絢斗視点
オッス絢斗っす。あの異変から7ヶ月、最近は平和だからいいもんだ。
「誰に話しかけてるんですか!」
おっと、妖夢ちゃんと修行してたの忘れてた。
「忘れないでください!」
そう言い妖夢ちゃんが斬りかかってくる。それを俺は刀を使わずにかわしていく。
「まだ甘いね~。」
妖夢が突きをしてきたから俺は当たるギリギリで避けて妖夢ちゃんの頭にチョップをする。
「痛!!」
「バレバレなんだって。突きは相手が油断している時や体勢を崩してる時じゃないと当たらないよ~。」
聖人が突きをよく使ってきたからねえ~。対処には慣れたもんだよ。
「まだまだですね。」
妖夢ちゃんは刀を鞘に入れた。
「じゃあ、朝飯作ろうか。」
いい忘れてたが、今は朝の7時だ。毎朝6時くらいに起きて修行をしている。
「はい!!」
「じゃあ食べますか。」
テーブルには大量の料理が置いてある。幽々子がよく食べるからねぇ。前によく太らないなって言ったら。
「死にたいの?(にこっ)」
って言われて殺されかけたよ。いや~能力がなかったらgo to heavenだったね。
「ん~美味しいわ♪」
幽々子が料理を次々と吸収していってるよ。亡霊だからいくらでも入るのかね?それとも大きいあのところに吸収されてるのかねぇ?
「絢斗、あなたも男の子なのね。」
おうふ、心を読まれたぜい。でもどうしてわかっちゃうのかな~。
「男の子とはこういう生き物なのですよ。」
「フフフ、じゃあちょっとこっちに来てくれないかしら?」
幽々子は手招きをしてくる。こんな美人に呼んでもらえるなんて最高です!
「フフフ、えい!!」
幽々子の隣に来た途端、可愛らしい声と共に俺の視界が真っ黒になったよ。しかも柔らかい感触、たまんね~って!
「幽々子さん?」
「男の子はこうしたら喜んでもらえるって前紫に聞いたからやってみたの。嬉しい?」
「ああ、俺の天国はここにあったんだな。」
なんか母性に包まれてる感じがして最高に気分がいいね!
「幽々子様!!何してるんですか!?」
「妖夢ちゃん、ここは最高だぞ!」
「私もしてあげたい……じゃなくて!!」
本当に最高だ。気が遠くなっていくぞ~。
「あ、もうダメたな~。」
俺は気が遠くなって気絶してしまった。いや、したふりかな~。なぜなら。
「フフフ、絢斗ったらいい顔しちゃて。」
「幽々子様!!何をしたんですか!?」
「ちょっと絢斗の頭に蝶を乗せただけよ♪」
完璧殺す気じゃないですかヤダー!!
「えっ?じゃあ絢斗さんは。」
「逝ってしまったかもね♪」
「そんな、ようやく仲良くなったのに……。」
「って生きてるわ!!勝手に殺すな!!」
本当は“幽々子よ!!私は帰ってきたぁ!“ってやりたかったんだけどね~。
「えええ!!!」
妖夢ちゃんは凄く驚いている。まあ殺されたのは事実だけどね。
「俺の能力を忘れたのかな~?」
俺の言葉に妖夢ちゃんは。
「あっ。」
しばらくぼけっとしたあと、2つの刀を持って。
「心配した私の気持ちを返してください!!」
「とりま落ち着け妖夢ちゃん!!後悔も反省もしていないィ!!」
「じゃあもう1回死んでください!」
「だからって弾幕出すのはどうかと思うぞ!」
室内が滅茶苦茶になっちゃうぞ~。
「大丈夫よ、私が守るから♪」
大丈夫じゃねぇ!!俺の命は!?
「覚悟してください!!六道剣 一念無量劫!!」
ガチスペルじゃん!!/(^o^)\
「アァーーーーーー!!!」
「分かりましたか?」
「ふぁい。」
あのあと妖夢ちゃんから弾幕を浴びせられ続けられたぜ!!
「モグモク、見てて飽きないわね~。」
「絢斗さん、なくなっちゃいますよ!」
いつの間にかご飯の半分の量が無くなってた。
「おっと、いけね。」
最初はご飯を食べれなかったからねぇ。
「うおおおお!!!食べるぞ!!」
「ふ~お粗末様でした。」
「う~絢斗さんもよく食べますね……。」
ん~そうかね?ご飯10杯おかわりしただけなんだけとね。
「食べ過ぎです!!ついでに幽々子様も!」
「ひどいわ~妖夢。」
妖夢ちゃんは何年こんなやり取りをしているんだね。お疲れさんだな。
「じゃあ食器洗ってきますので。」
そう言い妖夢ちゃんは半霊を使って器用に食器を持っていった。
「大変だな、妖夢も。」
「妖忌が入ればまだ負担も軽くなるのよね~。」
俺が手伝おうか?って声をかけても
「だだ大丈夫です!!」
と顔を赤くして断ってくるんだよね~。幻想郷の人達は純粋過ぎるんだよね。
「ところで絢斗、暇だから話相手になってくれないかしら?」
「いいですよ。」
俺は幽々子の隣に座る。
「じゃあ何でここに住もうと思ったのかしら?」
いきなりそれか、幽々子は顔をにやにやしながら見てくるし、大体幽々子が何を思って話してきてるのかはわかってるんだけどね~。
「じゃあ言いますか。」
あの異変が終わった後、俺は妖夢ちゃんに話しかけられた。
「ん~どったの?」
妖夢ちゃんは顔を赤くしてもじもじしている。これは何か重大な事を話すのかな?
「えっと、絢斗さんは住む場所がないんですよね?」
「まあ、そうだね~。」
テントでも持ってくればよかったかな?
「じゃ、じゃあ白玉桜に住みませんか?」
これは一緒に住んでほしいという誘い!これは乗らなきゃ男じゃない。でも一応理由は聞いておこう。
「どうしてかな~?」
「えっと、一緒に住めば、剣術の修行がはかどりますし、それに……放っておけませんから。」
妖夢ちゃん、顔真っ赤。でも勇気をかなり振り絞って伝えようとしてるがわかるな。そのおかげで最後の方が聞こえなかったぞ~。
「いいぞ。」
実を言うと聖人から頼まれていたし。それに、妖夢ちゃんは才能があるからね。育てがいがあるよ。
「いいんですか!!」
その反応だと俺は断る雰囲気だったのかな?それだったら悲しいわ~。
「じゃあ他のところに住もうかな~。」
「えっ!!ちょ、ちょっと待ってください!」
妖夢ちゃんが必死になって説得しようとしてくるよ。いや~可愛いね。
「冗談。よろしくな!」
「か、からかわないでください!」
「つい可愛いからね。」
「ふえっ!!」
ん?可愛いって言われたことないのかな?顔から煙が出そうだぞ。
「かか可愛くなんかありません!!」
妖夢ちゃんは首をぶんぶん横に振ってるね。その反応が可愛いんだけどね。
「はは、面白い!!」
「こっちは面白くありません!!」
「という感じだったかな~?」
「妖夢はほんとに初ね。」
まったくだよ、可愛いって言っただけでパニック状態になるからなぁ。でもそれだからこそいじりがいがあるってもんだけどね。
「あなたがここに来てくれて本当に助かったわ。」
ん?珍しいな。幽々子がそんなこと言うなんて。
「だって妖夢が毎日楽しそうだもの。あんな姿見たことないわ。」
そうなのかー、あと勝手に心を読まないでほしいね。あなたは覚り妖怪ですか?
「でもそれも長くは続かないのよね……。」
「どういうことだ?」
「あなたが居なくなれば妖夢は悲しむでしょうからねぇ。」
幽々子は空を見上げた。確かに人間の寿命は短い。妖夢は半人半霊だから寿命は長い方らしい。
「幽々子だけに言っておくけど、俺は不老だぞ。」
「えっ?」
幽々子が珍しくポカンとした顔をしてるね。こうして見ると幽々子も可愛いな。
「能力で不老になっちゃったんだよね~。元々そんなに強い能力じゃなかったけど、幻想郷に来てから能力が強化しちゃってね。」
「そうなのね、それなら安心だわ。」
そう言い幽々子は立ち上がった。
「次は妖夢の相手をしてらっしゃい。食器も洗い終わってるはずだから。」
「わかった。」
俺は妖夢のいるところに向かった。
「妖夢ちゃ~ん!!っていねえし。」
食器を洗い終わってるはずだから、次は庭にいると思ったんだけどなぁ~。
「もしかして人里か!!」
食材を買いにいったのかな~?だったら手伝わないとね~。手伝わないのは男じゃない!!
「でも飛んでいくのも時間かかるしね~。」
スキマとか使えたらね~。ん?スキマ?
「確か、妖忌も聖人も使えるから俺も使えるんじゃね?」
思いたったらやるしかないね~。俺は聖人がやってるところを想像して刀で空間を斬った。そしたら……出来た。
「うお!!これで移動が便利になったよ。やったね!たえちゃん!!」
俺はスキマに飛び込んだ。そして出口をつくろうとしたけど。
「出口つくれねえ!!!」
出れないので俺はスキマの中で一日過ごした。そのあと紫ちゃんに救出された。