メタモンと一緒!!   作:サクラモッチー

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メタモンとロビン

「私の名前はニコ・ロビン。よろしくね、メタモン」

 

目の前にいる俺に対し、自身のことをニコ・ロビンと名乗った女の子は俺をプニプニと触っていて、その顔には今の彼女が辛い境遇に置かれていることを感じさせない程の笑顔が映っていた。

 

.....俺は、前世の頃からこの世界の彼女のことを知っている。

彼女、ニコ・ロビンはONE PIECEのウィスキーピーク編の終盤にて登場したキャラクターで、当初は主人公であるルフィの敵として登場するが、後に上司であるクロコダイルを裏切った末に麦わらの一味の一員となると、考古学者としてルフィ達の冒険に同行するようになった。

 

彼女が考古学者となった理由は、ポーネグリフと呼ばれる古代語が刻まれた石碑の秘密を解き明かし、空白の歴史を知ること。

けれども、この世界ではその空白の歴史を知ることを禁じられていたため、それを調べていた彼女の良き理解者達であったクローバー博士達やロビンの母親、そしてオハラの人々は殺されてしまい、彼女は悪魔の子として追われることになった。

うん、ハードすぎるぅ!!

 

何でこんなにも可愛くて健気な子があんな目にぃ!!

うぅ、思い出しただけでも泣けるぜ....

 

んで、そんなロビンの凍った心を溶かしたルフィも凄げぇよ....流石は主人公、補正が掛かりまくってるなぁ。

 

「メタッ!!メタッ!!」

「フフッ、こちらこそよろしくね」

 

そう言った後、恐れることなく俺の手を握るロビン。

多分......ロビンはさっきみたいな体験があったからこそ、俺のことを恐れないんだろうなぁ。

そう思いながら、ロビンの手を握り返す俺。

 

でも、まさか転生先がONE PIECEの世界とは思わなかったな。

ONE PIECEと言えば、超重めな世界観と超重めな過去に加えて伏線のオンパレードで有名な作品だからなぁ。

メタモンの能力的には、能力者と勘違いされることは間違いないだろうなぁ。

 

「メタモンは私と同じ能力者なの?」

「メタメタッ」

 

ロビンの問いに対し、違うと言わんばかりに体を横に振る俺。

すると、それを聞いたロビンはビックリしたよう顔になっていて

 

「そ、それじゃあ....メタモンは()()()()生き物、なの?」

 

俺に対し、目を輝かせながら興味津々な様子でそう尋ねていた。

 

「メタ!!」

 

俺はそうだと言わんばかりに答えると、ロビンはまるで世紀の発見をしたような反応になっていて、彼女の目のキラキラ度は更に高まっていた。

 

「こんな生き物がこの島に居たなんて....知らなかった」

「メタメタ」

 

いや、それはこっちのセリフだよ。

普通、転生したとしてもONE PIECE世界のオハラに転移するとは思わないだろ。

そう思っていた時、ロビンは俺に向けてこう尋ねてきた。

 

「ねぇ、メタモンは前々からここに住んでたの?」

「メタ、メタメタ」

 

違うぞと言うように体を横に振ると、ロビンはしばらく考えた後....今度はこんなことを尋ねてきた。

 

「じゃあ....一人ぼっち、なの?」

 

.....一人ぼっち、か。

確かに、今の状況は一人ぼっちであることには変わりないな。

そういった点だったら、俺とロビンは似ているかもな。

.......だからこそ、ロビンは俺のことを気にしながらあんな質問をしたんだろうな。

 

「メタ....メタタ」

「そっか....それじゃあ私達、似たもの同士かもね」

 

そう言った後、俺の隣に座るロビン。

その顔には、どこか寂しげな顔が映っていて.....彼女はその寂しさを慰めるように俺の頭を触っていた。

そんなロビンの姿を見た俺は、手を伸ばして彼女の目からこぼれ落ちそうな涙を拭うと

 

「メッタ!!」

 

元気出して!!と言わんばかりにそう言った。

.....今後何があろうとも、俺は君のそばにいる。

そういう意味も込めて、俺は彼女に笑顔を見せるのだった。

 

「メタモン.....」

 

何とか励まそうとする俺を見たロビンはクスッと笑った後、俺を抱きしめると.....こんなことを呟いた。

 

「ねぇメタモン.....私、あなたと友達になりたいな」

 

その呟く彼女の顔には、一人ぼっち同士だからこそ仲良くなりたいという意志が滲み出ていて、ロビンの言葉を聞いた俺は彼女をギュッと抱きしめると、俺もだと主張するようにこう言った。

 

「メタ、メッタァ!!」

「メタモン....ありがとう!!」

 

そう言った後、俺達は日が落ちて夕焼けが見えるようになるまで森の中で遊んだ俺達は、また明日に会うことを約束して家路に着くロビンを見送った。

 

「メタメタ.......」

 

.....今がいつなのかは分からないけど、いつかはあの出来事がやって来る。

なら、俺は.....友達として、彼女を守れるように強くなりたい。

ポケモンとして転生した以上、その能力をフル活用できるように特訓しないとな。

あと、人間に変身できるように練習するのも忘れずにやらないと。

 

「メッメタァ!!」

 

頑張れ!!俺!!

ファイトだ!!俺!!

ロビンを守れるように強くなるぞ!!

メタモン魂、見せてつけてやる!!

 

そして.....この世界で生き残ってやるぞ!!




メタモン(オリ主)、ロビンと友達になるの巻。

メタモンの能力が能力だから、きっと能力者だって勘違いされるんだろうなぁ.....
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