明久達がダブルデートをしている頃
雄二Side
「康太の家に届けてくるわ~」
「……待って雄二!私も…
『ブオオォン』……バカ…」
雄二は洗濯物を持って出掛けていった
「翔子ちゃん…これ貸すよ!
今は暇だから一人で大丈夫だし!」
啓太郎はバイクの鍵を翔子に差し出した
「……啓太郎…ありがとう!
今度デート出来るように
手伝ってあげる…」
「えっ?なんの事?っていない!?」
翔子は素早く店を出ると
バイクに乗って追っていった
「はぁ…雄君もっと素直になりなよ…」
・
・
・
『ピンポーン』
翔子と春休みを
ずっと過ごすのは嫌だ
康太達の洗濯物届けて
家でゆっくりさせてもらおう
『…はい』
「菊地クリーニングだ」
『…いくらなんでも素すぎるだろ』
「別に良いだろう?
友達なんだから
ついでに上がっていいか?」
『…はぁ…とても仕事中には
思えないな…
まあいい待ってろ』
数秒後
『ガチャリ』
「入れ」
「これ洗濯物だ
邪魔すんぞ~
陽向はいね~のか?」
「…アイツはデート中だ…」
「源二とか?
寂しいな兄貴」ニヤニヤ
「…あんまり茶化すと翔子呼ぶぞ?」
「待ってくれ!俺が悪かった」
「…明久と優子も一緒らしい」
「ダブルデートってやつか?」
『ブオオォン…ブオオォン…』
あの音は…啓太郎か?
洗濯物全部届けたはずなんだが…
『ピンポーン』
「…ちょっと行ってくる」
嫌な予感がする
「康太!待て…」
「……雄二!
一緒に行くって言ったのに!
ベルトも忘れてた…」
「…前から思ってたんだが
二ヶ月ぐらい前から持ち歩いてる
そのケースはなんなんだ?」
康太は不思議そうに聞くが
雄二には聞こえていなかった
「翔子?」
なんでここにいるんだ?
「あっ…ああ…すまない
聞こえなかっ…『キャアアア…』
っ!?今の悲鳴は?」
「…隣の家からだ」
「……多分…オルフェノク」
「マジかよ…
康太達はここで待ってろ」
そう言って
雄二はケースを空けてベルトを巻く
「…無茶だ!」
康太は雄二を止める為に捕まえる
「いくらお前が
喧嘩が強くても
オルフェノクとかいう奴らに
人間が勝てるはずが…」
「大丈夫だ!」
「…何を根拠に…」
『ドカァッ』
音を聞いた雄二は
康太の制止を振り切り
走っていった
「クソッ!」
康太も雄二を追いかける
雄二は走りながら携帯を操作し
《Standing by》
「変身っ!」
《Complete》
変身した
「…アレは前に見たやつか?」
『ガチャリ』
雄二は家の中へ入ると
なんだこの血は?
恐る恐るその血に近づくと
「っ!?んっうぷ!」
そこには
30代前半ぐらいの
この家の主人であろう人物と
その妻が滅多刺しにされて殺されていた
雄二は吐きそうになるがそれを堪えた
オルフェノクがこんな殺し方するのか?
夫婦となると子供もいそうだが…
この階にはいない…
じゃあ上か?
もしかしたら手遅れに…
『いるのはわかってるんだよ♪
出ておいで~』
オルフェノクらしき人物の声を聞きつけ
階段を駆けあがる雄二
目の前には
ハイエナのような
オルフェノクが何かを探していた
そのオルフェノクを
見つけた雄二は一気に走り出す
「んっ?誰かいるのかぁ?」
「テメェかぁっ」ドカァッ
雄二は怒声を発しながら
渾身の蹴りで
オルフェノクを吹き飛ばす
「ぐあぁっ!?」バリン
オルフェノクは窓を突き破り
外へと放り出された
雄二は右手をブラっとさせて
外のオルフェノクの方へと跳ぶ
そして首を掴んで起こし
ひたすらパンチや膝蹴りを叩き込む
「おらぁっ!」ゴスッ メリィッ
「ぐはっ!?ぐほぅっ…」
最後に顔面を殴って距離を取り
怒りに任せ勢いをつけて
「せやぁああっ…」ドカァッ
横蹴りを決めてぶっ飛ばす
「ぐうぅっ…クソッ」
オルフェノクは余りの痛さで
起き上がれないらしい
《Ready》
《Exceed charge》
雄二はポインターを付けて
オルフェノクに赤い円柱形の光を
当てようと宙返りをするが…
『ヒュンッ ドカァッ』
「ぐあぁっ!?」
謎の光弾が雄二の腹部に襲いかかった
雄二はそのまま変身が解けてしまい
横に飛ばされ壁にぶつかる
「ぐふっ…クソッ!なんだ今の!?」
雄二は腹を抑えながら
悔しそうに呟いた
オルフェノクはその隙をついて
逃げていった
「…雄二!大丈夫か?」
康太は
小学校高学年ぐらいの女の子と
幼稚園生ぐらいの男の子を連れて
家から出てくる
その子達は二階のクローゼットに
隠れていたらしいが…
男の子は気絶しており
康太が抱き抱えていた
余りの恐怖からか女の子は
放心しているようだ
「クソッ!誰が…誰が邪魔した?
誰だぁー!?クソがぁっ!」
雄二は悔しそうに地面を殴り
叫ぶが周りには
康太達以外にはいなかった
「……雄二!」
叫び声を聞いて翔子も駆けつける
「…翔子とりあえず雄二を家へ運ぼう」
「……わかった」
その後、警察に電話をして
子供達は自動施設に引き取ってもらった
事件はただの殺人事件として
捜査される事になった
雄二はというと…
「クソッ…後少しだったのに…
あのチビッ子達の
親の仇が取れなかった…」
「……雄二…」
「…二人ともしばらく休んでいけ
お茶持ってくる」
「……そうさせてもらう」
雄二SideOut
明久Side
その頃明久達は
あちこちの店内を見回り
お腹が空いてきたので
昼食を取ろうと今度は
飲食店を巡っていた
「今日はすぐに食べれるやつで
いいんじゃない?」
「そうですね!
結構いい店もありましたから
いろいろ買っちゃいそうですし」
「じゃあ手軽なのがいいね
ハンバーガーとか!」
「そうね…そうしましょ!」
店に入り四人で座れる席を取る
「じゃあアタシはチーズバーガーと
バニラシェイクにしようかな」
「私はフィッシュバーガーと
オレンジジュースで!」
「じゃあ俺達が注文とってくるから」
「優子さん達待っててね」
「分かったわ」
明久達も何を食べるか決まったらしく
席を立ち注文を取りに行く
そして食事を済ませ
「じゃあ行こうか」
「そうだね!」
「優子さん何か欲しいの見つかった?」
「えっ!?え…ええと…
見つかったわよ!
アタシ好みの服が結構あるとこが…」
「じゃあ後でそこ寄ろうか!」
「そ…そうね!そうしましょ!」
なんか変だな~…
明久SideOut
優子Side
言えない
本当は一緒にいれたらいいだけで
買い物に付き合ってとか
言っちゃったけど
欲しいのが特に無いなんて言えない…
しばらく無言になる優子
「皆さん向こう行きましょ!」
そこは陽向が好きそうな服が
沢山ある店だった
「どうですか源二さん!
これよくないですか?」
「ああ!結構似合うんじゃないか?」
「そうですか!?
じゃあこれ買おうかな~
でもこっちもいいし…」
「陽向ちゃんには
青とか白とかの色が似合いそうだね」
そんな二人を見て優子は
少し不思議そうな顔をする
なんかあの二人…
陽向ちゃんは好きな人に
接するような感じなんだけど…
隣を見ると明久もあの二人を見て
う~ん?なんか違うとでも
言いたげな顔をしてる
「ねぇ明久君!」
「えっ!?なに優子さん」
「なんかあの二人おかしい気がしない?」
「うん、僕も今それ思ってたんだよね」
「優子さん達も来てくださいよ~
この服優子さんに似合いそ~!」
「え…ええ分かったわ!
行きましょ明久君!」
「そ~だね!」
そういって服を見に行く優子達
「この薄ピンクの
カーディガンとか
優子さんに合いそう
でもこっちの黒いのも…」
店に入るなり何かを呟く明久
「明久君…
なんか恥ずかしいんだけど//」
「あ…あっゴメン!勝手に…//」
「そーいうの好きなの?」
「好きっていうか
似合いそうだなぁって思ったんだよ」
よし…今度買う
「そうなんだ…//」
「優子さん的にはどう?」
「えっ!?ええ結構いいと思ったわよ」
「じゃあこれ買ってあげるよ」
「えっ?でも…」
「これだけじゃ
まだ足りないと思うけどさ
鉄人達から聞いたんだけど
優子さんは
僕が眠っている間ずっと
心配してくれたんだよね!?
だからそのお詫びとゆうか
感謝とゆうか…」
「でも心配してたのは
アタシだけじゃないわよ
雄二君や陽向ちゃん達だって…」
「雄二達にもいつか何かで返すよ
ただ優子さんはあの中で
一番心配してくれたって聞いたから…」
「一番かどうかは分からないわよ//」
西村先生達
明久君に何言ってんのよ!
えっ?達?って事は西村先生以外にも?
一体誰が?懲らしめてやりたいわ…
「とりあえず優子さんが
欲しいなら買うけど
どうする?」
「じゃあお言葉に甘えさせてもらうわね//」
「う…うん!分かった!」
優子SideOut
秀吉Side
一方
父親から借りたバイクで離れた町の
劇場へ向かう秀吉は
「ブルッ なんじゃ今の悪寒は!?」
それにしても今日は
なんか嫌な風が吹いとるのぅ…
雲行きも怪しい気がするし
とりあえず急がねば
秀吉SideOut
Open your eyes the next Faiz
根本ってなんか草加の代わりに
出来そうな気がすると最近思いました…
というか草加役に似合いすぎる(笑)