尻尾生えたせいで日常生活がヤバい 作:きちゅね
四話目でダンジョン描写入れる筆者がいるらしい
ということでやってきました黒歴史が生まれた場所。
ここにくるまでに数え切れないほど通行人に絡まれてすでに疲労困憊だが、俺のスキルがどこまで有用か確かめていく。
他の探索者の視線を受けながら駅の改札のようなものに資格のカードを押し付け入場する。
そこから長い階段を降り一層目へと向かっていく。
ここでダンジョンについて説明しよう。
ダンジョンとは、いつの間にか世界中に現れた正体不明の迷宮で日本にもいくつかのダンジョンがある。
ダンジョンは、魔物と呼ばれる生物が徘徊しておりその魔物を打ち倒し先に進んでいきボスを倒すことで報酬を得られるといったゲームのような存在だ。
そして、そのダンジョンを攻略し報酬を求める存在こそが俺たち探索者と呼ばれるダンジョン攻略者だ。
そんな俺も、お金が欲しいというロマンのかけらもない理由で探索者となった。
まぁ、そのお金が欲しいという欲望のせいで日常生活に支障が起きてるんですけどねっ!
まぁ、今日の夜に少し良いことがあるためそのためにもダンジョン攻略頑張っていきますか。
ここのダンジョンは、今のところは79層まで攻略されている。
今この瞬間も情報の無い80層を攻略するために頑張っているのだろう。
情報が有るのと無いのでは大きな差がある。
そして俺が前回攻略した1層目は、スライムが出る階層でありスライム対策をして挑んだ。
そして今回は、3層目まで攻略したいと考えている。
ということで、
「フンッ!」
『プギョオッ!?』
スライムのコア目掛けて足裏で踏み抜くと、スライムの断末魔のようなものが聞こえた後にスライムが消えていった。
足裏のネバネバが気持ち悪いが気にせずにマップを見ながら階段を探していく。
尻尾の出番は今のところ無いが、耳がとても活躍する。
今日に至るまで存在感が薄かった耳だが狐の耳だからかスライムのネチャネチャ音を聞き逃さず不意打ちなどを防ぐことができた。狐耳最高。
尻尾君さぁ...もっと狐耳君を見習おうぜ...?
そんなこんなで馬鹿なことを考えながらボス部屋へと辿り着いた。
ゲームだと10層ごとにボスみたいなのが多いが現実のダンジョンだと1層ごとにボスが出てくる。
そして、ここの階層はスライムが出るので、
『プギョルオオォォォ!!』
「出たな...!俺の黒歴史の発端...!」
スライムの上位種のスライムキングがボスとして出てくる。
スライムの5倍ぐらいの大きさで踏み潰すことは叶わないので、
「前回と同様、バイトで稼いだ金で買ったナイフでぶっ◯す!」
ナイフでコアを壊さないといけない。
しかし、ここで偉大なる先人が編み出した戦術がある。
スライムキングから遠く離れ待機していると腕を伸ばして触れてこようとする。そして、その伸ばす腕が伸びれば伸びるほどコア周りのスライムが減っていく。故に必然的に、
「こうなるんだよな」
部屋の角でガン待ちスタイルである。
なぜか腕は一度通った道を律儀に通るので部屋の角をぐるぐる回るだけで簡単にコアが露出させ倒すことができる。
前回も同じ方法で倒した。卑怯?ちょっと何言ってるか分かんない。
「えい」
『プギョオルオオォォォ!!??』
露出したコアにナイフを突き立てると断末魔をあげながら溶けていった。
そして、どういう訳か何もない場所から宝箱が出現する。
「前回は、服のせいで確認してなかったんだよな」
というわけで、オープンッ!
「...ハズレだ」
中に入ってたのは、スライム液が入った瓶だった。ちなみに一番のハズレ。約100円。
「ま、まぁ、これから3層までいくし!」
つ、強がってなんかないからねっ!
2層目へと辿り着くとすぐに耳が、何かの音を聞き取った。
羽ばたくような風切音を響かせながらこちらへと段々と近づいてくるのが聞こえる。
しばらくするとコウモリのような魔物がこちらは飛んできた。
コウモリのような魔物の名前は、吸血コウモリ。特徴吸血する。分かりやすすぎる。
『キィー!』
「えい」
『キィ...』
即落ち2コマ並みに退場が早すぎる...雑魚すぎん?
まぁ、楽に倒せるから良いや、ということでボス部屋目掛けてイクゾー!
はい、ボス部屋に到着。
扉が固く閉まっているため先客がボスと戦っていることがわかる。
ていうか、ここまで来るまでに何人かとすれ違ったけどなんか皆んなコウモリに苦戦しすぎじゃない?
ボス部屋前で待っていると扉が開いて中から人が出てきた。
出てきた人は、首ら辺をさすっておりボスに血を吸われたことが分かる。
その人の手には、報酬が握られていることから倒したことが見受けられる。
そして、ここのボスは...
「スラキン(スライムキング)と同じ感じだよな〜」
『ギィィィィィ!!』
出てきたのは、コウモリキング。吸血コウモリをデカくしただけ。
え?あの人、このでかいのに首噛まれたのに無事だったの??将来有望すぎん??
『ギィィィィィ!』
「うおっとと...戦闘中に考え事は、ダメだよな」
ということで、
「りゃ!」
『ギィィィィィス!?』
簡単に羽切り裂けたわ。そんで地面に墜落した。飛ばねぇコウモリはただの雑魚だ...
「ほい」
『ギィィィヤアァァァス!!』
地面でのたうち回ってるコウモリの心臓ら辺をぶすりと刺す。
断末魔を上げた後にコウモリキングの姿が消えて宝箱が出現する。
「何が出るかな♪ 何が出るかな♪それはダンジョン任せよ♪」
オープンッ!
「...ハズレだ」
中に入ってたのは血入り瓶。またもや瓶である。ちなみにさっきの人は、風切りナイフを持っていた。血は、約300円でナイフは、万超えるらしい。クソが!
...ここで待ってたら後ろの人が困るため早めに進むか戻るかを決めなければならない。
すでに心が折れそうだが3層目まで行くと決めたのだ、行けるとこまで行ってやる!
コンコルド効果〜!
3層目に降りてくると何やら悪寒が背筋に走る。おぉ、尻尾が逆立ってる。
ダンジョンの雰囲気がおどろおどろしい様子で薄暗くお化けが出てきそうだ。
そしてお化けが出てきそうなのは間違っておらず情報が正しければ、
『ブゥワァァァ!!』
「えい」
『ブゥワァァァ...』
ゴーストが出てくる。
普段は透明なのだが攻撃する時だけ、実体化する。その能力欲しいなぁ。男の子だもの。
「あたり一面から悲鳴が聞こえる...」
ゴーストの被害に遭っているのか悲鳴が聞こえる。俺の目の前の男女のパーティーも女性が悲鳴をあげて男性に抱きついている。ぺっ!
ここの階層は、初心者には鬼門だが慣れてしまえば簡単に踏破できるらしい。
その証拠に俺も、どこにゴーストがいるのか感覚的に分かる。
「えい」
『ブゥワァァァ!!??』
あ、透明状態でも◯せるんだ。
そうとわかれば、攻撃され前に透明状態でぶっ◯していきながら進む。
なんか1番簡単な階層だった気がするがとりあえずボス部屋前に辿り着いた。
扉は、固く閉まっておりボスに挑んでいる先客がいるらしい。
『ワアッーー!』
なんかボス部屋から野太い悲鳴が聞こえる。誰得。
しばらく戦闘音が流れ音が止むと扉が開き強面の男が出てきた。
なんか全然ビビってませんみたいな雰囲気出してるが子鹿みたいに震えてるしなんか暖かそうな液体が股から...
先客の二の舞にならないように気を引き締めて入るとボスが居なかった。
不思議がっていると何やら違和感があったため視線の右斜ぐらいをナイフで、
「えい」
『ブゥワアアァァァ!?』
あ、出てきた。
情報によるとこいつの名前は、ゴーストキングと呼ばれているらしい。天丼、天丼。
不意打ちが失敗したにも関わらずまたもやゴーストキングは、体を不透明になり消えた。
「まぁ、なんか分かるんだけどな」
『ブゥオゥゥゥワァァァ!!??』
1番雑魚なボスじゃね?そこまで怖いと思わんかったが...
そしてゴスキン(ゴーストキング)が死んだところに宝箱が現れる。
「頼むッ!この通りだッ!イクぞッ!うおおぉぉぉ!」
気合を入れて宝箱を開けるそこには...
「コロンビアァァァッッッ!!」
1番の当たりが入っており思わずコロンビアポーズをしてしまった...
中に入ってたのは、ゴーストソードで半透明の剣であった。ちなみに風切ナイフより少し高いぐらい。
戦果を手に入れたということで入り口へと戻っていく。
頑張った甲斐があったわ〜
あ、ボス頑張ってくださいね〜
「あ"あ"あ"あ"あ"ぁぁぁぁぁ...」
染みるぅぅぅ!久しぶりの風呂でおっさん化が進みそう。
専門家の人に「先生....!風呂が入りたいです....!」的なことをメールで送るとこのお風呂を貸してくれた。ちな無料。
それと前回の尻尾のサンプルを渡したが今回は、耳の毛のサンプルが欲しいらしく金払うからくれ!と言われた。
もちろん渡した。そして財布が潤った。ラーメン食お(^^)
今回のダンジョンで手に入れたゴーストソードは、売らないことにした。
理由は、今回役立たずだった尻尾に握って貰えば不可視の一撃を打ち込めるんじゃ...!?と思い売らなかった。
ということで明日もまたダンジョンに潜りにいきたいと思う。
それよりも風呂がきもちぇ〜
風呂上がりにネットにて
『コロンビアァァァッッッ!!』
『叫び過ぎ草』
『嬉しかったんだろうなw』
『ワロタ』
「ゴフ...(致命傷)」
魔物の容姿は、ドラクエのモンスターをめちゃんこリアルにしたのを思い浮かべてください。