「着いたわね。」
「ええ、皆構えといてね。」
「しかし、なぜ白玉桜なのでしょうか?」
「そんなのわからないぜ。」
そう言いながら霊夢達は進んでいく。そして中庭に入った時。
「よう、来たな。」
庭の真ん中で座っている聖人がいた。
「さて、何を言いたいかはわかってるわよね?」
「言わなくてもオーラでわかる。」
「なぜ、アリス達を拐ったんだぜ!?理由を説明しろ!! 」
「さあな、知らないって言ったらどうする?」
「だったら、力ずくでも燃やしてでもはかせてやる!!」
「おー、妹紅怖えな。ちなみに白玉桜は結界を張ってるから安心しな。」
そう言い聖人は木刀を構える。聖人が木刀を構えると同時に妖夢が1歩前に出る。
「どうしてこんなことをしたのですか!?」
「妖夢、何を言っても無駄よ。こういうのはあれが一番よ。」
「よくわかってるじゃないか。さあ、始めようか!」
そして、聖人との弾幕勝負が始まった。
「まずはお手並み拝見といこうか。剣符 雷光斬!!」
聖人の周りから音速で雷が霊夢達の方へ向かっていく。
「よっと。」
「うわっと!!」
「くっ!!」
霊夢達は初見ではないので辛うじて避けることができた。
「これで終わりかしら?」
「ありゃ避けられたか。未調整だからな、一回しかできないや。」
「随分と余裕そうね。」
永琳は横から聖人めがけて矢を放った。しかし、聖人は反応して軽々と避ける。
「おっと、流石に向こうに数の利があるな。」
「ちっ、らちが開かないなこれじゃ。だったら虚人 ウー!!」
と、妹紅の周りから炎があがり鳥のように弾幕が広がり、聖人目掛けて向かった。
「おー!!すげぇな!!」
「燃えてしまえ!!!」
「残念、燃える訳にはいかないな!!想符 アクアウェー ブ!!」
と言い、妹紅の弾幕をかきけした。
「何!!うわああああ!!」
聖人の水の弾幕が妹紅に迫っていた。妹紅はスペルを使った硬直のため避ける事は出来なかったが。
「させないよ!!凍符 パーフェクトフリーズ!!」
チルノが聖人の弾幕を凍らせた。
「サンキュー、助かった。」
「あたいは最強なのだー!!」
「ほう、あの妖精やるな。バカだとは思っていたけど、それなりに頭が働くようだな。」
「よそ見している暇はあるのかしら?」
「そうだぜ、くらえ!!」
「夢符 封魔陣!!」
「魔符 スターダストレヴァリエ!!」
霊夢と魔理沙の弾幕が聖人を襲った。聖人は避けようとはしなかった。
「やったのか!?」
「……いいえ、まだよ!!」
「おー危ない、ちょっと冷や汗かいたな。」
そこには無傷の聖人がいた。
「あれ本当に人間なのかしら?」
「多分人間じゃないかしら?」
「ひでぇ言われようだ。永琳、幽香、俺は人間だ。」
「このままではきりがないですよ!!」
「そうだな。そろそろ脱落者を出すか。」
そう言い聖人は木刀をしまって刀を抜いた。
「皆さん気を付けてください!!」
「いきなりどうした妖夢?」
「聖人さんは少し本気を出すそうです!!」
「何!?じゃあ今までは!!」
「3割かな?じゃあ半分出しますか!!」
そう言い聖人は居合いの構えをとった。
「何か来るわよ!!これは相当よ!!」
「ええ、空気が痛いわ。」
霊夢や幽香は聖人が何をしようとしているのかを感じる事が出来たが。
「そんなこと関係ないもん!!くらいなさい!!あたいの最強の技!!瞬間冷凍ビーム!!」
「バカ!!よせ!!」
チルノは聖人に向けてアイスレーザーを放った。しかし聖人は高速でチルノの懐に潜りこんだ。
「甘いな!!」
その後、刀でチルノの体をまっ二つにした。
「きゃあああああああ!!」
「聖人!!お前なんてことを!!」
「まずは一人目。次は誰かな?」
「ふざけるなぁーー!!滅罪 正直者の死!!」
「学習能力のないやつらだ。」
聖人は妹紅の弾幕をかわして硬直した瞬間を切ろうとしたが。
「させないわよ!!」
永琳が弓を持って矢をひこうとしていた。だがその姿を見て聖人は顔をにやけさせた。
「予想通りだな。」
「どういう意味よ?」
「こういう意味だ!!想符 フレアスパーク!!」
聖人は永琳達の前でマスパを放った。
「こんなもの当たるわけないじゃない!!」
「だと思った。だからこうした。」
「何を言って!!」
「ちょ!!何で永琳がこっち来てるのよ!?」
妹紅がいる所に永琳が引き寄せられる。それを見た聖人はフレアスパークを永琳に向けて放つ。
「じゃあな。」
「「うわあああああああ!!!」」
永琳と妹紅はどこかに吹っ飛んでいった。
「やれやれ、少しは片付いたかな。」
「どうしてこんなことするのよ!!」
「さあな、聞きたければ俺を倒せよ。」
「わかってるわよ。皆!!強い技で一気に決めるわよ!! 」
「「「「「わかってる!!」」」」」
「霊符 夢想封印!!」
「恋符 ノンディレクショナルレーザー!!」
「奇術 ミスディレクション!!」
「人符 現世斬!!」
「元祖 マスタースパーク!!」
霊夢のスペルの弾幕が聖人に一斉に襲いかかった。だがそれを見ても聖人は表情を変えなかった。
「仕方ない、あれを使うか。」
ドオーーーーーーーーン!!!
「やったかしら?」
「わからないわ。でもダメージは与えたと思うわ。」
「いえ、生きてます!!」
「いやぁ、流石に死ぬかと思った。」
そこにはほぼ無傷の聖人が立っていた。
「何でお前無傷なんだよ!?」
「教えねえよ。」
「いいわよ、私知ってるし。」
「どういう能力なの?」
「まあ、簡単に言えば、私達が使っている霊力、魔力、妖力などを無効化する能力よ。」
「ご名答霊夢。これが本当の俺の能力だよ。」
「ち、チートじゃないか!!」
「じゃああの蓬莱人達が起き上がらないのも!?」
「ああ、俺の能力で気絶させてる。」
「あまり長引かせると不味そうですよ!!」
「じゃあそろそろ決めるか。すぐに倒れるなよ?」