あの戦いから本当に大変だった。
まず、俺はあのあとすぐに病院へ運ばれた。あの時はオイルやらなんやらがとんでもないほどついていて気づかなかったが、両腕が火傷して見るも無惨な感じになってしまった。まあ、俺は良いと思う。あの雷は、正直賭けだったし、アドレナリンが出てたおかげで痛みも比較的なかったし…弦ちゃんみたいでかっこいいし…ホシノに見せたら当分は離してくれなさそうだが……
それ以外だと全身の骨が折れてるだけだった。まあ、カイザーの野郎にボコスカ殴られたからな。しょうがないところだ。カイザーの野郎は俺が倒れるように休んでた時に、ホシノに「お兄ちゃんを傷つけた代償を取らす…」といって殴り続け、車に乗っては引き摺り回していった。
流石に止めて欲しかったが、みんな目がキラキラしてたもんで…若い子が楽しんでるもん取り上げるのもどうかと思って…そのままにしてたら、回収しにきたヴァルキューレの子すげぇ引いてたよ。そりゃそうだ。だって両手両足がなくて、顔面から胴体のどこをとってもボロボロで、表面は削れすぎて、もはや誰かわからなくなってた。
俺もう2度とあの子達に逆らえないかもしれない…何するか分かったもんじゃない。
それから、俺はまた店を開いた。あの時は死ぬつもりだったけど、そんなこともなかったし…前聞いた夢見たいな展開があったけど、最悪も免れたし…まだあと残機は感覚的に2個ぐらい残ってるからな。開き直して、なんならちょっと改装した。この店の中は、バイトちゃん達に見てもらいたくて、1番に呼んだ。まさか連絡が来るとは思ってもなかったみたいでかなりびっくりしてたけど…俺そんなに分かりやすいかな……
これでやっと平和に過ごせる〜って思ったらびっくり!アビドスのみんながバイトの応募に来たんだもん。前からアビドスには、近めだったけど、みんながバイトに来るとは思ってもなかったし、元々いたバイトちゃん達もビビっちゃって大変だった。特にホシノを宥めるのが…
そう言えば、カイザー理事はヴァルキューレに引き取らせてから、度々会いに行っている。理由はもちろん。俺の技の実験台だ。土壇場では、“巴の雷”や“秘伝・一心”を使えたが、今ではまた、使いにくくなった。“巴の雷”では、腕に電気が流れ、“秘伝・一心”は見えない斬撃の数が減った。
だからまぁ、悪いとは思っているが、俺にも必要なことなんだ。仕方がないってやつだ。だから俺はカイザーをボコボコにする。もちろんしこたま殴られた仕返しとかじゃ、断じてないぞ!本当だ!
…一応、アビドス滅亡の危機はひとまず去ったし、給料を貯めて、少しずつ借金を返していけば、なんとかなるだろう。他にも余裕が回るようになれば、さらに人が増えて楽になる。そうしたら、この地獄もやっと終わるだろう。よく頑張ってくれたよ。みんな、俺には出来ないことをやって……
ちなみに、俺はまだ、ここがどこの世界か、分からない。見覚えはあるとは思うんだが、大事なことが出てこないんだ。ただ、まぁ、分かったことはある。きっと、あの先生は主人公だ。あいつが来てから、大変なことが起こり、解決してくれる。力も、耐久力もないのに……
だけど、俺は恨んでもないし、これからも危険なことがあれば手を尽くして助けようと思う。確かに、大変なことになったが、ホシノを、アビドスを助けようと頑張ってくれた。その頑張りは、あいつの努力の結果だ。なら、それを信用しない理由にはならない。それに、あいつ自身には、そういう能力があるとは思ってもないみたいだしな。不幸体質ってやつなのかな。それをなんとかしろって言うのも変な話だ。
助け合いが大事だしな。俺は脇役でも、モブでも、なんでも良い。死なないようにするのは得意だ。ホシノを悲しませるわけにも行かないし…これかも、俺は大人として、あいつらの行く末を見ていくよ。それが俺の『責任』だしな。
それはそうとして……酒を盗んで俺に飲ませようとするんじゃない!て言うか酒飲もうとするなぁ!ホシノはまだ未成年でしょうがぁ!!
《ホシノ視点》
私は、あれから各学園に頭を下げに行って、どうにか恩を返すことにして、なんとかなった。これも全て、被害が少ない状態で済んだおかげだった。
お兄ちゃんは、あのゴミと戦ってる時に雷に当たったみたいで両腕が酷い状態になってた。お兄ちゃん自身はカッコいいとか言ってたけど、正直、見ていて痛々しい。それに、あの事を思い出してしまう。私自身が、罪を忘れないための戒めなのかもしれない…だけど、そのせいでお兄ちゃんが傷ついてしまった。
それからは、雷が鳴るだけで、気を乱してしまうほどになってしまった。雷が鳴る時、お兄ちゃんが傷つくと、そう思ってしまう。その度にお兄ちゃんは「雷を怖がるなんて、まだまだだなぁ。」なんて言ってたけど、なんでそんなに平気なのか分からない。私が、お兄ちゃんを理解できない部分だと思う。
今日は、明日学校がなくて、時間が余るから、お兄ちゃんの店に泊まることにした。週一で泊まらないと、心配になってしまう。毎回付き合ってくれるお兄ちゃんは本当に優しい人だ。私みたいなのには、釣り合わないほどに…
でも、もうそんなことはどうでも良い。お兄ちゃんは、私をしっかりと見てくれる。気にかけてくれる。照れてくれる。それだけで、今はいい。でも、私が卒業したら、それ以上の関係に……うへへ。
「お兄ちゃーん!飲み物入れたから飲まない?」
「マジ?いただくよ。」
(計画通り…)
「……ホシノ。正座。」
「うへ?うへっ!?ちょっと待っ」
「飲んだでしょ。口の中から酒の匂いがする。ほら、早く座れ。今ならまだ、早めに終わらしてやる。」
「あー、その……ごめんなさい。」
どうやらまだまだ私はお兄ちゃんに敵わないみたい。でも、次はしっかりやってみせる!私と、お兄ちゃんの新婚ラブラブ生活のために!
《ホシノ視点終了》
これで終わりです!お疲れ様でした。この先はぼちぼち更新していきます。それでは、また、新作か、旧作の方の更新、この小説の更新で会いましょう!それでは!
最終編まで書いた方がいい?
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書いて
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書かない方がいい
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