東方外遠記   作:宗也

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第7話

 

 

「う、うーん。」

 

俺はそう言いながら目を開けた。知らない天井、もしかしたら自分の世界に帰ってきたのか?

 

「やっと気が付いたのね。」

 

博麗が襖を開けてきた。残念、現実はそう甘くはなかったか。

 

「俺は何で寝てたんだ?」

 

「それは気を失ってたからよ。」

 

なるほど、俺はあの大玉に当たったあと気絶したのか。

 

「ところで、外がやけに騒がしいんだけど、どうゆう状況だ?」

 

俺は博麗に質問すると、博麗は縁側の方を指差しながら。

 

「宴会をやってるのよ。まあ、あんたが起きるまで待とうとしたんだけど、言うこと聞かなくてね。」

 

「なるほど、じゃあ俺はこれでしつれ「帰らせないわよ」帰らせろ!!」

 

布団から出てダッシュで逃げようとしたが、博麗に止められた。

 

「どうして宴会に参加しないのよ?騒がしいのが苦手なのかしら?」

 

「別に騒がしいのは嫌いじゃねえよ。ただ博麗に言う必要はない。」

 

別に宴会は嫌いではない。けど……。

 

「……………。」

 

「答えるまでここからどこにも行かせないわよ。」

 

「どうしてもか?」

 

「どうしてもよ。あと博麗っていうの止めてくれない?堅苦しいのは嫌なのよ。」

 

「はぁーー、わかったよ。霊夢、俺は女性が苦手なんだよ。」

 

そう言ったとたん、霊夢が吹き出した。可笑しい事は言ってねえぞ?

 

「女性が苦手って、幻想郷はほとんど女性しかいないわよ。」

 

「……は?女性しかいない!?」

 

「そうよ、男性なんて手で数えるくらいしかいないわよ。まあ、人里の人間は例外としてね。」

 

じゃあこの先帰れなかったらどうすればいいんだ!?

 

「帰りてえ……。」

 

「まあその苦手を克服するいい機会じゃない?」

 

「随分とポティジブだな!!」

 

「まあともかく宴会に行きましょ。」

 

霊夢に言われて仕方無く宴会会場に行った。途中逃げようとしたが、霊夢に襟元を掴まれて引き摺られるようにして連れていかれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宴会会場

 

会場に着いたとたん皆の目線が一斉にこっちに向く。視線が辛い、帰りてえ。

 

「紹介するわね。この人は最近ここにやって来た泊谷聖人よ。」

 

「何勝手にはじめてんだよ!?」

 

「さて、本人も来たことだし、始めるわよ!!」

 

「無視か!!俺の話は無視か!!」

 

とまあ紹介が終わって席に着いたら早速人が来た。

 

「貴方が泊谷聖人ね。私はアリス マーガトロイドよ。よろしくね。」

 

顔は可愛い分類に入って、金髪の女性か。服装は青色の服に、青色のロングスカート、髪には赤のカチューシャを着けてるのか。これはあいつが見たら一目惚れしそうな人だ。

 

「よろしく、マーガトロイドさん。」

 

「普通にアリスでいいわよ。あとさん付けもなし。」

 

「はいはい。」

 

この人は魔理沙と同じく魔法を使って人形を操るらしい。何でもありだなここは。

 

「貴方に興味があるの。今度家に来てもらえないかしら?」

 

「会って間もない人を家に招待するのはどうかと思うぞ?」

 

「貴方から変なことをしそうな雰囲気を感じないもの。もし変なことしても魔法の実験台になってもらうだけよ。」

 

おお怖い怖い。アリスは少し笑いながら言う。

 

「じゃ、また今度ね。」

 

そう言いアリスは席を後にした。

 

「次は誰が来るんだ?」

 

続いてきたのは

 

「あなたが聖人ね。私はルーミア、よろしくなのだー!!」

 

こりゃまた金髪で黒と白の服を着ている幼女だった。

 

「よろしく、ルーミア。」

 

「こら!!あたいが最初にあいさつするつもりだったのに!!」

 

「別に、どっちが最初でも同じだと思うよチルノちゃん。」

 

ルーミアの後ろから妖精?がやって来る。青色の方は活発そうだな。緑の方は大人しそうだ。

 

「あたいはチルノ!!よろしく!!」

 

「私は大妖精です。よろしくお願いします。」

 

「ああ、よろしく。」

 

あいさつが終わると三人はどこかに行った。って早いな!!

 

「まだ他にく「るわよ、私とかね。」マジか。」

 

息つく暇もなく次に現れたのは。

 

「あなたが泊谷聖人ね。私はレミリア・スカーレット、よろしく。」

 

「私は十六夜咲夜です。」

 

片方の小さいのは背中にコウモリの羽が生えていて、上下白色の服を着ていて、髪の色は水色だ。これは吸血鬼か?

 

もう片方はザ・メイドっていう服装だな。でもミニスカートなんだな。

 

「二人ともよろしく。」

 

「聞けば霊夢と互角までいったそうね。外来人のくせに中々強いのね。」

 

「たまたまだ。向こうは全然本気じゃない。」

 

「ふふ、面白いわね貴方。今度うちの館に来てもらえないかしら?」

 

「考えておく。」

 

とまあいろんな人が、あいさつにきた。本当に女性ばかりだな。あいさつが終わった所に魔理沙が来た。

 

「よう、聖人。人気者だな!!」

 

「そうか?」

 

「幻想郷で男は珍しいからな!!私も一人しか知り合いがいないぜ!!」

 

と言いながら酒を飲んでいる。ちょい待て!!何か可笑しいだろ!!

 

「未成年が酒を飲んでもいいのかよ!?」

 

「そんな細かいことは気にするな。聖人もどうだ。旨いぞ!!」

 

「ちなみに聞くけど、皆酒を飲んでるのか?」

 

「あったりまえだぜ!!宴会と言ったら酒!!これしかないだろ!?」

 

「……全く。あっ、読者の皆様はお酒は二十歳になってからな!!」

 

「そう言いながら聖人も酒を飲むのな。」

 

「つーかこれしか飲み物ないだろ!?」

 

まあ、旨いからいいんだけどさ。二日酔い大丈夫かねぇ?

 

「なあ聖人、霊夢に放ったスペルって私のマスパだよな?」

 

「まあそうなるかな?」

 

「どうやってやったんだ?」

 

この返答は困るな。あることをして出来るようになったのだが教える訳にはいかないな。いや、教えるのが面倒くさい。

 

「まあいろいろあったんだよ。」

 

「ふーん、まあいいぜ。で何でスペルを使えるんだ?」

 

「勝負が始まる前に紫から教えてもらっていた。」

 

「お前すごいな!!」

 

とか会話をしながら酒を飲んだ。あっという間に宴会は進んでいき、終わり際に紫がやって来た。

 

「どうだった? 初めての弾幕ごっこ?」

 

「正直疲れた。全身が痛い。」

 

「ふふふ、そうでしょうね。」

 

「なあ、俺は元の世界に戻れないのか?」

 

「あら、どうして?」

 

「出来れば、外の世界にいるやつに別れを言っときたいんだが、あと荷物も持ってきたい。」

 

ここにいるということは色々必要になってくる物があるからな。ほぼ手ぶらの状態でここに来たようなもんだし。

 

「どうしても?」

 

「どうしても。ちなみに逃げるような真似はしねえよ。」

 

「仕方ないわね。じゃあ10日間あげるから準備をしてきなさい。」

 

「サンキュー紫。」

 

「いえいえ、じゃあスキマを開くわよ。」

 

紫が開いてくれたスキマに俺は飛び込んだ。

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