どうも聖人です。さて、俺は今すごくピンチな状態です。なぜかって、それはな寝る場所がないんだよ!!
「こんだけ広い建物なんだから、空いてる部屋の1つや2つくらいあるだろ!!」
幽々子によれば、今空き部屋はないらしい。食料庫や物置として使ってるらしくそこには入れないらしい。食料庫どんだけあんだよ!?
「だからといって、こういうのはありなのか!?」
「し、仕方ないじゃないですか!!私の部屋しか空いてないんですから!!」
妖夢は顔を赤らめて言う。
「だから俺は外でいいって!!」
「だめですよ!!風邪をひいたら困ります!!」
結構外涼しいんだけどなぁ。
「まあ、そろそろ寝ないか?」
「そうですね。あっ!!」
「どうした?」
「……布団が一つしかない!!」
な、なんだってーーー!!!
「俺はそこら辺で寝るからいいよ!!!妖夢が布団を使いな!!」
「だから何度も言いますがだめですよ!!」
「じゃあどうすればいいんだよ!?」
もう1つしかねえじゃねえか!!
「それは、その……。」
これはあのパターンですね。さすがにわかります。
「はぁ、一緒に寝てほしいのか?」
「なっ!!そそそんなわけななないじゃないででですか!!」
あーこれは当たりだね。妖夢の顔が真っ赤だからな。
「図星か?」
「むーー、……一緒に寝てくれますか?」
「最初からそのつもりだったんだろ?」
「ギクリ!!」
「顔に出てるぞ、妖夢はわかりやすいんだよ。」
「はわわわわ!!!見ないでくださいよ!!」
妖夢は顔を真っ赤にして反論してくる。反応が可愛いな。
「そんなんだから半人前なんだろ?」
「ううううるさいです!!斬りますよ!?」
ビュン!!
「うおっ!!ってもう斬りかかってから言うなよ!!」
「問答無用です!!」
さて、逃げろや逃げろ!!
「はぁ、はぁ……。」
「もう寝ようぜ?」
本当に眠いんだよ。ってか今真っ昼間だぞ?妖夢まで寝ていいのか?
「私も眠いんです!!」
「……もう何も言わねえよ。」
「そうですね。」
俺らは布団に入る。まあ、距離を開けてますけどね。
「あの、聖人さん?」
「んー?なしたんだ?」
「聖人さんにとっておじいちゃんはどんな人だったんですか?」
多分親父のこと言ってるんだろう。
「剣術では容赦ない、規律にはうるさい、あとたまに何かをやらかす。けど一番尊敬できる人かな。」
「私が思ってるのと同じですね。」
おろ、妖夢も同じこと思ってたのか。
「そうかもな。」
「ねえ、聖人さんっていつか外の世界に行っちゃうんですか?」
「それはわからない。」
「そうなんですか。」
「………。」
「スヤスヤ……。」
「むっ、寝たのか。」
妖夢の寝顔を見ると可愛らしい少女の面影があった。全く、妹が出来たみたいだ。
「難しいことはゆっくり考えよう。おやすみ妖夢。」
朝
「うーん。」
妖夢はいつもより少し遅く起きた。
「おはようございますまさ……と?」
聖人がいない。妖夢はパニックになった。
「どうしよう!!どうしよう!?」
とりあえず外に出ることにした。そこには、素振りをしている聖人がいた。しかし、その格好は……。
「おはよう妖夢。どうした? 俺に何かついてるか?」
「なっ!!なななな!!!」
妖夢は口をぱくぱくさせていた。
「おおおはようござざざいますすす!!」
「なんだ?緊張してるのか?」
「ねえ妖夢~?朝ごはんまだ~?」
そこに幽々子が現れた。
「ははははひ!!今すぐつくります!!」
妖夢は猛ダッシュで台所に向かった。
「幽々子、俺に何かついてるか?」
「あなたの格好じゃないかしら?」
「格好?あー、なるほどねぇ。」
聖人はいつも素振りをするとき上半身に何も着せないで素振りをしている。要するに、外で素振りをしていたいつもの感覚でやってしまったのだ。
「幽々子は驚かないんだな。」
「正直少し驚いてるわよ~。意外といい体つきしてるわね♪」
「あいつが純粋すぎるのか。」
「多分そうだと思うわ~。」
「じゃあ着替えてきます。」
聖人は着替えたあと居間に向かった。
「それじゃあ。」
「「「いただきます。」」」
「そう言えば、妖夢ってなぜこんなに料理上手いんだ?」
「それもおじいちゃんが教えてくれたから。」
「なるほど、なあ今度教えてくれよ。」
「もちろんですよ!!その代わり剣術を教えてください!!」
「妖夢はなかなか強いと思うよ。」
「いえ、まだまだ上を目指さないといけませんから!!」
「わかった。付き合うよ。」
「ありがとうございます!!」
「やっぱり、いいわね~!!」
幽々子は嬉しそうに二人のやり取りを見ていた。