東方外遠記   作:宗也

38 / 61
第38話

「やっと着きましたね。」

 

「じゃあここで1曲歌いますか~!!」

 

「そんなことしている場合じゃないでしょ!!」

 

「まあまあレミリアちゃん、気分転換しないと~。」

 

「絢斗お兄ちゃん何を歌うの?」

 

フランが目をキラキラさせて絢斗に尋ねているな。変なのをチョイスしなければいいんだけど。

 

「あ~は~るばる来たぜは~こ「古いわ!!」え~?」

 

「もう入りましょうよ……。」

 

そう言い良太は白玉桜の地下にあった扉を開けた。

 

「やあやあ!!来やがったな!!」

 

「聖人!!」

 

そこには堂々と立っている健二とアリス達がいた。

 

「待ちくたびれたぞ。危うく殺しちまうところだったよ。さあ、やられる準備はいいかな?」

 

「口の周りに海苔が付いてる奴が言う台詞かよ?」

 

「何……あっ。」

 

いかにもさっきおにぎりを食べましたっていう付き方だったからな。

 

「……待ちくたびれたぞ!!危うく殺しちまうところだったぜ!さあ、やられる準備はいいかな?」

 

「あっ、無かったことにしようとしてる。」

 

「しかも先程と若干台詞も変わってますね。」

 

「言っておくけど、これは海苔じゃねえぜ!バジルじゃ!!」

 

健二は俺らに向かって中指を立てて挑発する。何かムカつく。

 

「はぁ、お前の方こそやられる準備はできたのか?」

 

「言ってくれるぜ。この状況でも?」

 

そう言い健二はアリス達にアサルトライフルの銃口を向ける。どっから手に入れたんだよ?

 

「何よあれ?」

 

そっか、まだここにはないもんな。

 

「あれはアサルトライフルっていって鉛弾を出すやつだ。いわば弾幕に致死性をもたらしたもの。あれを食らえば死ぬな。」

 

妖怪だからと言っても何発も喰らえば死ぬな。

 

「じゃあどうするんですか!!アリスさん達を見殺しには出来ないですよ!」

 

「焦ってるねぇ。いやぁ愉快愉快!!」

 

「それならここから!!」

 

そう言いフランは健二に向けて弾幕を放とうとするが。

 

「おっと、動くなよお嬢さん。動けばこいつらはどうなっても知らんぞ?」

 

健二はセーフティを解除してアリス達に銃を向ける。

 

「くっ、なんて卑怯な!!」

 

「ハハハハハ、こいつらの命が惜しければ大人しくするんだな!!ちなみにこいつらは俺の特製の毒で麻痺させてるから何も出来ないぞ。」

 

ふーん、そこそこに準備はしたみたいだな。

 

「どうするのよ聖人!!」

 

レミリアは俺にそう聞く。けどな、1つ気になる事があるんだよな。

 

「あいつどっかで見たことあるんだけど?お前ら知らない?」

 

「さあね~わかんない。」

 

「ほら中学校でさんざん痛い行動をしてた人ですよ。」

 

良太はそう言い携帯の写真を見せてくる。あぁ、こいつだったか。

 

「「あ~いたね。あんなやつ。」」

 

そういえば中学校の時、同じクラスになったことあったな。

 

「いたのかな?僕は覚えてないです。」

 

「ちょっと!!楽しく話している場合じゃないですよ!!」

 

早苗は俺達にそう怒鳴る。そうは言ってもねぇ、あんな奴の相手するのだるいし。

 

「で、誰が行く?」

 

「俺は妖夢ちゃんと戦って疲れたからパス~。」

 

「俺はめんどくさいです。」

 

「僕も嫌です。」

 

皆嫌なのな。ならここは公平に。

 

「じゃあじゃんけんで決めるか。負けたら健二の相手をする。恨みっこなしな。」

 

「「「「最初はぐー、じゃんけん!!」」」」

 

「なにしてんのよーーー!!あんたたちバカなの!?」

 

レミリアはそう怒鳴りながら弾幕を放ってくるがそれをしゃがんで避ける。

 

「お前ら!!俺のことなめてるのか!?」

 

「そうだよ。」

 

「チキンな奴が人を撃てるの~?」

 

「ここは中学校じゃないんですよ。」

 

「なめてるわけじゃないけど、一応ノリで……。」

 

「てめえら、俺を怒らせたな!!」

 

そう言うと、健二は両手でアサルトライフルを持ち、アリスに向けて標準を合わせた。あっ、本当に撃つのね。

 

「まずお前からだ!!」

 

そう言いアリスに怒鳴り付ける。少し遊びすぎたか。

 

「ちょっとやめてよ!!」

 

アリスは半泣きになりながらそう言うが、健二は怒り狂っているのでアリスの言葉は聞こえなかった。

 

「もう遅い!恨むならあいつらを恨みな!!死ねぇーーーー!!!」

 

「いやああああああああ!!!」

 

「ま、まずいですよ!!どうにかしないと。」

 

とまあ、向こうはそんな感じになってるが、俺らはじゃんけんの続きをしている。

 

「はい、お前の負け。」

 

「じゃんけん弱いね~。」

 

「まあほどほどに頑張ってください。女の子にアピール出来るチャンスですよ。」

 

「何で僕なんだよ~!!」

 

快以外の皆がグーを出して、快がチョキを出したので快が行くことになった。

 

「まだやってたんですかあなた達!!」

 

「まあまあ早苗、落ち着けよ。」

 

「急がないとやばいよ~!!もう皆が死ぬのを見たくないよ!!」

 

フランは俺の服の袖を引っ張りながら言う。わかってるわかってる。

 

「ほら、快、とっとと行け。取り返しのつかなくなる前にな。」

 

「え~なんで僕が!?」

 

「じゃんけんに負けたからですよ。」

 

「とっとと行ってね~。」

 

「皆軽く言ってくれるね~。もうわかったよ。」

 

そう言い快はグローブを付けて何かの薬みたいなのを飲んだ。

 

「じゃあなお嬢ちゃん。無能なあいつらに文句を言うんだな。」

 

ズダダダダダダダダダ!!

 

健二が発砲したアサルトライフルの弾はアリスに命中した。

 

「まずは一人目。」

 

そう言い次の人に銃口を向けた時、健二の目の前に炎が現れる。

 

「なっ!!何だ!?」

 

「おいおい女の子に物騒なもの向けるなよ。」

 

「!!!」

 

そこにはアリスを庇っていた快がいた。快はグローブから出した炎でアリスに向かってくる弾丸を溶かした。

 

「ねえ、大丈夫なの?」

 

「平気さ、このくらいで俺はやられはしないよ。それよりも大丈夫ですか?怪我はないですか?」

 

快は炎で捕まってた皆の縄を燃やす。火傷をしないように調節しながら。

 

「聖人、他の皆を回収してくれ。」

 

「はいはい。」

 

俺らはまだ充分に動けない皆を抱えて安全なところに降ろす。

 

「チィ!!せめてあいつでも!!」

 

健二はライフルを作り出し、アリスと快に当たる位置にに向けて発砲する。

 

「快君!!!」

 

「わかってる!!」

 

快はライフルの弾丸を炎を纏ったグローブでアッパーカットして軌道を上に反らす。

 

「アリスさん、大丈夫ですか?」

 

「ええ、でもどうして私の名前を?」

 

「無駄なことしやがって!!」

 

「アリスさん、俺が守りますからここにいてくれますか?」

 

「えっ!?え、ええ!!」

 

アリスは顔をほんのり赤くして返事をした。

 

「そいつが駄目ならあいつらだ!!」

 

健二は快には弾丸が効かないと思ったのか、俺達に向けて放ってくる。

 

「絢斗!!」

 

「がってん!!」

 

俺と絢斗で向かってくる弾丸を刀を使って全て前に弾く。

 

「無駄だ、そんなものいくら撃っても当たらねえよ。」

 

「流石は聖人だね~!!俺も負けていられないね。」

 

「お前らも駄目なら!!」

 

健二は最後の1発を俺や絢斗ではなく、良太に向けて放った。

 

「良太君!!!」

 

「心配は要らないですよ早苗さん。」

 

良太は1つの銃を取りだし、トリガーを引いた。すると銃口からビームが出て、それで弾丸を切った。

 

「くそ!!どいつもこいつも!!」

 

「おいおい、俺じゃ分が悪いからって他の人を狙うのかよ?」

 

快は健二の方を向きながら言う。

 

「アリスさん達を傷付けた落とし前をどうつけてもらおうか?」

 

快は全身に炎を纏いながら健二を睨む。

 

「な、なんだよ!!お前の姿は!?」

 

健二は今まで感じてきた快のオーラとは全く違ったので後ずさりした。

 

「な、何よあいつ?」

 

「あの時の聖人お兄ちゃんと同じだ……。」

 

レミリアとフランも快のオーラに圧倒されていた。そりゃそうだ、俺も初めて見た時、気絶しそうになったからな。

 

「まあ初めてみたら驚くよな。」

 

「確かにね~。俺も驚いたもん。」

 

絢斗はチビりそうになってたからな。

 

「何がおきてるんですか?」

 

妖夢は俺に説明を求めてきた。

 

「簡単に説明すると能力を使ったのさ。」

 

「どんな能力なの?」

 

「それは“本気になれる程度の能力“です。」

 

「どういうこと?」

 

早苗達はわかっていないみたいだ。そりゃ、本気になったと言ってもピンと来るわけないからな。

 

「普段あいつは弱々しい見えるだろ?それは無意識に力を押さえているからさ。そしてある薬を飲むと能力が発動して、押さえていた力を解き放つ。そう言うことだよ。」

 

「う~ん、もうちょっと分かりやすく教えてくれないですか聖人?」

 

「もっと簡単に言えば、快が海○拳を使ったってことだよ。」

 

「そんな分かりやすい説明があるなら先にそっちを言ってくださいよ!!」

 

その説明は早苗にしかわからないから……。

 

「でもまだ5割だね~。」

 

絢斗は欠伸をしながら言う。緊張感がねえなぁ。

 

「嘘!!あれだけのオーラ纏ってもまだ5割なの!?」

 

「まあそういうことだ。」

 

話は快の方に戻る。

 

「へ、何をしたかと思えば弱々しかった奴じゃないか。ハッタリもその変にしとけよ。」

 

「そうか?ならハッタリじゃないことを証明してやるよ。」

 

「面白え!! これでも食らいな!!」

 

そう言い健二は毒ガスを快に向けて放った。

 

「快君!!!」

 

快は避けようとはせず、毒ガスに自ら当たり、アリスに毒ガスが行かないようにした。

 

「ハハハ、たかが女を守るために自ら当たりに行きやがった。これでやつも動けなく「なると思ったか?」何!!!」

 

そこには毒ガスの影響を受けてない快が健二を睨み続けていた。

 

「残念だが、俺にそんなものは効かない。」

 

「ち、ならこれでどうだ!!」

 

そう言い健二はショットガンを取り出した。

 

「ハハハハハ、これでお前も粉々だ!!」

 

「快君避けて!!あれは不味い気がするの!!あれを受けたら死んじゃうわよ!!私に構わず逃げて!!」

 

しかし快は表情を崩さなかった。

 

「アリスさんを置いて逃げる事なんて出来ませんよ。」

 

「ハハハハハ、死ねぇーーーー!!!」

 

そう言い健二はショットガンのトリガーを引き、弾丸を放った。しかし快はそれをグローブから出た炎でショットガンの弾丸を1つずつ溶かした。

 

「なに!! ばかな、あり得ない!!」

 

「もうお前の戯れ言は聞き飽きた。これでけりを着けてやる。火符 エクスプロード!!」

 

そう言い快は高速移動し、炎を纏った拳を健二の頬に向けて殴った。そのあと、炎の弾丸を撃つ。

 

「ぐわあああああ!!!」

 

健二は殴られた勢いで地面に激突した。炎の弾丸も直撃し、健二の体から煙が出た。

 

「くっ、まだまだこの程度で!!」

 

どうやら、服に耐火剤を染み込ませていたようだ。

 

「しぶといな。でももう終わりだ。」

 

そう言い快は2枚目のスペルカードを取り出す。

 

「炎符 メテオアロー!!」

 

そう言い快は高く飛び、隕石をつくりだし、そこから矢の形にして放った。

 

「なんのこれしき!!」

 

健二はマシンガンを作り出し、応戦したが、快の放った弾幕の量が多かったため、半分程度しか相殺出来ず。

 

「ぎゃああああああ!!!」

 

攻撃が終わったあと、地面はクレーターだらけになった。そのクレーターの中央に黒焦げになっている健二が居た。

 

「ふう、終わったか。」

 

そう言い快は地上に降りてくる。

 

「もう大丈夫ですよアリスさ「油断したな!!」何!?」

 

黒焦げになった健二が起き上がって、快に向けてレーザーを放つ。

 

「ぐあああ!!!」

 

「快!!」

 

快は避けようとはしたが、避け切れず左肩と右腕にレーザーが当たった。

 

「ふっ、ふははは!!!ざまぁみろ!!油断しなければ勝てたのにな!!」

 

「快!!しっかりして!!」

 

「おっと!!変な真似はするなよアリスとやら。お前も快と同じ目に合わせてやるぞ?」

 

「やってみなさいよ!!今度は私が貴方を倒すわ!!」

 

「そんな状態でか?笑わせてくれるぜ!!おらぁ!」

 

そう言い健二はナイフを取り出して、アリスの顔や肩や腕など全身にナイフで切った。

 

「うっ!!い、痛い!!」

 

「ふっ、浅く切りつけたのにな、どうだ?痛いか?苦しいか?」

 

「快……、私が、守らないと。」

 

「感動するねぇ!!会って間もないのにこんな絆が芽生えるなんてな!!でも残念、お前を消すからな!!消した後の快の顔を見てみたいぜ!!」

 

そう言い健二はナイフをアリスの頭に刺そうとする。ちゃんとした悪だなあいつ。

 

「ちょっと!!助けなくていいんですか!?」

 

「聖人、暇だから歌っくれね~?」

 

「へいへい、短き~記憶に~溢れる~お~も~い~!!」

 

「聖人お兄ちゃん上手いね!!」

 

「枯れゆく~命よ~儚~く強くあれ~!!」

 

「今まさにアリスさんがその状況ですよ!!」

 

全く、早苗は心配性だなぁ。

 

「大丈夫大丈夫。じゃあ次は良太な。」

 

「わかりましたよ、私の~心に~いつでも~咲いてい~た~!!厳しさ~伝えても~忘れ~る定めだろうと~!!」

 

「いい加減にしてください!!」

 

「落ち着け早苗、本当にやばかったら助けに行く。」

 

「まあ、もうそろそろだね~。」

 

「どういう……!!」

 

「死ねえ!!」

 

「……けるな。」

 

そう言い快はゆっくりと立ち上がる。

 

「っち、しぶといやつだ。」

 

「お前、今誰を傷付けた?」

 

「アリスとやらだよ。まっ、今殺してやるけどな。」

 

「お前か。」

 

「あぁ?聞こえねえな?」

 

「アリスを傷付けたのはお前かぁぁぁぁ!!!」

 

快がそう叫ぶと、快を纏っていた炎が更に大きくなった。そして、地面に地割れが走る。

 

「っ!!だが今こいつを殺せば!!」

 

「誰を殺すって?」

 

「何!?いなくなった!?」

 

「聖人、アリスを治療してくれ。」

 

「おう、本気のあれをやるんだな?」

 

「ああ。」

 

そう言い快は健二の前に立つ。ちょっと結界でも張っておくか。

 

「快は……無事なの?」

 

「無事だよアリスちゃん。」

 

「まあいい、お前を殺してアリスも殺せばいい話だ。」

 

「やってみろよ。」

 

「やってやる!!」

 

健二は対戦車ライフルを取り出す。どっから出したんだよ?

 

「これで終わりだ!!」

 

「……炎符 フレアバーナー!!」

 

快は右手を健二に突きだし、左手を後ろに突きだした。

 

「はぁぁぁぁぁ!!!」

 

そう言い快は左手から炎を噴射して、右手からも炎を噴射した。

 

「何!?くそが!!ライフルじゃ貫通出来ねえ!!」

 

「燃え尽きろ!!」

 

「ぎゃああああ!!!」

 

健二は快の放った炎に直撃した。炎が無くなると、まっ黒焦げになった健二の姿があった。

 

「今度こそ終わったな。」

 

「絢斗、皆に治療を頼む。」

 

「はいよ~。」

 

そう言い絢斗はアリス達の治療を始めた。

 

「終わったよ~。」

 

「お疲れ、絢斗に快。」

 

「はあ、疲れたよ。」

 

快は能力を解除した。そして、地面にへなへなと座り込んだ。いつもの快に戻ったな。

 

「あ、あの、快。」

 

快の前にアリスがしゃがみこむ。

 

「んほ!!アリスちゃんはブーツを履いているのか!!しかもあのしゃがみ方、快の位置から下着が見えるんじゃね~!!オラわくわくして来たぜ!!」

 

「絢斗は黙っとけ!!剣符 雷光斬!!」

 

「あにぉぉぉぉーーーー!!!」

 

「ん、君はアリスさんだったかな?初めまして、僕は佐藤 快って言います。」

 

「あっ、私はアリス マーガトロイドです。」

 

アリスは顔を赤らめてモジモジしていた。おっ!これはもしかしたら!

 

「助けてくれて、ありがとう!!」

 

「気にしなくていいよ。僕はあいつが許せなかっただけだから。」

 

「それでも……ありがとう////」

 

アリスはそう言い快に抱きついた。快はパニックになってるな。見ていて面白い!!

 

「ちょ、ちょっとああアリスさん!!?」

 

「怖かったのよ。死んだかと思った。でも快は私を見捨てないで助けてくれた。」

 

アリスは泣きながら快の胸に顔を埋める。いい光景だ!

 

「わわ、わかりましたから、はは、離してくくください!!」

 

「お~!!暑いねえ~!!」

 

「復活早いな絢斗。」

 

「ギャグ補正ってすごいだろ~?」

 

「メタイっつーの。快、しばらくはその状態でいろよ。」

 

「どど、どうしてですか!?」

 

「そうですね。アリスさんを落ち着かせるために。」

 

「それよりもあなたたち誰?」

 

回復の速い幽香がこっちを見ながら聞いてきた。

 

「紹介が遅れました。泊谷 良太です。よろしくお願いします。」

 

「んーとね、相沢 絢斗でいいや。よろしく~。」

 

「ぼ、僕は佐藤 快です。 よ、よろしく。」

 

それぞれ皆に自己紹介をする。

 

「あなたたち、まだ敵はもう一人いるのよ。」

 

レミリアが次の部屋の扉の前に仁王立ちしながら言った。

 

「そうだった。すっかり忘れてたや。」

 

「じゃあいきますよ!」

 

「でも、注意したほうがいいぞ。」

 

妹紅が皆にそう言う。

 

「どうしてです?」

 

「相手は異変の主犯者よ、それに……。」

 

永琳は弓矢を持ちながら言い、口ごもった。

 

「それに?」

 

「霊夢と魔理沙がいるのよ。もしあの二人が洗脳とかされていたら。」

 

「少し厄介ね。」

 

厄介で済めばいいんだが……。

 

「急ぎましょう!!」

 

「わかったよ、早苗お姉ちゃん!!」

 

「わかりました。あのアリスさん?そろそろ離してもらいませんか?」

 

「あっ、ごめんなさい。」

 

そう言いアリスは慌てて快から離れる。

 

「よし!! 行くか!!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。