バカと人間とオルフェノク   作:成龍

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第44話 デートと本音と強襲

 

明久と優子は

〇ARUTOの映画を見た後に

感想を語り合っていた。

 

「は…はは…

面白かったね優子さん」

 

「え…ええ!そうね明久君

まさかあの二人がくっつくなんて

思ってなかったもの!」

 

思っていたのと全く違ったよ

アレ完全に恋愛映画だよ!?

友達と観る映画じゃないよ!

カップルで観る映画だよ!

なんかあの二人が

良い雰囲気になってる時に

チラチラ優子さん見ちゃったしさ

気づかれてたかな?

だとしたらヤバいな

 

「明久君?

頭から湯気出てるけど大丈夫?」

 

「だ…大丈夫だよ!

優子さんもなんか顔赤いような…

もしかして熱でもあるんじゃ?」

 

「な…にゃんでもないわよ!

大丈夫よっ!気にしないで!」

 

噛んだ優子さんも可愛い…

 

「ぷふっ…優子さん今噛んだでしょ?」

 

「噛んだわよっ!

たまにはこういう事もあるの!」

 

「そうなんだ!」

 

ちょっとぐらい

誤魔化すと思ったんだけどなぁ…

でも可愛いかったからいっか」

 

明久の心の声が途中から

口に出てしまっていた。

それを聞いた優子の顔は紅潮していく

 

「か…可愛いかったって…」

 

「アレ?今の口に出てたの?」

 

「ええ…」

 

それを聞いた明久は、

さすがに恥ずかしすぎたのか

 

「ゴメンなさい!僕ちょっとトイレに!」

 

顔を隠しながら全力で

トイレに走り去って行った

 

明久SideOut

 

源二Side

 

康太の輸血を終えて源二達は、

ショッピングセンターに来ていた。

 

「何気にこの面子で

出掛けるのは初めてだネ!」

 

「そういえばそうですね…

康兄と源二さんの組合せも珍しいですし」

 

「俺は大体明久か雄二と

よく一緒にいるね」

 

「…そういえば

最近よく雄二といる気がする

これは…売れるかもしれない」

 

「売れるってなに?」

 

「…こっちの話」

 

「スゴく気になるんだけど?

嫌な予感するんだけど?」

 

「…大丈夫だ

分け前はちゃんと払う」

 

「ねぇ分け前ってなに?

何する気なの?」

 

「…愛子、あの服お前に似合いそうだな」

 

「ふぇ?いきなり何?」

 

「…陽向、なんか食べるか?」

 

「康兄!ダメだよ!?

源二さんは売り物じゃないんだからね?

あと雄さんも!」

 

「まあなんとなく察しはついたけどネ」

 

「雄二(君)はオマケなんだ(ネ)な」

 

「え…えと…それはですね!

忘れてました!アハハ

私ちょっとお手洗いに行ってきます!」

 

源二SideOut

 

明久Side

 

一方、トイレで顔を洗い

目を覚ました明久は…

 

はぁ…

いつになったらこのクセ直るんだろ…

 

「うあーこんなクセがついた

僕が憎いぃ!」

 

『この声…明さんですか?』

 

どこからか陽向の声が聞こえた気がした

 

「陽向ちゃん?」

 

ちょっとだけ大きな声で返事をしてみる。

 

『やっぱ明さんですか?』

 

「やっぱ陽向ちゃんなんだ!?」

 

そして二人は合流する。

 

「明さん達デートするとは

聞いてましたけど

またここでデートしてるなんて!」

 

「デートだなんてそんな!

優子さんと映画観にきただけだよ!」

 

結局あれ恋愛映画だったから

ある意味デートっぽいけどね…

 

「充分デートじゃないですか!」

 

「そ…そうかな?」

 

「そうです…『ドカァッ』今のは?」

 

しばらく陽向と歩いて話していると

突然喫煙コーナーの辺りから

大きな音がした

 

もしかして…オルフェノク?

 

明久は急いで駆け出した

陽向も何故か着いてくる

 

「陽向ちゃん危ないから逃げて」

 

「明さんも危ないですから!」

 

そう言って陽向は電話を取り出した

 

こんな時に何してるの?

とにかく確認しなきゃ…

 

『うわぁああ』

 

『キャアアァー化物ぉぉ』

 

幸い喫煙所にいたみんなは、

運動神経が良かったらしく

避けきれたらしい。

一斉に喫煙所から出てきた。

その証拠に灰らしき物が

飛んでいる形跡は無かった…だが…

 

『ズゴゴゴゴーン…ズゴコーン』

 

何かを突いてる音が聞こえてくる

最後の音は…まさか…

 

オルフェノクは、

喫煙コーナーの壁を壊して

まだその近くにいる一般人に

襲いかかろうとしていた。

そのオルフェノクの姿はまるで

キツツキのような姿をしている。

 

『ドカァッ』

 

オルフェノクは遂に壁を壊して

侵入してきた

そして近くにいる男性を捕まえようとする

 

「危ないッ!」

 

『ガシッ』

 

明久はオルフェノクを捕まえる

 

「んだぁ?このガキ…」

 

「明さん!」

 

陽向は電話をかけながら必死に叫ぶ

 

「陽向ちゃん逃げて!早く!」

 

「あっ源二さん!?明さんが危ないです!

って繋がらない?」

 

「陽向ちゃん早く逃げて!」

 

「わ…分かりました!

でも…明さんは!?」

 

「いいから早く!」

 

やっとの事で陽向は

明久の言う通りに逃げようとする。

だが遅かった

 

「はぁっ!逃がさねぇよ!」

 

オルフェノクは陽向の方へ

真っ直ぐに触手を伸ばした。

 

「キャッ…キャアアァー」

 

このままじゃヤバい…

もうこうするしか…

 

「うおおぉおおおぉオオォ」

 

「なに?このガキまさか…」

 

断罪の魔剣!

 

「そんなっ!明さん…明さんが!?」

 

『ザクッ』

 

『ブチィッ』

 

その時オルフェノクの触手が

斬れた瞬間だった…

 

明久SideOut

 

源二Side

 

陽向がトイレに行った時、

突然愛子が聞いてきた。

 

「そういえば源二君と陽向ちゃんって

どうやって出会ったの?」

 

正体見られたからとか

そういうのはさすがに言えないな…

 

「俺はあまり覚えてないんだが」

 

「…覚えてないだと?

俺の妹との出会いを覚えてないだと?」

 

「落ち着いて康太君

あまり覚えてないって事は、

少しは覚えてるよ!」

 

『アレ?愛子…それに康太君と源二君?』

 

突然源二達の耳に

聞き覚えのある声が入ってきた。

声のする方を見ると

愛子が突然駆け出して行った。

 

「優子?今日は一段と可愛いネ!

スリスリしたくなるネ!

抱き締めていい?

てか抱き締めるからネ?」

 

間髪入れずに愛子は優子を抱き締めた

 

「愛…子っ苦しい…」

 

『パシャっ』

 

「…これは…あの子達に売れる!」

 

康太は目を見開き

軽く鼻血を出しながらそう言った。

その言葉を優子達は聞き逃さなかった。

自分の身に危険を感じたのだろう…

 

「「誰に売る気?」」

 

「…秘密!」

 

そう言われて

『はいそうですか』とは当然ならない。

 

「康太君…

彼女の写真を他の人に売ろうとしないで!」

 

「…大丈夫だ。お前らからしたら同性だ」

 

「それはそれで問題よ!」

 

「…大丈夫」

 

「大丈夫じゃないわよ!」

 

『ヒューン』

 

その時、源二の耳に

妙な音が聞こえてきた。

何かがものスゴいスピードで

突っ込んで来るような音だ。

 

「3人とも逃げて!」

 

源二が3人の元へ走り出し左手でそれを弾く

 

『ドカァッ』

 

「源二君?大丈夫?」

 

「…源二!」

 

『いてっ!

あちゃー…外れちゃった~…

っていうより外されちゃった?

やっぱ強いなぁ…

素手で弾かれるとかないわぁ…

どーも初めまして平賀源二君!』

 

「早く逃げて!」

 

「…源二、お前は?」

 

「いいからとっとといけぇっ!

振り替えるな!

出口目指して突っ走るんだ!」

 

「…分かった(ヨ)」

 

「ちょっと源二君?

囮になるなんて許さないわよ!

アナタも早く逃げなさい!

アタシ達と一緒に逃げるの!」

 

「優子さんも早く逃げて!」

 

愛子と康太は

逃げる準備をしているにも関わらず

優子は逃げようとしない。

 

「誰だ貴様!」

目の前には、

カエルのようなオルフェノクが立っていた。

 

「ラッキークローバーに入るための試験的な?

とりあえず君を試しにきたみたいな!?

まあそんな感…じッ!」

 

「ラッキークローバー?」

 

ラッキークローバーだと?

聞いた事がある気がする…

 

フロッグオルフェノクは

脚力をフルに使い源二に襲いかかると思いきや

優子達に方向転換した

 

クソっ!このままじゃ優子さん達が…

仕方…無いか…

 

源二は走り出す

 

「うおおぉおおおぉ!」

 

「そんな!源二君?」

 

「どうしたの優子?

早く逃げないと…」

 

『ドカァッ』

 

「康太君?」

 

一瞬康太の足が止まった。

そして、優子の腕を掴み…

 

「…優子!早く逃げるぞ!」

 

源二SideOut

 

Open your eyes the next Faizφ

 

 

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