バカと人間とオルフェノク   作:成龍

36 / 59
第35話 八つ当たりと覚醒?と嫉妬の視線

雄二Side

 

クソッ…誰が邪魔したんだ?

イライラする…

 

「…雄二、いい加減に休んだらどうだ?」

 

「うるせぇな!クソッ」

 

「…」

 

イライラをぶつけるように康太に言った

本当は俺だって

こんな八つ当たりなんかしたくない

康太も大事な友達だ…

心配してくれているのは

充分に分かってるんだ…

だが…あんな風に放心してる

女の子を見てたら

何も出来なかった自分が嫌になる

せめて仇討ちぐらいしたかった…

 

「……雄二っ?

康太も心配してるんだから…

休まないと」

 

「あぁっ?なんだよ?

殺人オルフェノクとり逃がして

悠長に休んでる場合かよ…

こうしてる間にも

アイツらは辛い思いしてんだぞ?

それにまたいつアイツが

今回のような事件を起こすか

分からないしな…」

 

「……でも…」

 

「邪魔したな…

康太…その…悪かったな

八つ当たりなんかして」

 

「…いや、大丈夫だ」

 

そう言って雄二は部屋から出ていった

 

「……私からもゴメン

雄二は本当に悪いと思ってる…だから」

 

「…それは分かってる

大丈夫だ!

それより翔子だけでもいいから

聞いて欲しい事がある…」

 

『ブオォォン』

 

雄二がバイクで帰っていく音が聞こえた

 

「?」

 

翔子は首を傾げて聞いていた

音が小さくなり話始めた

 

「…あのケースの事なんだが

家でアレに似たのを

見た覚えがあるんだ…」

 

「っ!?」

 

「…何故あったのかは分からないが

見つかったらとりあえず教える」

 

「……分かった」

 

「…今日は帰ってアイツを休ませてやれ」

 

「……そうする

お邪魔しました…」

 

雄二SideOut

 

明久Side

 

あれからいろいろな店を

見回った明久達

 

夕方16時

 

「源二さん!

こういうのも良くないですか?」

 

「それはちょっと露出が多すぎる気が

とゆうかなんで

こんな寒い時期に売ってるんだ?」

 

源二がやっぱりおかしい…

どっからどう見ても

軽くシスコンなお兄ちゃんだ

 

「ねぇ優子さん」

 

「何?明久君?」

 

優子は明久に買ってもらった

カーディガンの入ってる

ビニールを大事そうに抱いて

歩いていた

 

何この生き物超可愛いよ?

持って帰っていい?

 

「どうしたの?」

 

「あんまりなんでもない」

 

「ちょっとはなんかあるの?」

 

「なんでもないよ!」

 

「?…そう!?

それで何?」

 

「あっ!なんかね

ちょっと分かったんだけど

源二の陽向ちゃんに対する態度がね

わかった気がするんだ」

 

「何か陽向ちゃんの

お兄ちゃんみたいな感じよね

陽向ちゃんを妹みたいに見てるような」

 

「そうなんだよ…

えっ!?分かってたの?」

 

「さっき気付いたの」

 

「そ…そうなんだ…」

 

でもなんかそれだけじゃない気がする

時々懐かしんでるような

そんな感じがする…

 

「優子さん他に欲しいのとか無いの?」

 

「アタシは…もう無いわね…」

 

「そうなんだ…」

 

いつも僕が誘われてるんだし

今度は僕が誘ってみた方がいいかな?

でも嫌がられないかな…

それにあの夢みたいに

いつか避けられたら…

楽しい時間を一緒に過ごした分だけ

辛くなるのは分かってるんだ

ドラマやアニメでも

自分の事じゃないのに

そういうシーンに

共感出来て辛くなった事があるし…

 

明久達は他に行く場所が無くなり

家電用品の店の前の椅子に座っていた

 

その時丁度映画の予告が目に入った

明久は考えていた

本当は今日こうやって

買い物に誘われるのは嬉しい

これがずっと続けば

どれだけ嬉しい事だろう

でも…距離は取りたいと思っていた

後でもっと辛い現実が

待っているかもしれないからだ

だが…

 

「ねぇ優子さん!〇ARUTO見てる?」

 

しまった!?何で言ってしまったんだ?

 

口が勝手に動いてしまっていた

辛い現実があるのは分かってる

でもそれでも明久の本心は

優子と一緒にいたかったのだ

 

「秀吉と一緒に

ちっちゃい頃から見てるわよ!?」

 

誤魔化すために

何を言ったらいいか分からない

もう…誘っちゃえ!

 

「本当に?

最近やってる映画は見た?」

 

「それはまだ…」

 

「今度一緒に見に行かない?」

 

「ええいいわよ…

でも明久君…」

 

「なに?」

 

「春休みからは翔子の家で

勉強浸けになるはずなんだけど…」

 

「えっ?」

 

「まあアタシも頑張って教えるわよ

それで明久君も頑張ってくれたら

一緒に行きましょ」

 

「本当に?」

 

「えっ?ええ」

 

「僕頑張るね!」ニギッ

 

「ええ頑張りましょ//」

 

「顔赤いけどどうしたの?」

 

「どうもしないわよっ//」

 

「優子さん顔赤~い

可愛いですよ~!」

 

「陽向ちゃん?くすぐるわよ?//」

 

「いっ…いいですよ?受けてたちます!」

 

それを聞いた優子はくすぐり始めた

 

「ひゃっ!?ああん…やめっ…いやぁ…」

 

「陽向ちゃん?

明久聞くなっ!

優子さんも止めてあげて!」

 

源二は明久の耳を塞いでいたが…

間に合わなかった…

 

「ゴメンなさい…こんなに

脇腹弱いと思ってなくて//」

 

「なんかいいね…」

 

「明久何を言ってるんだ?」

 

その光景を見て

急に明久の様子が少しおかしくなった

 

「えっ?明久君?」

 

「とりあえず!いいね!」ツー

 

鼻血を出す明久

 

「明久君っ!?」

 

「優子さん…僕…なんか分かったよ?」

 

百合って意外といいね

 

「えっ!?何が分かったの?」

 

「逆バージョンが見たい!」

 

「ちょっと!?明久君?

見せないわよ?

とりあえず鼻血を拭いて?

はい!ティッシュ」

 

「優子さん…

陽向ちゃんとこれからも仲良くね」

 

明らかに何かがおかしくなっている

 

「なんか誤解してるわよね?」

 

「気のせいかも!」グッ

 

親指を立てる明久

 

「明久君!アタシは

そういうのじゃないわよっ?

ちゃんと男が好きなの!」

 

「誰が好きなのっ!?」

 

「そ…それは…内緒」

 

しまったと口を塞ぐ優子

だが明久はまだ止まらない

 

「僕に言えない人?

雄二とか?クソッ羨ましい!」

 

「違うわよっ!

違うけど言えないの!//

っていうかなんで雄二君?

全くありえないわよ?」

 

気付けば源二達が

呆れた目で明久を見ていた

 

「君は…バカだね」

 

「なんでさ?」

 

僕が寝ている間に

いろいろあったかもしれないじゃないか

 

「それはよくないです明さん」

 

意味が分からないよ

教えてくれないなら

しょうがない

話題を変えよう

 

「陽向ちゃんとりあえず

優子さんにコチョコチョを

やり返してくれない ?」ボソッ

 

源二だけズルいからね

僕だって優子さんのあんな声が聞きたい

 

「嫌ですよ!なんでですか?

優子さん先輩なんですから

そこまでは出来ませんよ!

それにやったら返されるのがオチです!

っていうか明さん

さっきからおかしいですよ!?」ボソッ

 

「おかしくないよ!

ただ何かに目覚めた気がするんだ!」ボソッ

 

「明さん!それはダメです

優子さんを見てください」

 

「陽向ちゃん?何言ってるの!?//」

 

促されて優子を見る

うん可愛い

 

「とても可愛い!」

 

この明久は正気ではない

酔っ払いみたいなもんである

 

「//」

 

「その可愛い優子さんが

私に興味を持ったら

明さんと遊びに行かなくなる

かもしれません」

 

「それは嫌だよっ!」

 

「/////」

 

優子の顔はどんどん赤くなっていく

 

「だったらそういう期待は

止めてください」

 

「わ…分かったよ…」

 

渋々了承する明久だった

 

「凄いね陽向ちゃん…」

 

「明さんその…アレですから

雄さん達を見て扱いを学びました」

 

「そ…そうなんだ…」苦笑

 

明久SideOut

 

秀吉Side

 

一方劇場でプロに混ざって

練習をしていた秀吉は

休憩中に団長に話かけられていた

 

「君凄いね~

卒業したらウチに来ないかい?」

 

「ありがとうございます!

でもワシはまだまだダメです

一応考えさせてもらいますぞい」

 

「いや~声真似とかも出来たでしょ君

そしたらさコメディ系の演劇も出来て

幅が広がるんだよ!」

 

「確かに出来ますが…」

 

確かに暗い話とかばかりは嫌じゃのう…

見てる客もたまには笑いたいはずじゃし

 

「とりあえず考えといてくれ」

 

「はいなのじゃ!」

 

嫉妬の視線があることを

この時気づいていなかった

 

秀吉SideOut

 

?Side

 

見た目はかなり可愛いが

男だ!付いてるならどうでもいい

確かにコイツの演技は上手い

この俺を差し置いて

スカウトされるなんて

生意気なんだよ

どうしてくれようか…

 

?SideOut

 

秀吉Side

 

午後18時

 

「それじゃ…

お先に皆さんお疲れ様なのじゃ!」

 

「ああ!木下君!時間があったら

また来てくれ連絡するから」

 

「はいなのじゃ!」

 

今日はいい刺激になったのじゃ

というか練習に夢中になりすぎて

サイン貰うの忘れていたのじゃ…

 

「結構暗くなっとるのぅ

雨は降っておらんからいいんじゃが」

 

そう言ってヘルメットを被って

バイクに跨がり

エンジンをかけた

 

『ブオォォン』

 

秀吉SideOut

 

?Side

 

窓越しに秀吉が帰るのを見ていた男は

 

年下の癖に

生意気にバイクなんか乗りやがって

 

『おい!君!これ運ぶの手伝ってくれ』

 

「はい!いいですよ」ニコッ

 

「悪いな」

 

「いえ、大丈夫ですよ!」

 

どうしてくれようか…

 

?SideOut

 

雄二Side

 

時間は少し遡り

 

夕方16時

 

啓太郎の家に戻り

ソファーにふてくされるように

座って休んでいた雄二は

 

「ねぇ雄君

機嫌悪そうだけど何かあったの?」

 

「あっ?ああいや…なんでもないんだ」

 

クヨクヨしてても仕方がない

次は絶体倒す

 

翔子は黙々と

アイロン掛けを手伝っていた

 

さっきから考え事ばっかして

落ち着かないし

なにかするか…

 

「なぁ翔子」

 

「……なに?」

 

アイロンを置いて話を聞く翔子

 

「アイロンの掛け方

教えてくれないか?」

 

「……えっ?雄二がアイロン?」

 

「珍しいね

雄君がアイロン掛けをやりたがるなんて」

 

「ああ…まあその少しぐらい

熱いのに慣れたらお前らも助かるだろ」

 

「そうだけど…

アイロン置く場所とか気を付けてよね

前やった時俺が気づかなかったら

火事になってたんだから」

 

あの時の事に関しては

本当に悪いと思ってる

 

「分かってるよ

で…翔子いいのか?」

 

「……分かった!いい」

 

「翔子ちゃんしっかり見ておいてよね

俺二階の掃除してるから」

 

そう言って啓太郎は二階へ向かった

 

「……じゃあ教えるからよく見てて」

 

「ああ…なぁ翔子」

 

「……なに?」

 

「さっきは八つ当たりして

悪かったな…」

 

「……大丈夫!慣れてるから」

 

「慣れてるからとか言われるほど

八つ当たりしてねぇよ」

 

「……それは雄二が忘れてるだけ」

 

「うっ…」ギリッ

 

何も言い返せない雄二だった

 

雄二SideOut

 

Open your eyes the next Faizφ

 

 

 

 

 

 




?の男の名前が浮かびません…
出来るだけ自分で考えますが
アイデアがあればお願いします!
出来るだけ根本恭二のように
普通の名前にしようと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。