「これがワーカーホリックってやつか………」
「そうかもしれないですね。」
仕事熱心なサオリに若干引きながらトリトアンズの市場を4人で練り歩く。
「ちょっとあっちの方行ってもいいですか!?」
何やら面白そうな屋台を見つけたのか桜はそれだけ言い残して走っていく。
「単独行動は危ない……ってもう遅いですか。」
「そのようじゃな。まぁ、大丈夫じゃろ。」
孔が引き留めようとしたときにはもうすでに桜は人混みの中に紛れ込んでしまっていた。
「元気なんですね。桜さんは。」
サオリは自分の娘を見ているような目で呟く。
「好奇心旺盛といいますか、なんと言いますか…」
孔はやれやれと言った調子でサオリのぼやきに答える。
「ぬ、妾も気になる店があるから行ってもよいか?」
「え、龍殿まで?あっ…ちょっと……はぁぁぁ…」
孔のストレスは留まるところを知らない。桜に引き続き司馬龍まで自由単独行動を始めてしまった。孔は集合場所を決めておくべきだったと後悔するが時すでに遅し。頭を抱えることしかできなくなっていた。
「苦労が絶えませんね。なんというか同情します。」
「お気遣い感謝します、サオリ殿。ですがいつものことなので…」
孔は気難しい顔で頭をかく。こうも自由人が多いとさすがの孔でも御しきれないものがある。心が子どものまま成長しない彼女らなら尚更だ。
「そこのベンチに座りませんかあの二人が戻るのは時間がかかりそうですし。」
「そうですね。日が落ちる前には戻ってきてほしいものですが。」
孔は憂いが消えぬまま道端に設置されているベンチの一つに腰を下ろす。サオリはその傍で立ったまま周りを警戒するように見回している。
「座らないのですか、サオリ殿。」
孔はサオリの行動に疑問を感じ何気なく聞く。
「私の今の仕事は護衛です。常に警戒していなければなりません。」
「桜殿と龍殿はどうされるのですか?このままでは守れないと思うのですが。」
「うっ……」
サオリは矛盾を突かれ言葉に詰まる。その様子を見て孔はフッと笑い、
「すみません。少しからかってみただけですよ。常に気を張っているのも疲れるでしょう。どうぞ、座って下さい。」
「で…ですが…」
「大丈夫です。万が一があっても彼女らなら自分の力だけでもなんとか出来ます。」
「それなら…失礼しますね…」
サオリが申し訳なさそうにしながら孔の横に座る。ふぅと長い溜息をつく。体に張り詰めていた糸を緩める。顔には出さないがやはり疲れてはるようだ。
「時に…サオリ殿…」
おもむろに孔が話し出す。
「何でしょうか。」
「貴方はなぜ傭兵に?私がいた場所ではロクな傭兵が居なかったので。」
「まだ孔さんには話していませんでしたね。」
そういうとサオリは桜と司馬龍に伝えたことをもう一度孔に伝える。
「なるほど、理由はよくわかりました。」
「ご理解いただけてなによりです。」
サオリはほっと胸を撫で下ろす。
「やはり自分の価値観のみで相手を計るのはよくないですね。反省です。」
孔が申し訳なさそうに頭をかきながらペコペコと下げる。
「い、いえ!孔さんは悪くないですよ!この島でも傭兵はあまり人気はありませんし…」
サオリは恥ずかしそうにしながら手を顔の前で振っている。
「その…ついでで申し訳ないのですが、その傷の由来を伺っても?」
孔はサオリを改めて真っ直ぐ見定め尋ねる。
「こっ…これですか…」
「答えたくないのであれば大丈夫です。あなたのことが気になって興味本位で聞いてみたまでですので。」
孔は一歩退く。信頼関係が生まれつつあるとはいえ、多少のミスで崩れかねない。なるべく言葉には気を使う。
「いい…ですよ。孔さんから信頼されるためですから。」
そういうとサオリは淡々と語り出した。
━━━
あれはまだ私が10歳になったばかりの頃でした。私は両親と三人で暮らしていました。その頃の私は父から剣を学び、母から魔術を習っていました。将来の夢は冒険者になること。そのために毎日勉強と鍛錬を繰り返していました。そんな平和が永遠に続くと当時の私は漠然と考えていました。
当然そんなことはなく、私の日常はある日、突然終わりを告げました。その日私がおつかいから帰るとリビングは荒らされ、血の匂いが充満し、既に動かなくなってしまった母が台所に横たわっていました。私は泣きたかったです。ですが泣きませんでした。私は強くなければならない。そのためには泣いている暇はないと。そう自分に言い聞かせて2階に上がりました。そこでは私の予想通り父と家に入った強盗らが戦っていました。強盗3人に対して父は1人。私が参戦しようとした時にはもう遅く、父は私の目の前で彼らに切り刻まれてしまいました。私は父の遺言を聞くこともできず別れなければならなかったのです。私の憧れだった父。いつも私を優しさで包んでくれた母。その2人をたった数分で失った私の心を誰が理解できるでしょう。私は無心で強盗達に斬りかかりました。後先の事は考えませんでした。ですが父からは相手と戦う時はまずは名乗るよう言われていたので私は馬鹿正直に
「そ…そこの強盗達!私が相手してあげわ!私は宮本サオリ、覚悟することね!」
案の定彼らは私を笑いました。
「アッハッハ!こんなガキが相手だって!?」
「俺たちも随分と舐められたもんだな!」
「剣使わなくても勝てるんじゃねぇかぁ!?」
などと言いたい放題。今でも忘れません。忘れるわけがありません。
「今にみてなさい。あっという間にやっつけちゃうんだから!」
私は剣を抜いて走り込みました。軸足に力を込め、思い切り振り抜きました。会心の一撃です。
(手応えは十分…これで………)
「がっ…あっ…」
私の斬撃は全く効果がなかったようです。強盗の一人の剣に阻まれてしまいました。その上にお腹を殴られてしまいました。その時の私には耐え難い痛みでした。
「おいおい、どーした?もうおわりか?」
強盗の一人が煽ってきます。私は痛みに堪えながら立ち上がりもう一度斬りかかります。しかし今回はこちらの間合いを完全に無視した切り下ろしがきました。
無論避けれません。その瞬間私の右の視界が赤に染まりました。あまりの痛さに私は泣き出してしまいました。その様子を見た彼らは私の泣き叫ぶ声で人が集まることを危惧したのか周りにあった金目のものを適当に取るとどこかへ行ってしまいました。
そして私には赤く染まった世界と全てを失ったと言う事実だけが残ったのです。
━━━と、言うわけです。その後私は当時の教会騎士団の方々に孤児として育てていただきそのまま私も騎士団の一員となりました。」
長いため息で締めくくられたサオリの過去を聞いた孔は完全に後悔した。彼は彼女の触れてはならない部分を触れてしまったと直感したのである。
「そう…ですか…なんとお返しすればよろしいのか…」
孔は慎重に言葉を選びながら会話を試みる。対してサオリは全く気にしていないような様子で
「気にしなくても大丈夫ですよ。今の私には帰る場所がある。それだけで十分幸せなんです。」
そう話す顔は本当に幸せそうだったので孔はひとまず安心した。
「……ん?」
しかしここで孔の頭に一つの疑問が浮かぶ。
(これは聞いてもよろしいのでしょうか…ですが…聞かないままだと私はこれからも彼女に疑念を抱いたままになってしまいそうです。)
「どうしました?そんなに難しい顔して…?」
「一つ聞いてもよろしいですか?」
孔は神妙な面持ちで口を開く
「いいですけど…なんですか?」
「その…非常に失礼かもしれませんが、なぜそこまで働くのか、少し疑問に思いまして」
「そ…それはどういう…?」
サオリは孔の真意がわからず聞き返す。
「貴方は普段の騎士団としての仕事に加えて休日もこのように傭兵として働いていますよね?」
「はい…そうです。」
サオリは警察に事情聴取を受けている容疑者のような表情で答える。何か裏があるのかもしれないと孔は邪推してしまう。それは良くないと心のなかで思いながらも止められない。どうにかしてサオリという少女の素性を確かめずには完全に信頼を置けない。
「で、あれば稼ぎはかなり多いのでは?」
「ま…まぁ、普通の人よりは多いと思います。」
「なにか買いたいものでもあると?」
「どうしてそう思うのですか?」
サオリは少し反抗的な目になって聞き返してくる。
「見た所、身なりにお金をかけているとは思えませんし、その持たれている武器はかなり高そうですが…」
話している途中で孔は自分の癖を呪った。彼は常に全てを知ろうとするため人を観察するクセがあるのだ。サオリは明らかに引いている。孔は心の中で自分を非難した。
(はぁぁぁぁぁぁぁ。やめたいですこの癖。本当に嫌になります。いつも龍殿に口うるさく言っているのに私は何も成長できていない……)
「疑う気持ちはわかります。私はどれだけお金をもらっても使い道は殆どありませんし。」
「そ…そうですよね……はは……」
孔は乾いた笑いが出る。自分を嘲るような笑いしか出ない。最悪の気分だ。
「でも一応理由がありましてですね…」
「そうなんですか?」
正直孔は今すぐここを立ち去りたかった。もうサオリを会話をしたくない。今すぐ空に浮かんでいる雲になって風に流されるがまま消えてしまいたい。でも一応聞いておきたかった。
「私が所属している教会騎士団は教会に寄付金を納める義務があるんです。」
「寄付金…?」
「はい。教会を運営するためにはお金が必要なんです。信者たちからのお布施もありますが、それだけでは足りないものもあります。ですので教会で働く私たちからも寄付を義務付けているのです。」
「なんだか変な制度ですね。」
応答はするがほとんど話の内容は聞いていいない。心ここにあらずといった様子で話を促す。
「十割お布施といって私たちに渡されるお給金のうち十分の一が教会に収める必要があるんです。」
「ほぼ税金じゃないですか……」
「傍から見たらそうかも知れませんが…私たちの教会を維持していくためには必要なんです。島の人々のためにも…」
サオリの拳を握る力が強くなる。当然孔もそれをを確認している。
「なるほど…ありがとうございます。今まで疑っていて申し訳ない。」
そう言うと孔は立ち上がりサオリの肩に手を置く。
「いえ……いいんです。孔さんに認められたのならいいですから…」
サオリの横顔が今までよりも更に憂いを帯びているように見える。
「そろそろ彼女達が戻ってくる頃合いでしょう。」
孔はなんとかこの場の空気を紛らわせるために話題を変える。
「そうですね…」
サオリはぼそりと答えながら周りを見渡す。すると一つの方向を指差す。孔は気になってそちらを見ると
「桜殿…と龍殿……ですね。誰かを抱えているようですが…。」
「桃…さん…?」
サオリは桃の名前を呟くとそちらへ向かって走っていった。
「あ、ちょっと…」
孔は引き留めようとしたがすぐに辞める。今の彼は走り出した彼女の背中を眺めることしか出来なかった。
しばらくしてサオリを含めた四人が孔の居たベンチへ来る。桜の背中にはぐったりとした様子で担がれている桃が居た。
「この方は?」
孔は自分の心の乱れを悟られぬよう平静を装いながら桜に尋ねる。
「あ、えっとコイツは桃って言って私の本来のパーティーメンバーです。」
「や……やあ…どうも。」
桃はか細い声で挨拶をする。なんとか作り笑いをして孔を安心させようとする。その気遣いが逆に孔の良心を抉ってくる。
「始めまして、私は孔といいます。龍殿から話は聞いていると思います。」
「孔!前置きは置いといてさっさと宿に行こうぞ!早く休ませてやらんと!」
「そ…そうですね。サオリ殿、案内を頼めますか?」
「は…はい!こっちです!」
頼まれたサオリはすぐに案内を始める。司馬龍と桃を抱えた桜がその後に続く。孔は少しためらってから彼女らの後を追う。
━━━どうか面倒事が起きずに進んでほしいものです
宿は先程の場所から歩いて数分のところにあった。サオリは自分の寮があるため同じ宿に泊まれないということだった。孔と司馬龍、桃と桜がそれぞれ同じ部屋に泊まることになった。
「桃、体調は大丈夫か…?」
桜は部屋に備え付けられたベッドの上で寝転がる桃に話しかける。
「あぁ。お陰で痛みは引いた…アンタのところのあのいかつい…孔?ってやつ?」
「孔さんね。痛み止め持ってたからな。ほんといつも助かってる。」
「いい仲間見つけたんだな。」
「まぁな。」
なんだか会話がぎこちない。多少の気まずさを感じながら会話を続ける。
「なぁ桜。」
「何?改まって。」
「悪かった…と思ってる。」
「ユイのことか?」
「あぁ…オレは何も出来なかった。アンタと会うことは分かってたからそれまではユイを守ってやらなきゃと思っていたんだが……このザマだ。アンタに合わせる顔もねぇ。」
「もう合わせちまってるけどな。」
「ぐ………」
桜はすでに桃とユイに何があったかは聞いている。ユイが誘拐されたこと。桃は謎の騎士たちになすすべもなく制圧されてしまったことなど…
「桃…お前の言いたいことは分かる。私も腸煮えくり返る気分だ。だけどな…私はお前が無事でいてくれただけでも嬉しいんだ。分かるか?」
「ハッ。アンタの口からそんなこと聞けるなんてな。てっきりボコボコにされるのかと思ってたぜ。」
桃は自身の腕で目元を隠しながら答える。
「ユイは必ず取り返す。桃を…お前を傷つけた野郎も許さねぇ。」
「桜…アンタいいヤツだな…。」
「は?何いってんだお前。どこかで拾い食いでもしたか?」
「馬鹿言ってんじゃねぇ。さすがのオレでもそんな事しねぇよ。」
二人で笑う。不運が連続していた桃にとって久々の笑いだった。
「でもよぉ…オレはほんとにそう思うぜ。」
「何がだよ。」
「だから。アンタがいいヤツだって話だよ。」
「おいおい…冗談はよせ。私ら殺し合ったんだぜ?そんなヤツに言うセリフじゃねぇだろ。」
「ちっ…分かんねぇかな。察しの悪いヤツだな。」
「うーん?」
桜は話の意図が読めず首を傾げる。桃はイライラしたように頭をかく。
「桃…イライラしてる?」
「当たり前だろ……どこまで馬鹿なんだよ…クソ…」
桃は寝返りを打ってそっぽを向いてしまった。桜は桃が何をしているのかよくわからなかったので自分もベッドに入ることにした。
「ちょ…アンタ何勝手に入ってきてんだよ…」
「仕方ないだろ。この部屋ベッド一個しかないんだから。」
「そうだけどさ…今そういう流れじゃないだろ……」
サオリが紹介してくれた宿は都市に数ある宿の中でも比較的安い。しかしチェックインした時間が遅かったためこのような事になってしまったのだ。孔と司馬龍も同じ状況ではあるが孔は椅子の上でも寝ることができる超人のためその心配はいらないとのことだった。
「まぁまぁ、そう言わず。一緒に寝ようぜ?桃。」
「アンタ意味分かって言ってんのかそれ…?」
桃がもぞもぞと寝返りを打って桜の方へ向き直る。
「………へ?」
「やっぱり分かってねぇか。」
「な……何が?」
「はぁ……まぁいいや。寝る。」
桃は頬を膨らましてまた寝返りを打ってしまった。
(なんだったんだ…今のは……)
桜は今の桃の謎行動に困惑しつつも目をつぶることにした。一日の疲れがどっと来る。結果的に予定より早く着くことが出来たため市場を見て回る時間が増えてしまった。桜は孔の元を去ってから気づいた。手持ちに金がない事に。目の前に欲しいものが並んでいるのに買えないというストレスに耐えながら店を回った。
━━━明日はユイを取り返すための作戦を立てないとな。なるべく早くしないとダメだな…できることなら明日…待ってろよユイ…
その日の深夜桜は隣にいたはずの気配が消えていたことに気づき起きる。
「…ん?桃…どこいった…?」
半目を開けあたりを見渡すがいない。ベッドから飛び起きる。もしかしたら一人で何処かへ行ってしまったのかもしれない。ユイを誘拐された責任を感じて一人で事を起こそうとしているのかもしれない。
などと桜の頭の中であらゆる可能性が吟味される。
「一応外見るか…」
桜は上は下着のままゆらゆらとドアを開けて外へ向かう。段々と輪郭がはっきりしてくる景色とともに誰かが言い争っている声が聞こえてきた。
「誰だこんな夜中に口論してる奴らは…?」
内心イライラしながら宿の玄関を出るとそこには桃とサオリがいた。
「「あ」」
二人はほぼ同時に声が出ていた。桜を見るなり二人の口論はピタリと止む。
「桃にサオリじゃん。二人ともなにしてんの?」
桃が気まずそうに視線をそらす。サオリも同様の反応を示す。
「な…なんかやましいことでも話してたのか?」
「その前に服をどうにかしろよ……いや、どうでもいいか。」
「な…なんだよ下着で悪いかよ。」
桜は急に恥ずかしくなる。やはりちゃんと服は着るべきかと思ったが面倒なのでやめた。
「まぁ……なんだ。サオリがユイを助けるために教会に行くことに反対してるんだよ。それで揉めてるってわけ。」
「そうなの?サオリ。」
「はい…」
サオリは小さくだがその言葉に秘められた決意の固さは計り知れない。
「なんでだ?私は自分の仲間を取り戻したいだけなのに。」
「桜さん。私がした話覚えていますか。」
「サオリの民族の昔話的なアレか?」
「はい。」
「それがどうしたってんだ?もうこの島にはサリトリア人は居ないんじゃないのか。」
その言葉がサオリの癪に障ったのか鋭き目つきが桜を射る。
「ぐ……なんだよ。」
「桜、アンタにはまだ話していなかったな。そのサリトリア人とやらがこの島にはいるんだ。今な。」
「待て…桃……まさか……」
桜は一番起きてほしくない事が起きる予感がして身震いをした。それはきっと寒さからくるものだろうと自分の心をごまかそうとするが桃の次の言葉でそれは無に帰すことになった。
「ああ、そのまさかだ。ユイはサリトリア人なんだ。」
「は……?」
全身の血が引き抜かれた気分になる。視界が曲がる。現実を見たくない。これは夢。きっと夢。そんな事があるはずがない。自分の助けなければならない人がまた別の人の仇だったなんて。知りたくもなかった。
「嘘……だろ?……なあ!嘘って言えよ!おい!」
桜は桃の胸ぐらをつかんで怒鳴る。サオリはこちらの方を微塵も見ようとしていない。桃も桜と目を合わせようとしない。
━━━そうか…だから桃は私と話している時何か引っかかるような顔してたんだな……
桜は天を仰いだ。こんな現実がまかり通っていいはずがない。そう思いながら桜はただ桃の服を掴んで歯を食いしばることしか出来なかった。