こちら連邦生徒会特務課です   作:ORC機関

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無料10連で水着セリカが来たので初投稿です。
活動報告で言っていたブルアカ二次創作が形になったのでとりあえずぶん投げ。
エミュ精度ガバは見逃してクレメンス。


あぁ、素晴らしきかなキヴォトスライフ

うんざりする青空の下、幹線道路のど真ん中に私は居た。

「アロナァ!便利屋先生を呼び出せ!」

銃弾が車体を叩きフロントガラスを砕く音の中、私は教員の相棒に指示を叫ぶ。

「は、はい!」

スマートウォッチからホログラムで出現したシッテムの箱のメインOS、我らがスーパーアロナ様が焦った様に返事をすると引っ込んで行く。

事の始まりはリンちゃん…七神リン連邦生徒会主席行政官兼連邦生徒会長代理からの依頼であった。

相変わらずクソ真面目な顔で依頼内容を話す彼女に冷蔵庫に備蓄してあるカフェラテを差し出す。

手を振り静止する彼女の手に無理矢理握らせる。

困ったように溜息を吐くと彼女は状況説明に移った。

シャーレのロゴが入った社用車は先程からの攻撃で穴だらけである。

こんなに戦力を保有してるとは聞いてはいなかった。

分析官は居眠りでもしてたのかよ?

視線を傍に向ければ同乗していた行政委員会の子達が車を盾にして懸命に応戦していた。

「便利屋!何処にいるんだ!」

左肩のスピーカーマイクに私の同僚である便利屋顧問へ怒鳴る。

車の端に二脚付きのライフルを地面に展開、弾倉を交換して銃上面のチャージングハンドルを引いて伏せ撃ちを続行する。

伏せた身体は車両に隠しつつ銃と最小限の身体だけ出る様に意識して攻撃、二脚を使っても反動が強いカホはよくもまぁこんなものを振り回せたものだ。

「今向かってる!持ち堪えてくれ!」

「なんでもいいからやってくれ!ブロークンアロー!!ブロークンアロー!!」

スピーカーから帰ってきた彼の応答に私は怒鳴った。

7.62mmの銃声がビル街に反響し、私の隠れている車へ銃弾が応射されている。

「チハヤァ!弾ァ残ってるか?!」

茶色い髪をポニテで纏めた子に私は問いかける。

「もう弾が無くなりそうですぅ!」

半べそをかきながら身を隠すと震える手でピストルの弾倉を交換する。

彼女の足元には空になったマガジンが散乱していた。

彼女の名はチハヤ、大人しく優しい性格の子で他部署との協議や対応を得意とする反面、荒事には向いてない。

現に車両の陰で震えながら応戦している。

「ミツキ!ミツキは何処だ!」

私はもう一人の生徒を呼ぶと背後から声が聞こえる。

「五月蝿いですね!そんなに怒鳴らなくても聞こえてます!」

彼女はプンスコと擬音が聞こえそうな怒った声で答えた。

ミツキ、少しキツイ性格の子で物怖じしない為チハヤと違って荒事等の対応を得意としている。

「弾、あといくつ残ってる?」

彼女は自身の腰に装備されたマガジンポーチを探り、短機関銃のマガジンを外して残弾を確認する。

「2マグ、今銃に刺さってるのと合わせて2.5マガジン」

彼女は辛そうにそう答えると車両の影から向こうを窺う。

「先生!敵の増援あり!このままでは危険です!」

アロナが涙目で叫ぶ、相手方を探れば路地から追加の人員が合流している。

「万事休すか」

私の自動小銃の残弾はあと4マガジン、今装着されている弾倉と合わせれば4マガジン半と少しだ。

「ミツキ!腰のヤツをチハヤに!」

私の腰に装備されたホルスターには.45ACP弾が装填された拳銃がある、私には自動小銃があるためチハヤに貸せば戦力低下を防げるだろう。

ミツキは伏射する私の身体を跨いでしゃがみ込む、背中に彼女の体重が掛かった。

「うぉ!腰が…早くしろ!」

「重いって事ですか?!失礼ですね!!」

彼女が怒りながら私のホルスターを開けてピストルランヤードを取り外している。

私は円筒形のRDS(レッドドットサイト)で敵を捕らえて引き金を絞った。

弾は無駄にはできない、単発で正確に射撃を行う。

PMCの頭を狙う、私達先生と違ってキヴォトス人は頑丈である。

今回はブラックマーケットとの取引現場を抑える仕事だったのだがいつも通り、荒事になってしまった。

青筋を浮かべるリンちゃんが頭に浮かぶ。

「先生、ヴァルキューレ公安局の出動を確認しました!」

左腕のスマートウォッチからホログラムが浮かびアロナが姿を表す。

「ちょっと、アロナ!射視線に出ないでよ」

ちょうど良く彼女が照準器の前に出てしまい、思わず声を上げた。

「あ!すみません!」

顔を出した奴さんに弾丸をお見舞いする、頭に銃弾を喰らってもどうせ気絶ぐらいしかしないだろう。

ランヤードの取り外しで手こずっているのか背中にかかる体重が軽くなったり重くなったりしている。

「まだかよ!」

「今やってますよ!」

「お前のケツが重いんだよ早くしろ!」

「あー!お尻がデカくて重いって言いましたね!!」

「そこまで言ってねぇよ!!!」

ホルスターから私の拳銃が取り出されて背中の重みが消えると私のケツにビンタが飛んだ。

「先生、流石にどうかと思いますよ…」

アロナがスマートウォッチから現れるとジト目で此方を睨んでいる。

いや、重いとは言ったけどケツデカとは言ってないじゃんよ!

「チハヤ!貰い物だから壊すなよ!」

横目にチハヤを確認すれば少し嬉しそうに銃を操作している。

知り合いからの貰い物で気に入っている拳銃の為、彼女の反応は少し嬉しかった。

「がんばります!」

むんっ!とやる気を感じさせる声で答えた彼女は戦闘態勢へ移行する。

彼女は弾倉を外して残弾を確認、再び銃へ取り付けて射撃を開始した。

私は左手でボディアーマーに付いているマガジンポーチから拳銃の弾倉を掴めるだけ掴み肩越しに差し出す。

マガジンを握る手を振るとミツキは察したのか私の手から弾倉を持って行った。

「ヤニカス!まもなく現着、誤射に注意!」

スピーカーマイクから私を呼ぶ声が聞こえ、タイヤの滑る音が遠くから近づいて来る。

自分たちを銃撃する車列の向こう側、シャーレの社用車が滑り込んできた。

「待ちくたびれたぞオメェ!」

「いやー、道路が混んでてね」

便利屋先生が車を盾に射撃を始めると彼の部員が車両から展開していく。

便利屋68、アウトローを目指すアル社長率いる部隊だ。

あ、あの特徴的な赤髪とコートは…

「アルちゃん!助かったよ!」

私は手を振り上げて彼女へと叫んだ。

「仕事中は社長と呼びなさい!」

プンスコと怒る彼女に笑みがでる。

彼女はなんていうか素直で良い子なのだ。

と便利屋先生は語っていた。

彼に語らせると2時間コースが確定するのだが…

プンスコと怒りつつちゃんと仕事をする彼女、そこはやはりプロだ。

彼女の射撃が敵を仕留めると黒い鞄が宙を舞った。

敵の近くに落ちたそれは連続爆発を起こした。

「クフフ、ポップコーンみたい」

便利屋のムツキが梱包爆薬を投げたのだ。

頭上から私のヘルメットに破片が飛来する。

「ムツキィ!」

「あはは、びっくりしちゃった?そんなに怒らないでよ」

私の抗議に彼女は笑って返す。

まったく、チビるところだった。

「本当にすごいですね、便利屋68」

チハヤが呆気に取られながらそう言うとミツキが溜息を吐いた。

「道路の修繕や周辺家屋への損害保証、財務室長はいい顔しないわよ」

爆煙の中、便利屋の鉄砲玉ハルカちゃんが散弾銃を連射して距離を詰めて行く。

これには堪らず逃げ出す敵を牽制射撃で動きを封じた。

黒いパーカーに消音器の付いたピストル、カヨコの姉貴だ!

敵は最後の悪あがきで銃口を向けるが彼女の射撃で沈黙した。

あれだけ苦戦していた敵がものの数分で全滅してしまった。

追加の敵は無し、私は伏射の姿勢を解いて立ち上がる。

指を一瞬口に咥えてから宙にかざして風向きを確認し、腰のポーチから煙草を取り出して火をつけた。

「あー!先生!ここ禁煙ですよ!」

「うるせぇ、死線を越えたんだ一本ぐらい良いだろ?」

ミツキが吠え、チハヤが困ったように笑う。

小銃のスリングに腕を通して身体の正面に持ってくる。

紫煙を上に吐き出して灰を地面に落として踏む。

ミツキはずっと私の後ろで煙草がもたらす身体への害を熱弁しており、そんな彼女をチハヤが落ち着かせようと宥めている。

視線を彼に向ければスピードローダーでリボルバーにマグナム弾を装填していた。

私は手を挙げて歩みを進める。

彼も銃を腰のホルスターにしまうと此方に歩み寄った。

「助かったぜ、今度飯奢るわ」

「気にしなくていいよ、依頼だからね」

私が感謝の言葉を述べると彼はニヘラと笑い手をヒラヒラとさせる。

便利屋先生とは古い付き合いでキヴォトスに来る前から一緒だ。

「アルちゃんも助かったよ」

視線を彼の傍にいる生徒へ向ける。

彼女の視線は私の口元に注がれていた。

「流石にコレはダメだぞ、身体に悪いからな」

念の為彼女に釘を刺す、彼らは風上に居るため副流煙の心配はない。

ミツキ達も私の右側の少し離れた位置に居るため、流石に大丈夫だろう。

もっとも、キヴォトス人の頑丈な身体なら煙草なんてカスなのだろうけど。

「あれれ〜アルちゃん吸いたいの〜?」

「違うわよ?!断じてアウトローでかっこいいとか…」

「社長、自分で言っちゃってるよ」

ムツキの揶揄いに彼女が下手な誤魔化しをする。

カヨコが溜息一つ吐いた。

「ハルカちゃんもありがとうな」

私が少し屈んで視線を合わせるとハルカは便利屋先生の後ろに身を隠して顔だけ出す。

「そんな、私なんか全然…」

気まずそうに視線を逸らして答えるハルカ、怖がられてる事に私は少しショックを受けた。

私の顔、そんなに怖いかな…

少し肩を落とす私をムツキが可笑しそうに笑った。

コイツゥ…

サイレンの音が遠くから響いてきた、ヴァルキューレ公安局のお出ましだ。

随分と重役出勤のような気もするが…

「社長、そろそろ引き上げた方がいいかも」

「あー、まずいな…あと頼んでもいい?」

カヨコの姉貴の言葉に便利屋先生がこちらにお願いしてくる。

彼らはゲヘナ風紀委員会からのお尋ね者であるため、ここに居ると不都合であるのだ。

サイレンが大きくなってきた。

「了解、とりあえずこっちでやっておくよ」

彼らは手際よく車に乗ると回れ右で走り出す、彼らに手を振って見送ると私は背後のパトカーへ振り返った。

「動くな!ヴァルキューレ公安局だ!」

頭頂部に耳があり金髪ロングヘアー、鋭い目つきの生徒がパトカーの側で銃を構えている。

尾刃カンナ、公安局局長で狂犬の異名を持つ。

あれだけ派手に撃ち合ったんだ彼女の登場は不思議ではなかった。

「って、先生でありましたか」

此方に気がついたのか彼女は銃を下ろす、私は2本目に火をつけた。

「DUシラトリ区で激しい銃撃戦の通報を受けたのですが…」

そこまで彼女が言うと表情が険しくなっていく。

「この地域は指定の喫煙所以外での喫煙は罰金です、この機に禁煙してみてはいかがでしょう先生?」

車からバインダーを取り出して違反切符を渡してくる。

私達の傍をヴァルキューレ公安局の生徒たちが通り抜けて行く、私は肩をすくめた。

「えー、ヤダなぁ…」

「そうですよ!禁煙です!き ん え ん!!」

「先生、この機に始めてみましょう!」

私の否定的な言葉に追い討ちをかける様に便乗して背後のミツキが吠え、アロナがわざわざスマートウォッチから登場して便乗する。

私は助けを求める様にチハヤに視線を向けた。

「お身体に良くないので…先生、私も手伝いますから…」

苦笑いしながらそんな事を言うチハヤに逃げ場を無くした。

畜生、肩身が狭いぜ。

空を見上げると大きな輪が私達の上に広がっていた。




ヤニカス先生
喫煙者、禁煙するのはあの世に行く時。
リンちゃんに喫煙所の設置をお願いしている。

中道チハヤ
優しいハートの小動物ガール、ヤニカス先生には禁煙してほしい。
外見参考、連邦生徒会モブのポニテの子

三矢チハヤ
ツンツンパワフルガール、ヤニカス先生を禁煙させたい。
外見参考、連邦生徒会モブの青髪の子

便利屋先生
ヤニカス先生の大親友、ヤニはたまに吸う(ヤニカス先生からもらう)

尾刃カンナ
ヤニカス先生達とは華金飲み会(烏龍茶会)の仲間、ヤニカス先生を禁煙させたい。

鷲見セリナ
「先生、煙草は身体に悪いんですよ!」
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