バカと人間とオルフェノク   作:成龍

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第58話 戦後対談と補修室の悲鳴

明久Side

 

「行くよ!」

 

『ミャーっ!』

 

明久と源二の勝負の邪魔はさせまいと啓太郎と康太と秀吉も召喚獣を呼び出し親衛隊5人に立ち向かう。

 

日本史フィールド

 

吉井明久 106点

 

平賀源二 159点

 

啓太郎 98点 康太 115点 秀吉 124点

 

親衛隊5人 105点 99点 102点 101点 113点

 

しまった…勉強会で頑張ったからって調子に乗って点を取りすぎてしまった…

雄二達は点数を見るなり、頭を抱える。

 

啓太郎の召喚獣は何故かクリーニング屋っぽい服装に木製の銃剣のような武器が、武器はいいが防具は全く頼りなかった。

 

「啓太郎、お気の毒に…」

 

「アっくん、なんか言った?」

 

「う、ううん!頼りになるよ!」

 

武器はね。

 

康太の召喚獣は、忍者のような服装で腰に木製の短剣となぜか忍者のような服装とはミスマッチなピストルが装備されている。

 

武器だけ時代を間違えてるよね…

 

そして秀吉の装備は、ヘソが見えるようなタンクトップ?キャミソール?とジーパンに武器はトンファーだった。

秀吉をギリギリ女の子扱いしてる服装だったが味方3人が見惚れるほど可愛いかったのでまあいいだろう。

 

 

『なっ、なんで観察処分者のバカで有名な吉井が私達と同じぐらいなの?』

 

バカは余計だよ…観察処分者だけじゃダメなの?

必ず観察処分者のバカで有名な吉井セットじゃなきゃダメなの?

と泣きそうな顔をしながら明久は心の中でツッコんだ。

 

『土屋と木下…二人もFクラスの癖に俺達より上だと?それに木下可愛いし』

 

Dクラスの生徒は驚いていた。

戦いとは無縁な彼らには隙が出来ている事にも気付かない。

 

『殺すぞお主!余所見してる暇は無いのじゃ!』

 

この絶好のチャンスを秀吉が逃すはずがない。

秀吉の召喚獣は明久の召喚獣の点数に驚いた生徒の召喚獣に突っ込んだ。

それを合図に明久と源二の戦いも始まった。

 

「源二、かかってこい!」

 

「言われなくても…?」

 

明久はかかってこいと言いながら自分から突っ込んでいく

 

源二も突然の事に驚きながらも間一髪のところで突進を回避した。

 

「自分の身体じゃないから反応が鈍いな…」

 

「フッフッフ…甘いよ源二!ゲーマーナメんなっ!」

 

と明久は自信満々にゲーマー魂をぶつけてくるが…

 

そんなコメディな気分じゃないんだが…と思いながら源二は苦笑いする。

 

『代表!』

 

親衛隊の一人が源二と明久の戦いに介入しようとするが

 

『…行かせない』

 

『アッ君達の邪魔はさせないよ!』

 

そうはさせまいと康太と啓太郎の召喚獣が立ち塞がる。

 

「大丈夫だ!行くぞ明久!」

 

「源二!僕もう突っ込んでる!」

 

源二は召喚獣の両手の甲に着いた刃で突然突っ込んできた明久の召喚獣の攻撃を防ぎ右手の刃で斬りつけるが明久の召喚獣はバックステップでこれを避けた。

 

明久Side out

 

源二Side

 

負けるわけにはいかない…

雄二達は普通の高校生に戻ったんだ。

オルフェノクと戦う術を失ったなら俺が皆を守ればいいんだ。

例え絶縁されようと陰で守ってやればいい。

裏切り者扱いされたってそういう覚悟でベルトを奪ったんだから、陽向ちゃんを…皆を守るために。

 

「源二ぃいい!」

 

明久の召喚獣は力いっぱいに木製の魔剣のような剣を横凪ぎに振るう。

源二の召喚獣はそれを伏せて回避し明久の召喚獣に両手の甲の刃を腹に突き刺す。

明久は左手に持っていた盾でそれを防ぐ

 

くそっ…反応が遅い!これが自分の身体だったらもっと早く動けるのに

 

源二Side out

 

雄二Side

 

秀吉は俺を頼むと言われていたらしいがその必要は無い。

念には念をだ。

明久ならやってくれると信じてるが明久が負けた場合を考えて結花にはまだ召喚獣を出させていない。

3人が親衛隊を2人以上倒したところで勝負を決める。

 

啓太郎 65点 康太 102点 秀吉 115点

 

「さすがに5人はキツいよ雄君!」

 

「泣き言を言うな!なぁ結花、少人数で戦う男はカッコいいと思わないか?」

 

「カッコいいです!頑張って下さい!啓太郎君!」

 

「うん!頑張るよ!『ザクッ』って、え?嘘でしょ?」

 

隙を突かれて啓太郎の召喚獣がDクラス生徒の召喚獣に背後から刺されてしまう。

 

「けいたろーおぉおぉおお」

 

なに余所見してんだ…あのバカ…

 

と雄二は額を擦る

 

『戦死者は補修』

 

「アっくん、雄くん、秀ちゃん!康くぅううん

!結花さん…結花さあぁああん…

俺は…ただカッコいいところを見せたかった…だけなのに…」

 

『『『『けいたろーおぉおぉおお』』』』

 

「源二ぃいいぃいい!よくも啓太郎をおぉおおお!」

 

「俺は関係ないんだが…」

 

興味なさそうに源二は言った。

彼はこんな茶番に付き合う気分じゃないのだから。

源二の召喚獣は明久の突進を避けると秀吉達の召喚獣のところへと突っ込んだ。

そして康太の召喚獣にダメージが入る。

 

土屋康太 86点

 

「何やってんだ明久!せっかく引き離したのに」

 

1対1の勝負が4対3になっちまった…

しかも源二の点数は結構高い方だ…

 

「…大丈夫。まだなんとかなる!」

 

「ゴメン…康太」

 

「まだワシがいるのじゃ!諦めるな!」

 

「う…うん!」

 

 

雄二Side out

 

明久Side

 

「秀吉と康太は後退しながら援護して‼僕がみんな引き付けるから!」

 

そう言うと明久は親衛隊の攻撃を避けながら源二の周りを駆け回りはじめた。

すると明久の召喚獣に当たるはずだった親衛隊の攻撃は源二の召喚獣にぶつかる。

その攻撃に源二の召喚獣の点数が僅かに下がった。

 

平賀源二 149点

 

「なっ!?」

 

『…余所見は』

 

『禁物じゃよ!』

 

源二が驚いている間に、秀吉と康太が不気味な笑みを浮かべながら親衛隊二人の首を秀吉が狙い斬りつけ二人が避けて回避不能な状況になったところで康太がピストルで狙い撃った。

 

そういえば康太はシューティングゲームが得意だったっけ。

 

『戦死者は、補修!』

 

「康太!秀吉!」

 

「…あと三人」

 

「一気に数が減ったのう…楽じゃな

後はワシらに任せて明久は思う存分戦ってくるのじゃ!」

 

二人とも、ありがとう

 

「さあーて啓太郎を殺った奴は最後に残してゆっくり苛めてやろうかのぅ!」

 

「…俺は最初からそのつもり」

 

『ヒィッ?』

 

「…「さあ…お前の罪を数えろ!」」

 

と秀吉と康太は息ピッタリと啓太郎を補修室送りにした生徒に指を向けた。

 

『クソォッ!俺達はまだ三人いるんだぞ!』

 

「じゃあ先に殺ればいいだけの話しじゃ!」

 

「…装備は良くても喧嘩は素人 宝の持ち腐れ」

 

「素人なら三人いても一人と変わらんのう」

 

秀吉、康太!本当に頼もしいよ

 

「源二、今度こそタイマンでやるよ!」

 

「望むところだぁーっ!」

 

.

.

.

.

.

.

.

.

 

『戦争終了!勝者Fクラス』

 

 

 

「これから戦後対談を始めようか…Dクラス代表」

 

「ああ…」

 

「これでやっとFクラスとはさらばだねー!」

 

って感じで適当に演技しとけば…

 

「…下手くそ」

 

「演技はワシの仕事じゃ!明久は黙っとれ」

 

「黙れバカ、話しに入ってくんなバカ」

 

「扱い酷くない?」

 

「設備の件は、そうだな…次のBクラス戦の時にBクラスの室外機を指示した時に壊してくれるなら無しにしよう」

 

『そんなことしたら俺達…』

 

「大丈夫だ!少しの間教師に睨まれはするだろうが、それだけだ。

君たちが宣戦布告にきた明…ゴホッ 吉井くんを殴ろうとした時みたいなバカな真似をしなければの話だがな!」

 

『『『『吉井…すまなかった。』』』』

 

 

「あっ、うん!もう大丈夫だよ」

 

「よし、とりあえず引き上げるぞ!平賀は放課後に…ラ・ペディスに来い!」

 

なんでよりによってそんなところに?

 

「雄二!なんでさ?僕らも来ていいんでしょ?」

 

「ダメだ!お前らには関係ない話だ。だからわざわざお前の苦手そうな店を選んだ。」

 

「関係ないって…」

 

「…落ち着け」

 

「でも康『ゴギャンッ!バコオォーン』なに?この音?」

 

『『キャアアァアアア!』』

 

「悲鳴じゃ!補修室の方から…」

 

そう秀吉が言うと雄二は補修室に向けて走り出した。

 

「まさか、ちょっ…雄二?」

 

「啓太郎おぉおおお!」

 

「源二、秀吉!みんなを避難させないと…」

 

「あっ…ああそうだな!」

 

「僕は補修室に向かうね!」

 

「明久?学校で戦う気なのか?」

 

秀吉が心配そうに聞いてきた。

 

「大丈夫だよ!任せて‼」

 

そう言い残して明久は補修室近くのトイレへと走り出した。

 

明久Side out

 

Open your eyes the next FaizΦ

 




かなり遅くなりました。
すいません。
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