バカと人間とオルフェノク   作:成龍

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第45話 二人の正体と謎の助っ人

 

優子Side

 

そんな!まさか源二君が

オルフェノクだったなんて…

 

『ドカァッ』

 

ドーベルになった源二と

フロッグオルフェノクの

戦闘が始まった。

 

一瞬振り返り

その戦闘を見た康太は、

呆然とその光景を見ている

優子の腕を強引に掴み走り出した。

 

「ちょっと…離して!

まだ明久君が…」

 

「…明久はどこに行ったんだ?」

 

「そういえば

陽向ちゃんもトイレに行って…」

 

「ッ!?」

 

それを聞いた康太は、

よっぽど心配なのか

優子を押し付けるように愛子に任せて

トイレの方へ走り出そうとしていた。

 

「…二人は先に逃げろ!」

 

「康太君は?」

 

「…二人を探す」

 

「そんな…危ないよ!。」

 

「…だが、

陽向を置いて逃げるわけにはいかない。」

 

「だったらアタシも探…」

 

「…ダメだ!

明久も俺が…」

 

「ねぇ二人とも…まずは電話しようよ…」

 

「そ…そうね!ふぅ…」

 

「ふぅ…」

 

冷静になった二人は携帯を取り出す

 

「康太君は陽向ちゃんに!」

 

「…了解した」

 

アタシは明久君に…

 

『電波が届かない場所におられ…』

 

繋がらない!?

どうしよう…やっぱりトイレに…

 

「…なぜ出ない陽向

まさかもう手遅れなのか?」

 

そんな…まさか…

じゃあ明久君も?

 

『ドカァッ ガラガラガラァ』

 

優子達が

オルフェノクに遭遇した場所から

50mほど離れた場所から

大きな音が聞こえた。

見てみると大きな穴が空いていた。

そこから2体のオルフェノクが現れる。

その内の1体には見覚えがあった。

 

あれは…以前助けてくれた

馬のオルフェノク!?

 

「同じ場所にオルフェノクが4体も?」

 

愛子は崩れるように座り込んだ。

 

違うの愛子…

馬のオルフェノクはアタシを…

 

「…だが2体は違う気がする

愛子、お前が前に言っていた

都市伝説の…」

 

「人間を守るオルフェノク?」

 

「…それだ」

 

優子は2度も

ホースオルフェノクに助けられている。

悪い印象は持って欲しくない…

そう思った。

 

「アタシを…

あの馬のオルフェノクが助けてくれたの!

だから…」

 

「…とにかくお前たちは、

今のうちに逃げろ!

俺は二人を探す!」

 

「気を付けてね康太君…」

 

「…ヤバくなったらすぐに逃げる」

 

「絶対に無事に帰ってこないと…

許さないからネ?」

 

「…分かってる」

 

愛子は涙目になりながらも

優子の腕を引っ張り走り出した。

 

「ちょっと愛子?」

 

「いいから逃げるよ!」

 

愛子…

 

『私は化物だと思っていません。』

 

「…今の声は…」

 

陽向ちゃん?

 

優子SideOut

 

明久Side

 

まさか陽向ちゃんに

こんな姿を見せる事になるなんて…

 

「テメェ…オルフェノクなら

仲間を増やせ!」

 

「確かに僕は化物だ…

でも…人間でありたいんだ!

人間を殺したら…

本当の化物になってしまうから…」

 

「はん!?

俺も昔はそんな考え方だったさ…ふんっ」

 

ペッカーオルフェノクは羽を出し

ホースから距離を取る

 

「だったらなんで?」

 

「この声を聞いても分からないか?」

 

『キャアアァー"化物"が増えた』

 

『おいあっちにもいるぞ!』

 

『とにかく逃げろぉ!』

 

『来るな化物ぉお!』

 

「お前は助けたつもりかもしれんが

アイツらはお前を

ヒーローだと思っちゃいない。

俺と同じ

化物だとしか思ってないんだよ!」

 

ペッカーは、

鋭いクチバシのような物が付いた

棒の様な物で殴りかかる。

ホースはそれを剣で防ぐ

 

『私は化物だと思っていません!』

 

陽向が叫んだ

 

「ああ?」

 

「人を助ける心があるんです。

その人は…ヒーローです!」

 

陽向ちゃん?

 

「何してるの?

早く逃げてよ」

 

「ははっ…コイツがヒーローだって?

どう見ても俺と同じ化物じゃねぇか」

 

「化物だと認めて

人を襲うようになった

本物の化物になった

アナタとは違います!」

 

「んだとぉ?」

 

ペッカーオルフェノクは、

この言葉を聞き

ついにキレる。

そして羽を羽ばたかせ

陽向の方へ飛んでいく

明久もヤバいと思ったのか

疾走態へと姿を変える

 

マズイ…

スイッチが入っちゃった?

速くて追い付けない

 

陽向ちゃん!

 

《Ready》

 

今の不気味な音声は何?

 

『ピュン』

 

「なんだ?動けない」

 

ペッカーオルフェノクは

突然オレンジの網のようなものに捕まり

身動きがとれなくなる。

 

《Exceed charge》

 

どこからか分からないが

不気味な音声が聞こえてくる

 

「グアァ」χ

 

ペッカーは青く燃えて

消滅したかと思うと

突然オレンジラインの

アーマーに身を包む何者かが現れる

 

今なにが起きたの?

 

オレンジラインのアーマーの人物は、

ホースの方へと頭を向ける

そして危険を感じたホースは

すぐに防御の構えをとるが

アーマーの人物は

ホースに興味なさそうな態度で

飛び去って行った。

 

前に見た赤いのに似てるけど…

アレは一体…

 

『キィン…ガキィッ』

 

どこからか金属音が聞こえてくる。

 

「源二さんっ!」

 

『…陽向!』

 

康太かヤバイね…

逃げないと!

 

康太の声を聞いて

ホースは逃げるように消えていった。

 

明久SideOut

 

源二Side

 

「ほほぉ…

これはもう

始末していいって事だよね?」

 

「そのつもりで来たんじゃないのか?」

 

「いや…君は忠告を聞いてるよね?」

 

「ああ…」

 

「君がちゃんと忠告通りに

出来てるかどうか試してこいって

言われてさ?

忠告を無視するようなら始末しろ

始末出来たら

ラッキークローバーに

入れてやるって言われて…

それで来たんだよね」

 

「俺はもう人間を襲わない!」

 

源二がそう言うと…

 

「そう?だったら…

ラッキークローバー入り決定だね!」

 

フロッグは嬉しそうに言う

 

「ナメるな!」

 

ドーベルは戦闘体制をとる

 

「俺も一応オリジナルだから?

まあ結構いろいろと

出来るんだよね」

 

フロッグオルフェノクは

跳躍態へと姿を変えて、

太刀のような武器を

居合い斬りの様な構えで持って

ヒュンと音が聞こえてくるほどの速さで

ドーベルに突っ込んで来る。

 

ヤバい…

あの速さで

居合い斬りなんかされたら…

 

ドーベルは両腕に刃物を生成し

斬られる寸前に腕をクロスさせて

太刀を挟むように防いだ。

 

「よく防いだね…」

 

「間合いに入ってくれて助かる。」

 

ドーベルは疾走態へと姿を変えて

太刀を弾き斬りかかる。

フロッグは右腕の攻撃を避けて

左腕の攻撃を受け流して

また斬りかかってくる。

 

コイツ…強い!

 

フロッグは次の攻撃に備えて構える

だが…その時、

 

『ヒュンッ…ドガァッ』

 

フロッグは突然何者かに吹き飛ばされ

壁に叩きつけられた。

 

「オルフェノク?

結花さんか?」

 

でも色が違うし…

 

目の前にはドーベルとは逆に

普通のオルフェノクに比べれば

白い体をしていて

腰の辺りに羽が生えている。

まるで白鳥のような

このオルフェノクは

体型からして女性だろう。

 

「クソッ…一体なんだ!?」

 

フロッグは、

白鳥のようなオルフェノクを見るなり

起き上がって襲いかかる。

たが白鳥のようなオルフェノクは

飛び上がりそれを避ける。

 

「クソッ…ちょこまかと」

 

フロッグの標的は

完全にドーベルから

白鳥のオルフェノクに変わっていた。

フロッグオルフェノクは攻撃体制を取り

白鳥のオルフェノク目掛けて

40mほど跳ね上がり太刀を構えるが

この瞬間を待っていたと言わんばかりに

白鳥のオルフェノクは

フロッグに突っ込んでいく!

 

「クタバレ」

 

フロッグは太刀を振り抜くが

その太刀は白鳥のオルフェノクを

捉える事が出来ずに空を斬った。

 

上手い!

 

「なっ…!?」

 

いつの間にか白鳥のオルフェノクは

フロッグの背後に回っていた。

フロッグは全力で太刀を振った後で

防御が間に合わないし

白鳥のオルフェノクのように

自由に飛び回る事も出来ないため

完全に逃げ場がない。

そんなフロッグの背中に

白鳥のオルフェノクは

叩き落とすようにパンチを入れた。

 

「うぐっ…」

 

『ドガァッ』

 

「ガハァッ!」

 

思いきり

地面に叩きつけられたフロッグは

声をあげる。

 

それを見た

白鳥のようなオルフェノクは

後は任せたぞ…

と言っているかのように

飛び去って行った。

 

「とりあえず…」

 

ドーベルは

フロッグが落下した場所へ歩みより

刃物を向ける。

 

「テメェが

勝ったわけでもないくせに…」

 

「確かにな。

だが人間を襲うお前を

野放しにするわけには

いかないからな…」

 

正直こういう形で

止めを刺すのは気が引けるが…

 

『ザクッ ボワッ』

 

ドーベルの刃物が

フロッグの腹部に突き刺さり

青い炎が上がる。

 

「クソッ…がっ!」

 

源二SideOut

 

Open your eyes the next Faizφ

 

 




だんだん話がゴチャゴチャしてきているような気が…
すいません。
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