあさっきのとこまで
お姉さんが送りま~す♪」
結花SideOut
康太Side
放課後
康太と愛子はデートで
ラ・ペディスに寄っていた
…出番が少ない気がする『ゴメン』
明久が事故に遭った日以来…
最近みんなは、
俺達に何かを隠している気がする…
秀吉でさえ何か重大な悩みを
抱えていたのか…
自慢のポーカーフェイスが
崩れて険しい表情に
なったりしていた
明久が戻って来てからは
そういう表情をしなくなったが…
「ねぇ康太君?
ボーッとしてどうしたの?
源二君に陽向ちゃんが
取られるからって悩んでるの?」
「…違う、そんな事は
考えていない!
ただ最近みんなの様子が
おかしいと思っていただけだ」
「そういえば
優子や翔子も時々険しい顔したり
悲しそうな顔してる…
何かあったのかな?
ボクが聞いても
なんでもないとか言って
誤魔化すんだよね」
「…お前はただ誤魔化された程度で
引くような奴じゃないだろ」
「それってボクが
しつこいって言いたいのカナ?」
「…違うのか!?」
「違うよ!流石に空気は読むよボク」
「…意外だ」
「何それ?怒っていいカナ?」
「…悪かった、とりあえず何か頼め」
「もうっ…すいません
僕レモンティーと
チーズケーキで!」
「…俺はアップルティー」
「レモンティーと
アップルティーと
チーズケーキですね!?
少々お待ちください」
康太SideOut
明久Side
買い物から帰ってきたあと
結花さんは元気が無いように見える…
「結花さん買い物行ってる時
何かあった?」
「あっ…はい…
SMART BRAINに連れていかれて…
明久君も行ったんですよね?」
「行ったよ…そこで
オルフェノクについての説明を
聞いたりしたんだけど…」
その後は言いづらそうだった
「私も、説明を聞きました…
それでオルフェノクの
使徒再生って能力をつかって
仲間を増やせって…」
「使徒再生?それは聞いてないけど
結花さんも教育係りの人が人間を
襲おうとしてるところを見たの?」
「いえ…私は社長から聞きました
教育係りの人は行方不明とか
言ってました…私は説明を受けて
仲間を増やしてほしいって
頼まれただけです。」
「それって…
結花さんはどうするのさ?」
「私は…出来ません…
明久君を通じて秀吉君達みたいに
優しい友達がいっぱい出来ましたから…」
今まで…あの二人や
あの人達と一緒に暮らしてたもんね…
人間を嫌いになっても
おかしくないと思ったんだけど…
僕が眠ってる間に秀吉達と
行動するようになったのかな?
「そうなんだ…よかった…」
「っ!?そういえば源二君が…
もしかしたら殺されるかもしれません」
「どういう事?」
結花事情説明中
「今は大丈夫なんだね?」
「はい…でも不安で…
どうして源二君が…」
「多分…人間を守るために
源二がオルフェノクを
殺してるからだよ…」
多分いずれは僕も狙われるかもね…
「そんな…」
「とにかく…
源二は間違えてない…」
絶対に殺させないよ…
明久SideOut
康太Side
ラ・ペディスを出た康太達
「ねぇ康太君、
今日はボクの家で勉強しない?」
「…そうだな、今日の数学は
意味が分からなかったしな…」
「そうなんだ?じゃあ僕が教えるね
それと…実技の勉強もする?」
「ブシャアッ …止めろ」
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そんな二人に怪しい男が近づいていた…
「ねぇ…康太君…
ボク達つけられてない?」
「…それは俺も思っていたところだ
この辺は人通りが少ない
とにかく逃げるぞ」ダッ
「う…うん」ダッ
「逃がすか異端者め…」ボソッ シュオーウ
「ねぇ…康太君…後ろ」
なんだ?なぜそんなに怯えて…
怯えている愛子を見て
康太は後ろを振り返る
怪しい男は
ワニガメの様な
オルフェノクへと変化していた
「…化け物っ?
愛子が前に話してた都市伝説の?」
何故だ…?急に頭が痛くなってきた…
それよりあんな奴…
警察で対応出切るのか?
「どうしよう康太君…」
「とにかく逃げるぞ」
スピードを上げる康太達
どこに逃げればいい?
この辺に交番は無いし…
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あれから数分が過ぎた
「チクショー待てぇ!異端者め
イチャイチャしやがって手を繋ぐなぁ!」
ワニガメの様なオルフェノクは
人間とは大して変わらないスピードで
追いかけてくるが
時々壁にぶつかると
そのままその壁を破壊して
追いかけてくる…
康太は足には自信がある
愛子も運動部なだけあって
まだ疲れていない
なんだあの力は?
そんな理由で化け物に襲われるとか
勘弁して欲しい…
そういえば最近クラスの男子が
似たような事を
ボソボソ呟いてた気がする…
あんな馬鹿力に対抗できそうなのは…
……………鉄人か?
でも鉄人は『一応』人間だろう…
人間のはずだ!
だがもう後がない…
何故か警察よりは鉄人の方が
頼れる気がする
もう交番とか探すより
学校の方が近いか…
康太達は学校へ向けて走り出した
康太SideOut
雄二Side
その頃雄二はゆっくりと翔子、
啓太郎と共に歩いて帰っていたのだが
『ドッガアァン』
「ねぇ…雄君…なんか変な音しない?」
「……何かが割れているような音」
「確かに…」
雄二はその音がする方を見た
アレは康太と愛子か?
後ろにいるのは…オルフェノク?
ヤバい…
しかし俺は今ベルトは持っていないし…
オートバジンに持ってこさせるか?
だが戦うにはまだ脇腹がキツイ
とはいえ翔子達は…
はっ…そういえばあの時
オルフェノクがファイズになれてた…
モノは試しだ
雄二は携帯を取りだし
帰る前に番号を交換していた
源二を呼び出す
「源二か?康太達がオルフェノクに…
ベルトは今日持ってきていないんだ……
何を血迷ったのか…
おそらく康太達が逃げて
向かっている所は方向的には学校だ
まだ部活をやっている
生徒は残っているはずだ
来てくれ俺達も向かう…」
雄二SideOut
Open your eyes the next Faizφ