あの銀行強盗から数日が経った。バッグに入っていたお金はたまたま着いてきていたアルに押しつけた。そして、ゲンは店を少し空けすぎて、バイトちゃん達から少し怒られていた。
なんでも、「母校を優先してと言ったけど…私達に店を任せすぎて給料払い過ぎなんじゃないですか!?」とか「前の給料のままでいいです!今の給料は高すぎて店を続けられなくなった時が1番悲しいです!」とか「もっと私たちと一緒に店にいて欲しいです!!お願いします!」とか言われた。
それからは、アビドス高校にも行かず、バイトちゃん達と共に、店を回し続けた。ある日には先生が来て、お説教を受け、その内容を聞いたバイトちゃん達からさらにお説教を受けた。
また、ある日には柴大将が来て、昔話に花を咲かせた。初めてだし、お世話になった人ということでバイトちゃん達も紹介し、お酒を振る舞おうとしたが、明日もお店があると言うことで帰ってしまった。
だが、お世話にもなったし、大変だったあの頃はいつも柴大将に支えられていたと言うことでお昼に向かい、お酒を届けようとした。そのついでに昼ごはんも食べると言うことで、ホシノや先生も誘った。だが、ホシノは今日は行けないと言われ、先生も今日はアビドス校舎で食べるよ。と言われたため1人で向かった。
柴関ラーメンについたゲンは、中に入り柴大将を呼んだ。幸い、周りには客がいなかったため、お酒を出しても大丈夫そうだった。なので、あらかじめ持ってきていたお酒を柴大将に渡した。その際大将からは「そいつはお返しが多すぎるぜ。」とも言われたが、「それでしたら、ぜひ一つ最高のラーメンを作ってください」とか言って無理矢理渡した。
それからラーメンが来たゲンは美味しく食べていた。これを食べれば懐かしい思い出が浮かび上がってくる。あの時はホシノとユメが……そう考えながら食べていた。
そして食べていたゲンはふと入り口に目を向けるとそこには便利屋68の面々がラーメンを食べにきていた。あそこの社長のアルが少し面白い反応もしているし…今は食べながら眺めていよう。そう思い、ラーメンを啜っていた。
しかし、そこであの紫髪のハルカという子が、何か変なものを取り出した。それを見た瞬間、ゲンは止めに入ろうとした。形に少し覚えがあったからだ。確か設置型爆弾とか、そんな感じの起爆トリガーだったはず。だが、止めるのは間に合わない。動いている途中にゲンはそう思った。
それからの行動は早く厨房までダッシュで行き、柴大将の上に覆い被さった。爆弾のトリガーが引かれる。その瞬間にどこからか何かが飛んでくる音もあったが、夢中になっていたゲンは気付かなかった。
《ホシノ視点》
今、私は絶対に会いたくない奴に会いにきていた。名前は詳しくは知らない。私は黒服と呼んでいる。
今日は何のようで呼ばれたのか分からなかった。お兄ちゃんとのお昼ご飯を一緒に食べる貴重な貴重な時間がこいつのせいで消えたし…本当に許さん。
「クックックッ、待っていましたか?」
「お前のために使う時間なんてない。早く要件を言え。」
「何事にもアイスブレイクは必要ですよ。まぁ、その気がないなら仕方がありません。単刀直入にいいますと……あなたのお兄さんのゲンさんについてです。」
黒服から“お兄さん”そう聞こえた瞬間に銃を向けた。私のお兄ちゃんに対してこいつは何かしようとしている、または何か知っている。私の知らないお兄ちゃんを。そのことに動悸が激しくなる。
「お前!!私のお兄ちゃんに手を出してみろ!!!もう日の出は迎えれないようにしてやるからな!」
「クククッ、そんなに興奮せずに聞いてください。今回は忠告に来たのです。ゲンさんの“力”その代償についてですよ。どうです?聞いてみる気になりましたか?」
「……早く話せ。」
これから話すことが、真実かどうかは分からない。でも、聞いてみる価値は、あると思った。だから、今回は耳を傾けてみることにした。
「!!クックックッ!そう言うと思ってましたよ!ホシノさん。それでは、ゲンさんの“力”は………」
《ホシノ視点終了》
「……ハッ!俺は…そうだ!ゲン!」
ゲンによって少しは衝撃から逃れ、早めに起きた柴大将は、ゲンの安否を確認したかった。だから…探した。自分の店の残骸をかき分け、探し続けた。どこからか流れ続ける血、それを辿った。すると、残骸の下敷きになっている血まみれのゲンを見つけた。
大将は急いで周りを見て助けを求めた。
「誰か!こっちに来てくれ!怪我人がいる!」
「ど、どうしましょう!私たちの巻き添えよね…」
「す、すみません。私のせいで。」
「い、良いのよハルカ。それよりも早く助けるわよ!」
「嬢ちゃん達!こっちだ!」
「大将!こ、これは…」
便利屋68は見た。頭から血を流しながら、苦しそうな声を漏らすゲンを…
「い、急いでやるわよ!ハルカとムツキはそっち持って!カヨコは私と一緒に…せーの!」
「ああ、ありがとう嬢ちゃん達。おかげで助かった。」
ゲンを瓦礫から助け出し、そして感謝を述べる大将に意識を向けているとどこからか、桜の花が舞った。そして、便利屋がゲンに対して目を向けると、傷口は塞がっていた。
「……うぅ、うぁ…カハッ!ゴホッ!ゴホッ!…こ、ここまでの威力とは…」
「大丈夫か!ゲン!」
ゲンが目を覚ますと周りには便利屋の面々と柴大将の顔が見えた。無事のようだ。そのことに安心した。だが、どこからか危険な気配を感じたゲンは周りに注意を向ける。すると、向こうから何かが見えた。それを伝えると便利屋は覚えがあるようだった。
「どこの組織か知ってんのか?」
「ゲヘナの風紀委員会よ。恐らく、私たちを追ってきた…」
「そうか……よっと、痛〜…」
ゲンは起き上がったが…体の節々が痛い。武器も何かあった用の短筒しか持ってきていない。だが、戦わない理由にはならない。
「ここで、待っていてくれ。」
「ちょ、ちょっと!どこに行こうと言うの!?そんな体で!」
「俺は…お前らを許してはいない。大将の店をこんなにした。だが、それに対してはここの自治区が罰を与えることだ。他自治区の奴らがきたとてお前らは俺が捕まえる。だからあいつらは潰す。」
「ま、待ってちょうだい!そうだとしても貴方はここで待っていなさい!この責任は私たちが!」
「じゃあ、大将はだれが守るんだ?俺か?それこそ馬鹿だ。俺は防衛戦は苦手なんだ。だから…」
「それはお前らに任せる。」
それだけ伝えるとゲンはその場を駆け出し、風紀委員会が近づいているだろう場所へ向かった。
これからまた塾が再開するので少し投稿まで時間が空きます。でも、許してね!勉強だから……次回は風紀委員会との戦闘!ボロボロのゲン。秘密を聞いたホシノ。ゲンと戦う風紀委員会。次回!深まる誤解!ホシノ暴走!次回もお楽しみに!
最終編まで書いた方がいい?
-
書いて
-
書かない方がいい
-
書け!
-
書くな!