バカと人間とオルフェノク   作:成龍

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吉井明久の消失編
第6話 勉強会と仕返しと買い物


明久の容態に異変が起きていた頃のこと

 

雄二Side

 

雄二達は勉強会をするため

翔子の家に来ていた

 

「そういえば翔子このベルトの

SMART BRAINって確か…」

 

「……お父さんの会社」

やっぱりか…

 

「今度行ってみるか?

使い方とか色々聞きたいしな…」

 

アレだけじゃないって事は他にも居て

アレより強かったりするかもしれないしな…

 

「……最近お父さん戻ってこないから

心配…会いに行ってみる」

 

「雄君達なに話してるの?どこか行くの?」

 

「あっ…ああまあな」

 

「もしかして…とうとう翔子ちゃんを

デートに誘う気になったとか?」

 

「なっ…ちげぇよ!用事があるだけだ」

 

「……今度雄二とデート行くの」

 

「ほら翔子ちゃんもこう言ってるじゃん」

 

「ちげぇよ!翔子っ嘘言うんじゃねぇ」

 

「……ある意味デートだから合ってる、

雄二は私とデートするの嫌?」

 

「ああ嫌に決まってんだろうが、

めんどくせぇしお前は引っ付いてきて

暑苦しいし他の女ならもっと場所を

弁えるだろうな」

 

「……そう、分かった」怒

 

「ちょっと雄君?

さすがに言い過ぎだよ?謝んなよ」

 

「はぁ?なんで俺が?知らねぇよ!

別に許して欲しいとも思ってないしな」

 

「……」

 

『ピンポーン』

 

木下姉弟と長田、

土屋夫妻『…夫妻じゃない』と

妹の陽向がやって来た

 

「陽向もいるのか」

 

まあ二人暮らしだしな、

何より軽くブラコンだし 苦笑

 

「はい、雄さん、秀さん、

啓さん、翔子さん、優子さんと

…長田さん?こんにちわ

今日はよろしくお願いします!」

 

「それじゃ勉強始めるか」

 

一同「は~い」

 

「それじゃまず…

Aクラスになれそう組は

Fクラスになりそう組に

それぞれの得意科目を教えてくれ」

 

雄二SideOut

 

優子Side

 

「秀吉と長田ちゃんは

アタシが教えるわね」

 

「木下さん…はい、

よろしくお願いします」

 

「優子でいいわよ、

秀吉も木下だから秀吉も

秀吉で良いでしょ?」

 

「ワシは構わんのじゃが、

長田はどうかの?」

 

「木下さん達がいい

って言うのでしたらこれからは

下の名前で呼ばせて頂きますね!」

 

「アタシも結花って呼んでも良いかしら?」

 

「はいっ構わないですよ♪

その…秀吉君もぜひ」

 

「ワシもかの?じゃあその…//

ゆ…結花//よろしく頼むのじゃ」

 

あら?秀吉照れてるの!?

もしかして…今まで吉井君の事

思い出したり後悔したりして

気づかなかったけど…

そういえば結花も途中から

アタシ達とよく病院に行ったり

してたわよね…

 

「秀吉にも春が来たのね…」ボソッ

 

嬉しいのは嬉しいんだけど

可愛い弟が持っていかれるのは

それなりに複雑な気分ね…

 

「んっ?姉上何か言ったかの?」

 

「別にぃ」ニヤニヤ

 

「なんでニヤニヤしているのじゃ?」

 

「いや、なんでも無いわよ」ニヤニヤ

 

ニヤニヤしながら目をそらすと

結花と目が合う優子

 

「////」

 

顔真っ赤にして可愛いわねこの子

 

「じゃあ始めるわね」

 

優子SideOut

 

明久Side

 

一方病院から脱走して隠れていた明久は

 

「うああぁあぁああぁ

止めろぉうるさぁあい」

 

頭の中で声がする殺セと

僕が一番したくないことを

させようとする声が

耳を塞いでも聞こえてくる

 

「うあぁあぁああ…」バタンっ

 

耳を塞ごうが防ぎようも無い声に

疲れ果てて明久は気を失った…

 

そこへ青い車から降りて

青いレースクイーンのような

服装をした女性が明久の元へ行き

 

「あらあら…

そんな格好で寝ていると

風邪引いちゃいますよ?☆

吉井明久くんっ」

 

明久を車に乗せどこかへ連れて行った

 

明久SideOut

 

啓太郎Side

 

その頃勉強会をしていたメンバーは…

夕食の準備の為スーパーに来ていた

 

メンバーは翔子、啓太郎、康太、結花

 

「ねぇ翔子ちゃん?

なんで雄君は連れて来なかったの?

体格的にも雄君の方が…」

 

「……それだと雄二にバレる」

 

「…バレるって何がだ?」

 

「何がバレるんですか?」

 

長田さん可愛いなぁ~

 

「……雄二は今日私を

怒らせたから仕返しするっ」

 

食べ物で仕返し?

不味い料理…はないよね…

 

「…仕返しって…

何があったかは聞かないが

どうやってだ?」

 

「……土屋、それは後のお楽しみ」

 

そしてスーパーに入った啓太郎達

 

「……土屋と私で行動するから、

啓太郎と長田はこれ買ってきて」

 

「分かったよ翔子ちゃん」

 

ラッキー長田さんと一緒に行動できる

 

「はい分かりました」

 

啓太郎SideOut

 

康太Side

 

翔子と行動中の康太

正直かなり珍しい組み合わせである

 

「…霧島…食べ物で仕返しするのか?」

 

俺は目の前の物に疑問を感じていた

 

「……うん」

 

「…なんでこれが仕返しになるんだ?」

 

何故なら翔子が選んだのは、

1パック5,000円もする牛肉に

松茸含めたキノコ類の他にも

1パック1,000円近くする卵などであった

 

「……フフッ後のお楽しみ」

 

翔子は珍しく笑顔で言った

この笑顔は仕返しする

人間の黒い笑顔とは違った

雄二の事を知っているから出来る

仕返しだとでも言うかのように

無邪気な子供のような笑顔だった

とても珍しい光景だ

 

「パシャっ」

 

「……なんで撮ったの?」

 

「…霧島の笑顔は珍しい

俺にとって1枚は

日常のアルバムに残したい

最高の笑顔だった、

それと雄二がお前と付き合った時は

雄二にあげる為にもな」

 

「……そう…土屋」

 

「…なんだ?」

 

「……ありがとう」

 

「…ああ」

 

康太SideOut

 

翔子Side

 

土屋と私は小学校の頃同じ塾に通っていた

そこでは唯一の話相手だった

互いに人見知りで無口な為

類は友を呼ぶという感じだろうか

同じような性格の為話かけやすかった

雄二はその頃神童と呼ばれるほど頭が良く

塾に通う必要は無かった

でもある日事件が起きた

私もほとんど覚えてはいない

 

「……土屋」

 

「…なんだ?」

 

「……記憶喪失って聞いたけど」

 

「?…そうだが、どうした」

 

「……いつまでの記憶があるの?」

 

「…中1から前の記憶は無い」

 

「……そう」

だから中学に入った時

まるで他人を見るような目に…

 

翔子SideOut

 

啓太郎Side

 

長田さんと一緒に買い物をしている!

なんか…ドキドキする!

 

「菊地君?」

 

まずい デレデレしてる場合じゃない

 

「あっどうしたの長田さん?」

 

「何を買うんですか?」

 

「えっと…豆腐と白滝と人参と

白菜にすき焼きのタレ」

 

成る程…仕返しってコレか…

 

「ハハッ」

 

「どうしたんですか?突然笑いだして」

 

「いや…さっき翔子ちゃん

雄君に仕返しするとか

言ってたでしょ?」

 

「そういえば

そんな事言ってましたね!

それがどうかしました?」

 

「俺どんな仕返しするのか

分かっちゃってさ…

思わず笑ってしまったよ」

 

俺には見慣れた光景だけど

面白いといえば面白いよね

 

「えっ?

どんな仕返しなんですか?

気になります」

 

「翔子ちゃんも言ってたでしょ?

後のお楽しみだよ」

 

「えー…いじわるですね菊地さん」

 

頬を膨らませているところも可愛いなあ

 

啓太郎SideOut

 

明久Side

 

アレから数時間後

明久は目を覚ました

 

「ここ、どこだろう?広い部屋だなぁ…」

 

玄関には二階建てでは無いが階段があった

いつの間にかあの声は消えていた

 

「夢でも見てたのかな?

………誰の部屋か分からないけど

もうちょい休ませてもらおう…」

 

明久は再び眠りについた

 

明久SideOut

 

Open youreyes the next Faizφ

 

予告

 

あーぁ~俺は悪くない なんも知らない

 

明さんもきっと良くなりますよ!フフッ

 

翔子…テメェわざとだな!?一体なんの恨みが!?

 

フーッフーッフーッフーッ

フーッフーッ フーッフーッ

フーッフーッ……

 

 

 

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