雄二Side
あれから二日が過ぎた。
いつも通り勉強会をしているが、そこに源二の姿は無い
用事があるとは言っていたが…
「…源二は来ないのか?」
「ああ…親戚の用事があるらしくてな」
『プルルルル』
「…そうか」
『坂本様にお電話でございます。』
「ああ…すまない爺さん」
「いえいえ」
雄二は電話に出るために廊下に出る
「なんだ?」
『いきなりなんだ?とはなんだ?
普通は敬語で名前を名乗ってから敬語で用件を聞くもんさね!』
「ああ…すまない!ババァでしたか!坂本ですが何の用でありますかクソババァ」
『相変わらずムカつくガキさね!
アンタ進級したら何クラスになるか忘れた訳じゃないだろうね?
進級した瞬間に最近のアンタの努力無駄にしてもいいんだよ?』
このクソババァ…
「………それは失礼しました。
で…用件は?」
『吉井の電話番号知らないか?』
「そんなん家にかければいいじゃねぇか」
『繋がらないから聞いてんだよ!
携帯でいいから知らないか?』
「はぁ?まあ良いけどよ…」
家に繋がらないってどういう事だ?
そんな事を考えながらも明久の番号を教えている。
『またなクソジャリ!
後は態度に気を付けるんだね』
「ちっ…いちいちムカつくなアンタ」
『そーいえば今決めたんだが
観察処分者にするからね!今日じゃなくてもいいから後で学校に来な!春休み中にね!』
「今なんて?」
聞き返そうとした時には既に電話が切れていた。
今、観察処分者とか言わなかったか?
冗談じゃねえぞ…
数時間後
『坂本様…これが届いたのですが…』
ん?なんだこれ…
FAXから何かが送られてきた。
アンタの場合は特別さ
周りに馬鹿にされる事は無い
フィードバックも10%程度だから
あまり痛みは無いだろう…
我慢できればの話しだが(笑)
極秘観察処分者…吉井のように学校中に広まるようなものでは無いから安心しな!
痛みを我慢できればの話しだが(笑)
それも使って今まで通り生徒達を守る手伝いをしてくれればいい
と書いてあった。
なんだ(笑)って…あのクソババァ勝手に決めやがって…はぁ…せめて少しぐらいはフィードバックとやらは抑えろよ…
まあ召喚獣を早めに使えるのはありがたいがな
雄二SideOut
明久Side
なんで源二来ないんだろう…
やっぱ優子さんに見られたの気にしてるのかな?
『そういえば一緒に勉強してたの忘れてたわ』
そんな事を突然僕の親友兼悪友のユウジ・ユウジ・ユウジに言われた。
「誰が西ローランドユウジだ」
心の声を読むな
「何が?」
「さっき学園クソババァから電話が来てな!お前の番号教えてやった。」
「なんで教えたのさ?」
「雄二君、その呼び方は失礼よ!」
「……雄二!」
「うるせぇ!
まあなんか用があるんだろう。
何度も勉強会はやってるが、
未だにお前が勉強してるイメージが無くてここにいるの忘れてたわ…
だから教えた…という訳だ」
「という訳だじゃないよ!
クソババァの声なんて聞いたら耳が腐るでしょ!」
「大丈夫だ。俺の耳は腐ってないからな」
「なんの話し?」
「とりあえず後でかかってくるだろ」
『プルルルル』
「早くない?」
「とりあえず取れ!うるさいから」
『プルルルル』
「早く取れって」
「うるさいっ勝手に教えるお前が悪いんだ!西ローランドユウジ」
いつの間にか明久の携帯を持って電話に出る雄二
「もしもし?明久なら側にいるぞ!あぁ?忘れてたんだ!とりあえず代わるわ」
「クソッいつの間に僕の携帯を…
もしもし…」
『何してるさね?アタシも忙しいんだ!今日の夕方学校へ来な!バカクソジャリ!来なかったら留年だからね!プツリ』
急に怒った顔になったと思えば突然泣きそうな顔になっていた。
「…」
「…ドンマイ」
「うん…」
「なんて?」
「夕方に学校へ来いって」
「俺も呼ばれた」
「じゃあ一緒に…」
「春休み中に来いって言われたから明日にするわ」
「ちょっとは付き合ってくれてもいいじゃないか!」
「めんどいから嫌だ」
そう言って雄二は勉強を再開した
明久SideOut
源二Side
はぁ…
康太達はどう思っているだろうか…
そう考えながら散歩をしていた。
しばらく歩いていると
『見つけましたよ』
「お前は…なんの用だ?」
「まあ…アナタに関するいい情報を手にいれましてね…」
「情報?」
「僕はせっかちでしてね。
話を長引かせたくない…
アナタの弱みを見つけたのですよ…フフッ」
弱みだと?
「まああの子は、よく似ているんじゃないですか?アナタの妹さんに…」
「似ている?
お前が知ってるはず無いだろう?」
「写真ならありますよ。
僕の手元にはありませんがね」
「なに?」
「誰かさんがアナタの実家から何枚か拝借したそうなんですよ…」
「貴様…」
「僕の頼みを聞いてくれれば彼女に手は出しませんし出させませんよ」
「そんなの信じられんな…馬鹿馬鹿しい…」
源二SideOut
明久Side
『コンコン』
「入りな!」
「失礼します。」
「アンタ住所変わったのかい?」
「はぁ?いきなりなんですか?」
「まあSMART BRAINが関わってるんだろうが」
「まあ…一応」
「住所が変わったら教えてもらわないと困るんだよ!後で書いてもらうからね!それで…アンタこれからも人間を守るために戦う自信はあるかい?」
なんでいきなりそんな事を?
まあ答えは決まってるけど…
「あります!」
「そうかい…じゃあアンタを信じてコレとコレを渡そうじゃないか!
これから観察処分者の仕事はそれでしな!」
「なんですか?
ブレスレットと…ベルトと…これは携帯?」
「そのブレスレットは携帯召喚機
3分間だけ教師の許可無くアンタの一番点数の高い科目で召喚獣を使えるのさ。
呼び出し方はいつも通り!
これで呼び出した場合はフィードバックも減る。
ただしオルフェノクと戦う時以外は使うんじゃないよ!」
「戦う時に使うの?
3分ってウ…」
「学校外で使えるようにするために特殊な石を使ってるのさ。
この石が召喚獣を出すためのオカルトなエネルギーを集めて、3分間だけ学校外でも使えるようにすることを実現した。
ただエネルギーが切れた場合は最低10分この学校にいなきゃならない…
だが…そろそろ学校も始まるからあまり心配しなくていいさね。
そしてそのベルトは…」
まあとにかく3分だけ使えるって事か!
結構ありがたいかも…召喚獣って意外と力持ちだから役に立つよね
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「アンタの得意科目はなんだい?」
得意科目?多分…
「家庭科ですが…」
「家庭科って…本当にか?」
「そうですが…」
「見かけによらないもんだね…
今のうちに家庭科だけテスト受けときな!」
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・
帰り道、明久は召喚獣を召喚して話しかけていた。
改めて見てみると召喚獣って結構可愛いね!
吉井明久
科目 家庭科 443点
おおふ…思ったより家庭科高かったよ…
「これからは毎日君と一緒なんだね」
でもなんだろう…なんか不機嫌そう
召喚獣は明久の目の前を不機嫌そうに歩いている。
「………」
「僕の事、嫌いなの?」
「……」
召喚獣は明久を睨めつけていた
「まあ…そうだよね
僕が馬鹿なせいで君に雑用とか押し付けてるもんね…」
そう言われて召喚獣は少し俯いた
『ちなみにそれで召喚した召喚獣には心が宿っている。
だから大切にしてやりな!』
明久は召喚獣を抱き抱えて
頭を撫でる。
「ゴメン」
「……」
召喚獣は不機嫌そうな顔をしながらも少し顔を赤らめていた。
「疲れたよね…戻ってていいよ!」
「……」
そういえば、
このケースに入ったベルトはなんなんだろ?
開けてみると見覚えのあるベルトが入っていた。
・
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「可愛い~触れるんですか?
これが明久君の召喚獣ですか?」
「結花さん!ちょっとだけって言ったでしょ?」
結花は召喚獣をキツく抱き締める。
「ミー!」
「やめて結花さん…ぬいぐるみじゃないんだよ?苦しそうだから離してあげて!」
「可愛い!」
戻ってて!
「あっ…アッキーが!」
「なに勝手に名前つけてるのさ?
まあ可愛いけども…」
「もうちょっと出して下さいよ~」
「3分しか出せないんだからダメだよ!
そういえば源二は?」
「まだ帰ってきてません…」
「そっか…」
なんか嫌な予感がするなぁ…
明久Side Out
Open your eyes the next Faizφ
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