「なかなかやるわね、次は私と勝負よ。」
博麗はそう言い空中に浮遊した。ったく向こうが有利だなちくしょう!!
「マジか、面倒くせえ……。」
霧雨には勝ったが博麗には勝てる気がしなかった。何て言うか、オーラが霧雨と違ったからな。
「お手柔らかに頼むわ。」
俺はそう言ったが、博麗は鼻を鳴らして。
「そんなこと出来ると思ってるの?」
「デスヨネー。」
全く、俺は二連戦なんだから少しは加減してほしいものだ。俺がそう思ってると博麗が札と針みたいなものを投げてきた。
「神社の道具をそんな風に使っていいのか?」
「いいのよ、全部私のだし。」
俺は博麗が撃ってくる札と針をしゃがんだりジャンプしたりして回避する。だが、博麗は休む暇もなく、投げてくる。
「ほらほら!!私は魔理沙みたいに手加減なんてしないわよ!!」
「是非ともしてほしいけどな!!」
チィ、一見やみくもに投げてるようだが足元を狙ってきたり、回避した方向に投げてくる。そう思っていると上半身目掛けて投げてくる。
「流石だな、伊達に幻想郷の要人をやってるだけあるな。」
俺は素直に博麗を誉める。よほど戦い慣れているんだろうな。
「誉め言葉として受け取っておくわ。」
そう言いながらも博麗は投げる量を増やしてくる。内心俺はすごく焦ってた。
「(まずいな、下かと思えば上、上かと思えば右や左から飛んでくる。これじゃあ攻撃が出来ない!!)]
これじゃ防戦一方だな。霧雨の時はまだ反撃出来る隙などがあったが、博麗はその隙も与えてくれないようだ。そう思いながら、右や左、前に走って避ける。
「いつまで避けれるかしらね!?」
「っ!!なら!!」
避けきれない時は木刀で弾く。だがそれでもかすったりはする。
「回避はなかなかやるようね、でもこれはどうかしらね?」
博麗はそう言いスペルカードを取り出す。レーザーか?ばらまき弾幕か?
「夢符 封魔陣!!」
そう言うと博麗から赤と青の壁みたいな弾幕が出てこっちに向かってくる。そういう弾幕かよ!?
「回避は無理か。嫌なスペルだな!!」
避けれるほどのスペースがなかった。いや、探してる時間が無かった。
「(しょうがない、一か八かでやるか!!)」
俺はそう言うとスペルカードを持って唱える。ぶっつけ本番だが、やるしかないようだ。
「(何かするきね。でもどうやってこれを破るのかしら?)」
博麗は警戒しながらこっちを見てくる。
「想符 フレアスパーク!!」
俺はそう言い霧雨のスペルのマスタースパークに似た極太レーザーを博麗に放つ。
「嘘でしょ!!」
博麗は驚いたみたいだな。俺の放ったフレアスパークは博麗の封魔陣を貫いたが博麗には当たらなかった。
「今のどうやってやったのよ!?」
博麗はそう俺に聞いてくる。教えてもいいが、秘密にしていた方が面白いか。
「それは秘密だ。」
そう博麗に言った。けど内心は
「(やっべー!!初めてできた!!一か八かだったけと、何とかなったか。それにしてもかっこよかったー!!)
そう思ってると博麗が、目の色を変えた。
「どうやら本気でいかないと駄目みたいね。」
そう言い博麗はもう1枚スペルカードを取り出す。さっきみたいなのはマジ勘弁だな。
「えっ、今までは本気じゃなかった?」
俺は思わずこう言ってしまった。まあ本気ではないだろうとは思っていたがな。
「当たり前じゃない。本気だす必要がないと思ったからよ。けど次は容赦しないわよ!!霊符 夢想封印!!」
そう言い博麗は7つのカラフルな大きい弾幕を俺に向けて放ってきた。
「(あ、これはヤバイな。(笑))」
直感で俺はそう思った。でも、負けるわけにはいかないので、博麗から7つの光る大玉が現れてこっちに飛んでくるのを走りながら回避しようとするが。
「あっ、ちなみにそれホーミング機能がついてるから避けれないわよ。」
博麗はそう言ってきた。何かあるだろうなとは思っていたけどさ!!
「それチートだろ!!わっぷねぇ!!」
ホーミングとかどうやったら付けれるんだ?
「知らないわよ。」
「勝手に心を読むんじゃねえ!!」
「読んでないわ、勘よ。」
そう会話してる間に近くまで飛んできた。このままではやられる!!
「また一か八かだが、これで何とかするしかないか!!」
そう言い俺はもう1つのスペルカードを取り出す。
「剣符 イリュージョンソード!!」
俺はそう言った途端、木刀が光り出した。これも上手くいったみたいだな。
「それを光らせて何をする気なのかしら?」
博麗はそう言ってきたが俺は無視して木刀を今向かってくる大玉に向かって斬る。斬った時に木刀から斬撃が放たれる。ちなみにこれは鎌鼬に似てる技な。
ドォーン!!ドォーン!!ドォーン!!ドォーン!!
「っ!!まさかこれも攻略するなんて!!」
俺は何とか全部相殺できた。本当にギリギリだな。
「さて、これからどうするんだ?」
俺はそう博麗に言ったが、博麗は笑っていた。何が可笑しい?
「何笑ってるんだ?」
俺は怪訝な顔になる、すると博麗がゆっくり口を開き、指を上に向ける。
「なかなかやるからよ。けどこの勝負は私の勝ちよ。」
博麗はそう言ってきた。指の方向、まさか!!
「上に……、やっぱりね!!」
俺は途中で気付いた、本気がこんな単純な攻撃なわけないと。気付くのが遅すぎた!!
「気付いたみたいね。あの大玉は8つあるのよ。あと上じゃなくて後ろよ。」
「何っ!?」
俺は急いで後ろを向くと目の前に大玉があった。
「うわあーーーーー!!!」
ピチューン!!
俺は反応出来ず、被弾した。いてぇ、車に轢かれたような痛さだ。
「さてと、あいつの様子は……気を失ってるわね。」
失ってねえよ、まあもうすぐ失いそうだが。
「霊夢、やり過ぎよ。」
「しょうがないじゃない紫、手加減出来なかったんだから。」
「全くだ。 こいつ本当に外来人か?動きとかが素人の動きじゃなかったぜ?」
「まぎれもなく外来人よ。その疑問は聖人が目を覚ましたあと聞いてみたら?」
「そうするわ。それよりも早く宴会の準備しなきゃ。」
「私もすっかり忘れてたぜ。でも、これで腹を空かすことが出来たぜ!!」
「じゃあ早く準備しましょう。」
俺はその言葉を聞いてから気絶した。