東方外遠記   作:宗也

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第45話

「……ふう。」

 

どうも良太です。今人里の団子屋でお茶を飲んでいます。何故かって?それはですね。

 

「いたいた、さあ、迷惑掛けた分、付き合って貰うわよ!」

 

「勘弁してくださいよ~。あれはわざとじゃないんですってば!」

 

「うううるさいわね!!こっちは変な気持ちになっちゃったんだから!ちょっと嬉しかったけど……。」

 

「えっ?最後の方なんて言いました?」

 

声が小さくて聞こえませんでしたよ。

 

「と、とにかく!今日はとことん付き合って貰うわよ!!」

 

そう言い霊夢さんは歩き出す。僕は少し距離を空けて歩く。何があったかって?それは一万三千年前……いや、今朝のことでしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごちそう様でした。」

 

それは、俺がご飯を食べ終わった時でした。

 

「ごちそう様、にしても良太が料理できたなんて驚いたわ。」

 

「そんなに驚くようなことです?」

 

「料理できそうに見えない。」

 

うっ、何気に心にぐさりと来ますね。

 

「さて、片付けましょう。」

 

そう言い俺は立ち上がろうとした時。

 

「うわっ!!」

 

誰かに足を引っ張られて、体勢を崩してしまった。

 

「良太!!」

 

霊夢さんが慌てて受け止めようとしたけど、押さえきれなくて俺と霊夢さんは地面に倒れました。

 

「キャッ!!」

 

「あいて!!」

 

う~、誰ですか?俺の足を引っ張ったのは?

 

「今日は災難……?」

 

ん?右手に柔らかい感触が。ギリギリ手に収まるくらいの大きさで、触る度に形が変わる。

 

「んっ!!」

 

あれ?霊夢さんが色っぽい声を出しましたよ?

 

「どういう……!!」

 

あっ、これは、不味いかな?

 

「良太、ってどこ触ってんのよ!?」

 

えー、説明しよう、今この状況を。俺は転んだ後、霊夢さんに支えられたが、そのまま押し倒してしまって、さらに右手が霊夢さんの左胸の位置に来てしまったというわけです。

 

「霊夢さん、これは、事故です!!」

 

「私の胸を触っておいてよくそんなことが言えたわね!!」

 

ひえ~!!完全にご立腹だよ!

 

「これはわざとじゃないんですよ!!」

 

「うううるさいいいい!!!わ、わた、わた……。」

 

霊夢さんは顔を真っ赤にして、何かを言ってますが上手く聞き取れません。

 

「(でも意外と霊夢さんの胸って大きいんですね。)」

 

「今変なことを考えてたでしょ!?」

 

「ち、ちがっますよ!!」

 

「噛んでるってことは当たりなのね!!喰らいなさい霊符 夢想封印!!」

 

ちょっと待って?この至近距離は!!

 

「ギャーーーーー!!!」

 

「ふふふ、霊夢ったら可愛らしい反応をするのね♪」

 

「紫様、良太さんの気持ちも察してあげてくださいよ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、その後土下座して謝りまくったら、買い物に付き合ってくれたらいいっていわれたので付き合ってるというわけです。

 

「まあ、この回想の間にもう神社に着いたけどね、」

 

 

「着いたわ、夕飯は私が作るから休むなり適当に過ごしてていいわよ。」

 

そう言い霊夢さんは台所に向かった。

 

「う~疲れたなぁ。」

 

霊夢さんの買った物が入った袋を10個くらい持たされましたからね。どんだけ買うのやら……。

 

「この間にメンテナンスでもしますか。」

 

俺は銃を取り出して布で拭く。布じゃない方がいいんだけどそんなものはここにありませんからね。

 

「マガジンは、ちゃんと取り出せる。グリップも欠けてない。」

 

良かった良かった。もし、銃が壊れてたら戦えませんからね。何故かって?俺は銃を通さないと弾幕を撃てないんですよ。理由はわかりませんけど。

 

「とりあえず、異常なしだね。」

 

「へぇ~、ちゃんと綺麗にしてるのね。」

 

「わぎゃああああ!!!れれ霊夢さん!?」

 

一体いつから俺の後ろにいたんですか!?

 

「呼んだけど反応しなかったからよ。ご飯出来たわよ、さっさと食べましょう。」

 

「そ、そうですね。」

 

かなり夢中になってたみたいです。ちゃぶ台を見れば料理が置いてありました。どんな料理なのかはご想像にお任せします。

 

「あっ、それと良太。」

 

「なんでしょう?」

 

「私に敬語は使わなくていいわよ。何かむず痒いのよね。」

 

「そんなこと言われても、霊夢さんみたいな可愛い人にはちょっと。」

 

「なっ!!かわ……。」

 

あれ?霊夢さんの顔が赤くなってる。俺変なこと言ったかな?

 

「顔が赤いですよ。熱でもあるんですか?」

 

「な、何でもないわよ/////」

 

そう言い霊夢さんはそっぽを向いてしまった。

 

「とりあえずいただきますね。」

 

俺は霊夢さんの料理を一口食べてみる。

 

「美味しい!!美味しいですよ霊夢さん!!」

 

「そっ、そう、ありがとね////」

 

霊夢はさらに顔が赤くなっていたのは気のせいだろうか?霊夢さんは黙々と食べてるし。

 

「まあいいか。」

 

「霊夢!!邪魔するぜ!!」

 

縁側を見ると、魔理沙さんが上からやってきた。

 

「あんたにあげるものはないわよ。」

 

「ちぇー、一口くらいくれたっていいのによ。」

 

「まあまあ、ところで魔理沙さん、何か用ですか?」

 

「ああ、霊夢が青春してるか確認しに来たぜ!」

 

「ちょ!!ちょっと魔理沙!!」

 

「魔理沙さん、俺と霊夢さんはまだそんな仲ではありませんよ。」

 

「へぇ~、“まだ“ねえ……。」

 

魔理沙さんは顔をニヤニヤさせながら言う。何か企んでますね。

 

「霊夢!」

 

「なっ、何よ?」

 

魔理沙さんは霊夢さんの隣に行って耳元で何かを言った。すると霊夢さんの顔がまた赤くなっていく。

 

「あのー、終わりましたか?」

 

「ああ、終わったぜ!」

 

「ええ……、終わったわよ。」

 

あれ?霊夢さんがモジモジしている。魔理沙さん、変なことを言ったのかな?

 

「じゃあ私は帰るからな!!」

 

「またね、魔理沙。」

 

「さようなら魔理沙さん。」

 

そう言い俺と霊夢は魔理沙を見送った。

 

「ところで霊夢さん?」

 

「何よ?」

 

「魔理沙さんから何を聞かされたんですか?」

 

「なな何でもないわよ!!さあ、片付けましょう!!」

 

霊夢さんは慌ててるようだった。

 

どうしたんだろう?魔理沙さんが霊夢さんに何を言ったのかが凄く気になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふわぁ~。さて、寝ますか。」

 

あのあと風呂に入り、霊夢さんと雑談していたけど眠たくなってきたので寝室に向かった。霊夢さんの隣に部屋が余っていたのでそこを使わせてもらってます。

俺はそう言い布団に入り寝ようとしたとき。

 

「ねえ良太。」

 

「うわあ、びっくりした!!」

 

いつのまにか後ろに霊夢さんがいた。いつ入ったんですか本当に!!

 

「どどどどうしたんですかかか!?」

 

「その、あれよ、今日一緒に寝ない?」

 

「だ、ダメですよ!!男女がおお同じ布団でね寝るなんて!!」

 

「そんなことはわかってるのよ!!いいから私と一緒に寝なさい!!」

 

まさか、指示したのは魔理沙さんですね!

 

「そんな理不尽だよ~!!」

 

「いい?変なところは触らないでよ?触ったら今朝みたいにまた夢想封印を放つからね!!」

 

「そんなことしませんよ~!!」

 

あれ結構痛いんですよ!!

 

「どうだか。」

 

そう言い俺と霊夢さんは背中合わせで布団に入った。う~こういう経験初めてですから、心臓がバクバク言ってる。

 

「ねえ良太。」

 

「な、何ですか?」

 

「あんたは兄貴を失って苦しくないの?」

 

「正直に言えば辛いです。俺を影から支えてくれましたから。」

 

本当に兄さんは色々と支えてもらいましたから。凄く辛いです。

 

「でも。」

 

「でも?」

 

「でも、兄さんはどこかで生きているはずなんです。兄さんは外の世界でも何度も死にかけてますけど必ず戻ってきましたから。」

 

「信頼してるのね。お兄さんのことを。」

 

「はい。」

 

「……。」

 

あれ?寝ちゃったかな?

 

「霊夢さって何を!!」

 

霊夢さんが後ろから抱きついてきましたよ!!やや柔らかい感触が背中から感じる!

 

「あんたの兄さんが来るまでは私があんたの支えになるわ。」

 

「……ありがとうございます//// 」

 

「すぅ、すぅ。」

 

寝てしまいしまたね。俺はまだドキドキして眠れる気がしないです。

 

「寝てしまったんですね。(霊夢さんの寝顔かわいいな。まるで天使みたいだ。)」

 

そう思い俺は霊夢のおでこにキスをした。寝てるから気付いてないですよね?

 

「霊夢さん、本当にありがとうございます。(兄さん早く帰ってきてください。早苗さんが悲しみますよ。)」

 

そう言い俺は夢の中に行った。

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