レイヴン、新たな戦いへ…   作:岡村優

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……言ってる意味がよくわからない!?

近衛のハンガーにYATAGARASUを格納し、唯依を降ろす。そして唯依は真田大尉に丸投げしたところで斑鳩中佐が近づいてくる。

 

「貴公がレイヴンか?」

 

「はい、独立傭兵レイヴンです。」

 

「失礼だが…年を聞いても?」

 

外見が10代の小娘でしかないレイヴンである。赤い目に銀髪の美少女ではあるが…

 

「知らない。自分でも分からないの…」

 

「そうか…今から会ってもらいたい人がいるのだがよろしいかな?」

 

「ん?構わないよ…ところで中佐」

 

「何か?」

 

「私日本人らしいんだけど…何処の誰か調べてくれない?DNA検査で。」

 

「なんと!?日本人だったのか!」

 

「で…それを証明する物がこれしかなくて…」

 

袋に入った刀を渡す。

 

「拝見させていただく………ん?……!?!?!?」

 

刀を袋から出し、刀身を確認した。すると目をパチクリさせて刀とレイヴンを交互に見る。

 

「……どうしたの?」

 

「いや…その…」

 

「???」

 

「……姫様がお戻りだ!」

 

「はい?」

 

「DNA検査など恐れ多い!この刀で身元が割れた!」

 

「はあ…?」

 

「貴公…いや、貴女は皇帝陛下の御息女である。日向内親王殿下。」

 

「そんなことある?」

 

「そんな事あるのだ!10年も前に失踪した赤子だった内親王殿下と共に消えたのがこの刀だ!」

 

「………とりあえず会わせたい人に会わせてもらえる?」

 

「失礼しました。姫様こちらへ。」

 

「いや、いいんだけど…」

 

まさかのである。

 

「レイヴン…なんかすごいことになってますね?」

 

「うん、とりあえずしゃべらないで」

 

「分かりました」

 

 

なんかとんでもない屋敷に案内された挙句、とんでもない人物に会うこととなった。

 

「面を上げて下さい」

 

「はい。」

 

「私は日本帝国政威大将軍、煌武院悠陽と申します。貴女にお礼申し上げます。」

 

そして横にいた紅蓮斯衛大将が

 

「儂が紅蓮考三郎斯衛大将だ。」

 

「……この場合どっちで名乗ったほうがいいの?」

 

隣にいた斑鳩中佐に聞く

 

「レイヴンの方で」

 

「C4−621独立傭兵レイヴンだよ。」

 

月詠中尉が吠えた。

 

「貴様!何だそのものいいは!」

 

「月詠、良いのです。」

 

斑鳩中佐は手を挙げて言う

 

「殿下、発言を許可していただいてもよろしいでしょうか?」

 

「許可しましょう」

 

「月詠中尉、これを殿下にお見せせよ」

 

「ハッ」

 

月詠中尉は刀を受け取り殿下に見せる。

 

「その刀はレイヴンの物です。ご確認を。」

 

「レイヴン殿抜いてもよろしいでしょうか?」

 

「どうぞ?」

 

刀を抜き確認する。小烏丸造りの刀身がきらびやかに光る。隣にいた。紅蓮大将が青ざめる。

 

「そなたは…いえ…あなた様は…」

 

「そうです。10年前に失踪した日向内親王殿下です。」

 

それを聞いた全員が青ざめる。斑鳩中佐だけ笑っていたが。

 

「大変失礼しました姫様!」

 

全員頭を擦りつけるという光景にびっくりするレイヴンである。

 

「………………とりあえず頭上げたら?気にしてないし…」

 

「「「ハッ!」」」

 

とんでもない状況であった。

 

「ところで私はどうしたらいい?最前線で戦えばいい?」

 

「そんな!畏れ多いことなど出来ませんぞ!?」

 

「……え?」

 

「立場をお考えになられて下さい!」

 

「ごめん意味わかんない」

 

レイヴンからすると全く理由の分からない状況である。

 

「レイヴン、簡単に説明しますとこの国で2番目に偉い人ってことです」

 

「そうなの?エア」

 

「そうなんです。」

 

「じゃあどうすればいいの?分からないんだけど。」

 

「この屋敷にひとまずは泊まって頂き、後日陛下に御目通りして頂く。」

 

「分かった」

 

前途多難である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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