絶望と夢のアーカイブ   作:戦艦備前

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第二話です。
遅くなりすみません。


始まり

[某所]

 

 

「リーダー、目標が全員会場入りした。』

 

調印式会場から500メートルほどはなれた空きビル屋上から双眼鏡で様子を伺っていた少女が通信機で状況を伝える

 

『了解した。こちらもすぐに行動に移る。そちらも持ち場に着け。』

「了解。リーダー。」

 

通信相手からの指示を受けた後、少女は持ち場にへと向かった。

 

 

[調印式会場]

 

「先生、まだ時間がありますので、ここに座ってお待ち下さい。」

「ありがとうサクラコ。」

 

ツバメが車をかっ飛ばしたお陰でなんとか開始時刻までに

間に合ったヨミ先生はサクラコの案内で会場の聖堂の

一角の椅子に腰をかける。

 

「では、また後ほど。」

 

サクラコはその場を去った。

 

(...それにしても立派な聖堂...まるで...いや今は関係ないわね...。)

 

立派な聖堂の天井を見上げたヨミ先生は昔のことを思い出しそうになったが、すぐに頭の奥底にその記憶をしまい込んだ

 

[場所は変わり]

 

「まさか風紀委員会と共に行動することになるとは...。」

「私もあなた達と共に行動することになるとは思わなかったわ。」

 

会場の席に着いた万魔殿の議長羽沼マコトとゲヘナ風紀委員長の空崎ヒナは互いに愚痴をこぼす

 

「全く、普段あれだけ余裕こいてたくせに、前日に飛行船が故障して急遽私たちに頼ってくるなんて...」

「アコちゃん落ち着いて...」

 

不満を吐露するアコをイオリがなだめる

 

「...ところで、マコト先輩、ツバメちゃんがまだ来てませんけど?」

「あぁ、あいつなら...」

「今来ましたよ。」

「「!?」」

 

ヨミ先生を送迎していた都合で、姿を見せてなかったツバメが

突然現れ、2人は思わずびっくりする

 

「...お前、どこ行ってたんだ?」

「どこって...そりゃ...」

「イブキ知ってるよー!!先生のとこでしょ?」

 

ツバメが理由を話す間もなく、イブキがツバメが不在だった理由を見抜いた。

 

「え?ツバメちゃん先生のとこに行ってたのですか?」

「えぇ。あの先生のことですから寝坊してるのではないかと思い...」

「...ツバメ、お前が先生に対して並々ならぬ感情を抱いているのはわかるが、突然いなくなるのは辞めてくれないか?」

 

ツバメはマコトに苦言を呈された

 

「ごめんなさい...。」

「まぁいい。もうすぐ時間だ。さっさと座れ。」

 

苦言を呈したマコトはすぐに切り替えて、

ツバメに座るよう指示を出した。

 

(これ終わったら先生のとこ行こ...。)

 

二人のやりとりを見て、ヒナは内心そんな事を考えた。

 

 

 

[某所]

 

「...標的は全員揃った。トリニティもゲヘナも...この地図上から消える...。第一回公会議以来数百年にわたって積み上げられてきた憎悪を...そしめそれに対する復讐のための私たちの執念を...」

 

 

 

「思い知るがいい!!」

 

そう言ってマスクを付けた少女は何かの発射装置のスイッチを押した。

 

[カフェ]

 

 

「....!!!」

 

何かを感じ取ったアズサは席を立ちカフェを一人飛び出していく

 

「あれ?アズサちゃん?どこへ....」

 

ヒフミが止めようとしたその時...外に橙色の不気味な

オーラーのようなものを放つ飛翔体が会場の方向へ

飛行していくのが目に映った。

同時に何か嫌な予感に襲われた。

 

 

[会場]

 

「そろそろ時間かしら...」

 

ヨミ先生がおもむろに腕時計を確認する。まさにその刹那、

光が、すべての音を塗り潰した。

巡航ミサイルは、ティーパーティーが用意した瀟洒な大聖堂の天蓋を、紙細工のように貫通した。

着弾と同時に発生した数千度の熱波が、ステンドグラスを瞬時に蒸発させ、爆風が調印式に列席していた生徒たちの肉体を木の葉のように吹き飛ばした。

衝撃波は同心円状に広がり、大理石の柱を粉砕して、瓦礫の雨を降らせた。

そこには、正義も、混沌も、赦しもなかった。

あるのはただ、物理法則に従った無機質な破壊と、一瞬前まで「青春」を謳歌していた少女たちの沈黙だけであった。

爆煙が渦巻く瓦廊のなか、崩落した天井の下敷きとなった生徒たちのヘイローが、一つ、また一つと、明滅の果てに消失していく。それは、キヴォトスに本来存在し得ない、というより決して存在することのない「死」という確定事項を書き込んだ合図であった。

 

数秒前までそこにあったはずの、平和への祈りが込められた条約書は、火に煽られ、黒い灰となって宙に舞った。

ヨミ先生が夢の中で聞いた囁き通り、物語はこの瞬間、一滴の慈悲も残さぬ「終焉」へと舵を切ったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クハハハハッ!!さぁ...もっとだ...もっと絶望をみせよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




モチベを分けてくれぇ!!
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