東方外遠記   作:宗也

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第22話

「あー、偉い目にあった。」

 

あの後、兎から弾幕を浴びせられたんだよ!!お陰で全身真っ赤だよ!!

 

「ああなったから屋敷の中にいたくないな。庭に出てみるか。」

 

しばらく歩いたら庭が見えてきた。おっ、あそこにいい石があるな、あそこに座ろっと。

 

「ふぅー、綺麗な月だな。」

 

本当に綺麗なもんだ。月の形がはっきりと見えるな。

 

「ふふ、そうでしょう。ここから見る月はとても綺麗だもの。」

 

いつの間にか後ろに姫様らしき人がいた。どっかで見たことあるな。

 

「誰だ?」

 

「私は蓬莱山 輝夜よ。よろしくね、泊谷 聖人。」

 

輝夜か、てか何で俺の名前を知ってるんだ?

 

「永琳から聞いたのか?」

 

「そうよ、永琳が昨日いい実験台が手に入ったって言ってたからよ。」

 

「その時に聞いたのか?」

 

「そうよ、にしても永琳があそこまで目を輝かせるなんて、貴方すごいわね。」

 

「……ちなみに永琳が何の実験をしたか聞いたか?」

 

「ええ、貴方の血液を調べたり、貴方に抱き付いたり、貴方のあれを調べたりしてたわよ。」

 

何か1つとんでもないものがあったんだが!?

 

「どおりで柔らかい感触が……はっ!!」

 

「永琳の胸は大きいからね。貴方もしかして大きい胸の人が好きなの?」

 

「そそそそんなわけけけけ!!!」

 

「当たりなのね、動揺してるのが丸わかりよ。」

 

うっ、もう認めるしかないな。

 

「ところで輝夜、昨日って輝夜は言ったけど、俺が気絶してから1日経ってるのか?」

 

「経ってるわよ。永琳曰く、2日は眠らせるつもりだったらしいわよ。」

 

永琳怖いね。早めに目覚めてよかったよ。

 

「ところで、貴方今暇かしら?」

 

「暇だが?」

 

「私のゲームの相手をしなさい!!」

 

幻想郷にもゲームはあったんだな。ってか何で輝夜が持ってるんだ?

 

「ちなみに拒否権はないわよ!!」

 

「はいはい、わかったよ。」

 

「ふふ、楽しみね!!貴方が負ける姿が!!」

 

とまあ輝夜に言われて俺はゲームをすることになった。

 

「どんなゲームだ?」

 

「スマ○ラよ!!」

 

もう幻想郷にスマ○ラあんのかい!!いやー、何ヵ月振りだろう?

 

「覚悟なさい!!」

 

「俺強いからな?」

 

まあゲームが得意なので輝夜をぼこぼこにしました。ちなみに100戦100勝。

 

「また負けた。何で勝てないのよ!!」

 

「まだまだだな。どのキャラでもきっちりと使えるようにならないとな。」

 

「もう一回!!もう1回勝負よ!!」

 

「はいはい。」

 

こうして俺と輝夜は朝までゲームをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく解放された、何時間やったんだよ!?半日くらいやってたぞ!!

 

「眠い……。」

 

こういう時は、レッ○ブル飲みますか!!それと診察室に行かないと。

 

「おはよう、よく眠れ……てないわね。」

 

「何処かの姫様のせいでな。」

 

「ごめんなさい、姫様のわがままに付き合ってもらって。」

 

「いや、気にしなくていい。わりと楽しめたしな。」

 

「それなら良かったわ。妖夢の状態だけどもうすぐ退院出来そうよ。」

 

「おい、早くないか?」

 

本当に2日で治したのか。

 

「私の薬は効き目が早いのよ。」

 

「それはすごいな!!」

 

「でしょう?ところであなたに聞きたいことあるんだけど?」

 

「どうぞ。」

 

「あなた、何者なの?」

 

何者って言われてもな。正真正銘人間だし。

 

「ぷっ!!永琳は何を言ってるんだ?」

 

「笑うことないじゃない!!」

 

「悪い悪い、予想外の言葉が出てきたからな。俺は普通の人間だ。」

 

「……そう、それならいいわ。そろそろ妖夢が起きるから準備しときなさい。」

 

と言われて診察室を出る。にしても2日で治すとはなぁ、永琳みたいなスペックの医師が外の世界にたくさんいればいいのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永遠亭 玄関

 

「世話になったな。」

 

「本当にすみません。」

 

「いいのいいの、お大事にね。」

 

お大事にか、何か懐かしいな。

 

「何かあったらまた来る。」

 

「いいわよ。ただし新しい薬の実験をさせてもらうわよ♪」

 

「それはご遠慮願いたいですね!!」

 

もう実験台にされたくねぇ。未だに体がだるい。

 

「そういえば帰り道は分かるのかしら?」

 

「………わからない。」

 

「私もわかりません。」

 

「そうだろうと思ったわよ。妹紅!!」

 

そう永琳は言うともんぺ姿の女性が現れた。もんぺってあんな感じなんだ。

 

「そこの二人を人里まで案内してあげて。」

 

「わかった。妖夢と、誰だ?」

 

「泊谷 聖人だ。」

 

「聖人か、よろしくな!!」

 

そう言い妹紅と握手をした。革のグローブは外してな。

 

「お前!!熱くないのか!?」

 

「外は暑いけど?」

 

「いや、確かに暑いが私は今人が触ると火傷する体温にしていたんだぞ!!」

 

そんな状態で握手を求めようとするなよ!!

 

「全然普通だったけどな。」

 

右手に革のグローブを着けてっと。このグローブは通気性抜群だからな。着けていても涼しい。

 

「まあいいや、とにかく行くぞ!!」

 

「またな、永琳!!」

 

「ええ。……それにしても驚くことばかりね。」

 

「そうね、彼の能力は私でもすべて把握していないもの。」

 

「意外ね。妖怪の賢者の貴方でさえもわからないなんて。」

 

「これから幻想郷に何かが起きるかも知れないわ。」

 

「わかったわ。その事を知らせるためだけにここに来たのかしら?」

 

「ご名答。じゃあ私は消えるわね。」

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