バカと人間とオルフェノク   作:成龍

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第29話 訪問とカツアゲ?と約束

康太Side

 

オルフェノクとかいう化け物に

いつ出くわすか分からないから

という事で

みんなで一緒に帰る事になったのだが…

 

「アレ?康太の家過ぎたよ?」

 

「違うよ明久君!

今日は源二君もいるんだし

陽向ちゃんを迎えてから

帰ろうと思ってネ!?

陽向ちゃんがオルフェノクって

『化け物』に

襲われたら大変だからね

陽向ちゃんも

源二君がいたら安心でしょ?」ニヤニヤ

 

「まあ…それも…そうだね…」

 

「…」

 

二人の表情が暗くなった?

 

「明久君と源二君!?どうかしたの?」

 

「ああ…いや

なんでもないんだ優子さん

なぁ明久?」

 

「あっ…うん!」

 

「オルフェノクにだって

良い奴はいるかもしれねぇだろうが!

偏見はよくねぇぞ?」

 

「雄二…」

 

「雄二オルフェノクの事知ってるの?」

 

「ああ…まあな!」

 

「あっ…

ボク偏見とかそんなつもりで

言ったわけじゃなかったんだけど…

一応ネットで調べた都市伝説にも

少しはオルフェノクに関して

良い噂も書かれてるんだよね」

 

「何が?」

 

「目撃者は少ないけれど

オルフェノクに襲われた時に

助けてくれた

オルフェノクがいるんだって!」

 

「「っ?」」

 

なぜビックリしているんだ?

 

「アタシそのオルフェノク

見たことあるわよ!?」

 

「えっ?優子が?」

 

「ええ…秀吉も一緒だったわ…

馬みたいな…騎士みたいな姿してた

でもその助けてくれた

オルフェノクに誰かさんが

襲いかかっていったけどね!?

あのオルフェノク

大怪我してなきゃいいんだけど」ジーッ

 

「なんだよ?」

 

雄二を睨む優子

話を聞いて源二の方を見る

翔子と啓太郎

目を反らし

聞こえなかったフリをする雄二

明久と雄二を見ながら

焦る源二と秀吉

優子が心配してくれていた事に

驚く明久

そんなみんなを見て

首を傾げる愛子

 

なんか…この話を聞いてから

みんなの様子がおかしいのは…

気のせいか!?

 

「そういえば明久!

とら〇ラ!見たか!?」

 

なんだ突然?

このタイミングで

話す事じゃないだろう?

そういえば前に窓から見えた

オルフェノクと互角以上に

戦っていた奴の事も気になる

 

「っ!?雄二君もアニメ見てるの?

一応アタシそれ去年ぐらいに

全部見たわよ!面白いわよね♪」

 

さっきまで

雄二を睨んでなかったか?

 

「マジか?面白いよな!」

 

「あっゴメン雄二

まだ見てないや!

今見てるの終わったら借りてみるよ」

 

「おぉ…分かった

とりあえずオススメだぞ!

お前今なに見てるんだ?」

 

「今はね…

〇トル〇スターズっての

見てるんだけど

これがまたヤバい」

 

「奇遇ね!

アタシは一期なら全部見たわよ

アレは泣けるわね

試験終わったから二期を

一気に見ようかしらね」

 

「そうなんだ!?

僕はまだ一期の後半かな」

 

俺も実は明久達の影響もあって

夏休みぐらいから

アニメを見始めている。

〇トル〇スターズは

初めて人に薦められてもないのに

興味をもった作品だったりする

 

「今度見てみるわ!」

 

「っていうか

中学の時、喧嘩に明け暮れて

悪鬼羅刹なんて呼ばれてた人が

アニメなんて…

意外すぎるわね」プフッ

 

確かに…

初対面ならギャップがありすぎるな

 

「ハハッ確かにね!」

 

「悪いかよ?」

 

「「別にぃー!?」」

 

 

「…着いたぞ」

 

「ここが君達が通っていた中学かい?」

 

「あれ?康兄達どうしたの?

って源二さんも?//」

 

「最近物騒だから迎えに来たんだヨ~!」

 

「そうなんですか?

ありがとうございます!」

 

『キャー坂本先輩達が来てる~!

みんなカッコイイ~♪』

 

「あっ?

なんか急にうるさくなったな!?」

 

『本当だ~!秀吉先輩可愛い~』

 

「ワシは男じゃぞ?

可愛いなんて言われても

嬉しくないのじゃ…」シュン

 

落ち込む秀吉

 

『『優子お姉さま!

愛子お姉さま!翔子お姉さま

ハァハァ…可愛い…ハァハァ』』

 

どこか遠くで女子生徒二人が

そんな話をしている気がした

 

「「「っ?」」」ブルブル

 

「優子さん達どうしたの?」

 

「「「ちょっと悪寒が…」」」

 

「大丈夫?」

 

「「「えっ…ええ!多分…」」」

 

『特に愛子お姉さまの

男らしい胸が…ハァハァ』

 

「…どうした愛子?」

 

「なんでもないヨ?」ブルブル

 

嘘だな…

 

『違うわよ

優子お姉さまの方が

目付きの割にとても優しくて…』

 

「優子さん?」

 

「気にしないでちょうだい…」ガクッ

 

『ドンッ』

 

「あっ?すまん…」

 

「ひぃ!?坂本先輩!?

ぶつかってすいませんでした!

あのコレ渡しますんで…

命だけは…

失礼しました」ダッ

 

雄二に素早く財布を渡し

全速力で逃げる後輩A君

 

そりゃ昔は悪鬼羅刹なんて

呼ばれるほど

有名な奴にぶつかったんだ

あの後輩も噂を知っていたんだろう…

怖がるのも無理は無い

 

「おっ…おい?いらねぇよ!?

って待てよ!?おいっ!」

 

「ドンマイ…雄二」

 

「ねぇ雄二君?

とら〇ラ!でさっきみたいな

シーンを見た気がするのよ…」

 

…なんだか

そのとら〇ラ!って

アニメがとても見たくなってきた

 

「うるせぇな!?

俺もまさか自分が

高〇みたいな状況になるとは

思わなかったっつーの…はぁ…

チッ…なぁそこのアンタ」

 

雄二は舌打ちをしながら

近くにいた女子生徒に話かけた

 

「ビクゥッ は…はいっ?

な…なんですか?」

 

「そっそんなに怖がんなよ!」

 

「……雄二?」

 

「ちょっと雄君?

もっと愛想よく

話しかけられないの?

その子怖がってるじゃない」

 

「しょうがないだろ

こんな顔なんだから」

 

「あっ…あの

私は…別に…」

 

そんな機嫌悪そうな顔で話かけたら

怖がってもしょうがないだろ

 

雄二は怖がる女子生徒を見て

頭をかきながら

 

「いきなり声かけて悪かったな…

お前にちょっと頼みがあんだけど…」

 

「…はい?」

 

「多分アイツと同じ学年だろ?

アイツのクラスとか知ってるか!?」

 

「はっ…はい?

知ってますけど…」

 

女子生徒はちょっと怯えていたが

 

「アイツのクラスの担任に

この財布を渡してきてくれねぇか!?」

 

「…えっ?」

 

「だからこの財布を

アイツのクラスの担任に

渡してきてくれねぇか?」

 

「あっ…はい分かりました!

行ってきます!//

ちょっと怖いけど

噂と全然違う

優しい人//」ボソッ

 

「………………」

 

翔子…今のは雄二に悪気は無いんだ

 

「雄さん達、人気だね~」

 

「す…スゴいね君達…」

 

「そうでもないだろ」

 

「……啓太郎!

今日はカニ鍋食べたい」

 

「カニって…」

 

「……大丈夫

カニは私がなんとかする」

 

「ならいいけど…」

 

「なんで鍋なんだよ?」

 

「……食べたいから」

 

「………………」

 

確実に怒ってるな

 

「とりあえず帰ろうか?」

 

康太SideOut

 

源二Side

 

こんな大勢で帰るのなんて

初めてだな

 

ちなみに陽向は源二の隣を歩いている

 

「あの…源二さん」

 

「んっ?」

 

「明日その合格発表なんですけど…

一緒に行ってもらえませんか?」

 

「そうなんだ!?

俺は別に構わないが…」

 

「その後お昼食べて

一緒に遊びませんか?

私、試験の結果には

かなり自信あるんです!」

 

「…陽向、そんな事言って

落ちたらショックでかいぞ?」

 

「ボクは陽向ちゃんは

受かると思うけどナ!」

 

「今は勉強会とかで

前よりだいぶ頭よくなったけど

昔はバカで無口な康兄が

受かったんだから私は大丈夫だよ♪」

 

「…何も言い返せない」ガクッ

 

ドンマイ康太…

でも二人っきりでって事かな?

 

「俺とかい?」

 

「はい…」

 

ここで俺が引いたら

明久も同じように

優子さんと

距離を取ろうとするだろうし…

まあ陽向ちゃんは

正体を知ってる上で

こういう風に

誘ってくれてるから

別にいいんだが

 

「まあいいけど…

行く場所は決まってるかい?」

 

「えっ!?ええと…まだです…」

 

「まあお昼を食べながら決めるか!」

 

「はいっ♪」

 

 

「じゃあ皆!またね

ボクは康太君の家に泊まるから」

 

「…聞いてないぞ!?」

 

「いいでしょ!

着替えとかは置いてあるんだし」

 

「源二さんまた明日//

皆さんも気を付けて帰ってくださいね

送ってくれて

ありがとうございました!」

 

「…まあ気を付けて帰れよ」

 

源二SideOut

 

優子Side

 

今日は明久君の様子がおかしい

前に買い物の約束したはずなのに…

なんで嘘つこうとしたんだろ?

訳アリでとか言ってたけど

訳ってなに?

やっぱ本当は嫌だったとか?

やっぱりあの夢みたいに

離れて行っちゃうのかな…

 

「優子さん?どうしたの?」

 

「ああ…なんでもないわよ

ちょっと考え事してただけだから」ニコッ

 

優子は精一杯の笑顔を作り誤魔化すが

 

「本当に?」

 

「本当よ」ニコッ

 

「でもなんだか

不安そうな顔してたから…」

 

「そ…そんなことないわよ…」

 

「嘘つこうとしてゴメンね…

明日遊びにも行くし

明後日も

ちゃんと買い物に付き合うよ…」

 

「うん…でも嫌じゃないの?」

 

「嫌じゃないよ!

優子さんと二人で遊びに行くとか

とても嬉しいよ!」

 

「本当に?」

 

「うん!」

 

「じゃあ嘘つこうとしてた時に

言ってた訳ってなんなの?」

 

「今はまだ言えないよ…

でも本当に優子さんが嫌だからとか

そんな理由じゃないよ

むしろ嬉しすぎるぐらいだし…」

 

そう言った明久の顔は

本当に嬉しそうだった

 

嫌だからとかじゃないんだ…

よかった…

 

 

「じゃあのぅ明久

明日と明後日は姉上を頼んだぞ?

今日みたいに悲しませたら…」

 

「秀吉//」

 

怒ってくれるのは嬉しいんだけど

まだ付き合ってないわよ//

 

「分かってるよ!

約束も守るし優子さんも絶対に守る!」

 

「//」

 

「源二も陽向と楽しむんじゃぞ」ニヤニヤ

 

「なんでニヤニヤしてるんだよ」

 

「そうね源二君も

ちゃんと陽向ちゃん守ってよね」ニヤニヤ

 

「分かったからニヤニヤしないでくれ」

 

「じゃあ二人共気を付けて帰るのよ!」

 

「またのぅ!」

 

「うん!また明日ね優子さん

秀吉もまたね!」

 

「気を付けるよ

じゃあね!」

 

優子SideOut

 

明久Side

 

それから帰宅した明久達は…

結花に振り分け試験の話や

明日、明後日の予定などを話していた

 

「じゃあ明久君達は

明日朝早くから出掛けるんですね…」

 

「あっ…ううん…

僕は10時頃に出掛けようと

思ってるよ」

 

「源二君は陽向ちゃんとですか?

意外ですね♪」

 

「まっ…まあね…」

 

「これってデートじゃないですか?」

 

「デートって…」

 

「「そんな訳ないじゃない」」

 

「ただ遊びに行くだけなんだし…

ねっ!?源二」

 

「まあ…うん…多分デートじゃない」

 

「絶対にデートですよ

羨ましいですね!」

 

軽く落ち込む結花

 

「結花さんは好きな人いないの?

誘ってみたら!?」

 

「いないわけじゃないけど

最近全然会ってないし…

いろいろありすぎてそれどころじゃ…

それに…好きかどうかも

分からなくなってますし」

 

「そうなんだ…

でも誰なの?同じ学園の人!?」

 

「はい…でも秘密です!」

 

「え~っ教えてよ~」

 

勉強会の時

仲良さそうだったのは

秀吉と啓太郎だよね…

この二人のどちらかかな?

 

「ダメです!

明久君達は明日早いんですから

早く寝てください!」

 

「分かったよ…

大体予想はついたし…」

 

「えっ?」

 

「本当かい?」

 

結花の耳元まで行く明久

 

「秀吉か啓太郎でしょ?」ボソッ

 

「//もうっ!他人の好意に

気づけるなら

自分への好意にも

気付いたらどうですか?

早く寝てください鈍感!」ダッ

 

「えっ…ええ?僕なんかした?」

 

パニックになる明久

 

「まあ…

結花さんの言う通りだな…」苦笑

 

「ええ?」

 

「まあそろそろ眠ろうよ…」

 

「そうだね…おやすみ」

 

「ああ…おやすみ」

 

明久SideOut

 

Open your eyes the next Faizφ

 

 

 

 




すいません…デート回は次回にします。
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