あの後、博麗神社に集まってこれからどうするかを皆で考 えていた。
「さて、これからどうするのかしら?」
「そんなこと言われてもわからないぜ!!」
「確かにな。手がかりもないし。」
「……んっ?誰か来るわよ。」
空を見ると咲夜とチルノがやってきた。
「意外な組み合わせね。」
「そうだな。意外すぎるぜ!!」
「霊夢達は無事なようね。」
「あたいもう疲れたよ。」
そう言いチルノは地べたに横になる。余程疲れたのだろう 。
「咲夜、あんたのところのお嬢様は?」
そう妹紅が言うと咲夜は暗い顔になった。
「お嬢様はご無事ですが、パチュリー様と小悪魔が……。 」
「パチュリーをやっつけるなんて、外来人もやるわね。」
「そのあと私も捕まるところでしたが、美鈴が助けてくれたのよ。」
「あの居眠り門番が役に立つなんてな!!」
「でも、もう捕まったでしょうね。」
「どういうことだ?」
「私が空へ出たとき美鈴がお嬢様を庇って連れていかれたのを見ましたから。」
「どうして助けなかったのよ?」
「助けようと思ったのですが、突然煙が上がり見失ってしまったのよ。」
そう言い咲夜は悔しそうに拳を握った。
「なるほどね。じゃあどうしてこの妖精がいるのかしら? 」
「あたいは妖精じゃない!!チルノよ!!」
「今そんなこと聞いてないぜ!!」
「あんたたちが言ってたのと同じよ。」
「要するにあんたのところにも表れたってところね。」
「あいつら大ちゃん達を連れていったんだもん!!」
「で、何でお前は無事なんだ?」
「あたいは周りを凍らせて逃げてきたのよ。このさいきょーのあたいが!!」
「なるほど、今回はチルノは使えるかもしれないぜ!!」
「犯人はどこ!?あたいが凍らせてやるんだから!!」
「頼もしいわね。」
「ええ。でも犯人はわかってるの?」
「わかってるわ。犯人は「聖人よ。」人の台詞取らないでよ。」
そこには傘を持った幽香がいた。だが、目が怒りに満ちていた。
「あら、あなたも無事だったのね。」
「ええ、プライド以外はね。」
「何かあったのか?」
「聞かなくてもわかるでしょう?白黒。」
「誰が白黒だ!?」
「喧嘩してる時ではないでしょう。」
「確かにそうね。あの男絶対に許さないわ!!ズタボロにしてあげるわ!!」
「怖いな。」
「ええ。そうね。」
「とりあえず何があったのか話してくれない?」
「わかったわ。私はいつも通りに花の手入れをしていたのよ。そこに謎の男が表れて、いきなり何かを撃ってきたのよ。」
「よく無事だったな!!」
「まあ運よく外れたからよ。男は撃つのは諦めたのか、鞄から何か液体のものを出して花にかけたのよ。」
「何をかけたんだ?」
「知らないわよ。そしてあの男はこう言ったわ。“これから何をするかはわかっているな?されたくないなら大人しくついてこい“って言ってきたのよ。」
幽香は発言する度に持っている日傘の柄を強く握る。
「幽香に脅すとはやるわね。」
「霊夢の言う通り、逆にこっちが脅したわ。すると、男は突然火をだして花に投げたのよ。すると辺りは火の海になったわ。」
「まさか、そいつも能力を持ってるのか!?」
「知らないわよ。だけど、男はこう言ったわ。“俺は聖人の命令でやってる”と言ったわ。」
「犯人は決まったわね。」
「ええ、そうみたいね。」
「でもどこにいるんだ?しらみ潰しに探すのか?」
「聖人さんは白玉桜にいますよ。」
「妖夢どういうことかしら?」
「私は犯人じゃないですよ、買い出しに出かけていたら変な男に会って“拐われた者達はお前の住んでいるところにいる。助け出すかはお前たちの自由だ。”と、言ってどこかに行ってしまったんです。」
「なるほど、場所は決まったわね!!」
「ですね!!」
「早く行きましょう。今すぐにでもぶちのめしに行くわよ!!」
「だな!!」
霊夢達はそう言うと白玉桜に向けて出発した。