真人救済ルートin渋谷事変   作:祈月4777

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あとがき5——真人に任せた時点でこうなった

祈月と真人のイタリア逃亡ラストなんだけど——

 

「宿儺が完全復活して、呪いの時代が来なかったら、

真人はどう動く?」って考えたんだ。

 

で、真っ先に思ったのが——

 

「真人が宿儺を殺して、日本を奪う展開は、たぶん無いな〜」ってこと。

……まあ、そもそも勝てないし。

 

もちろん、真人のポテンシャルを考えれば、

10年くらいかけて成長していけば、

宿儺クラスに届く未来もワンチャンあるかもしれないけど。

 

でもさ、原作の真人って、

五条悟をどうする?って場面で——

「自分が強くなって倒す!」じゃなくて、

あっさり羂索の“封印案”に乗っかってたんだよね。

 

つまり、真人って、

「無理なもんは無理」って、あっさり割り切るタイプ。

「努力で逆転!」ってキャラじゃない。

 

あともうひとつ。

真人が宿儺に敵意を向けるイメージ、全然湧かなくて。

 

たしかに、真人は「虎杖ごと宿儺を殺そう」としてたけど、

あれって「虎杖殺したい」がメインで,

宿儺の死は,それに付属するオマケ,って感じでさ。

 

それに,

 

宿儺がカウンターしてくるせいで,

虎杖に無為転変撃ち込めない!って時も。

七海だけを内包した初めての領域展開のとき、

虎杖が侵入してきて、宿儺に領域を壊された時も。

 

真人は、宿儺にムカついてはいなかったんだよね。

 

この時点で確信したんだよ。

真人&祈月 vs 宿儺ルートは、ない。

 

で、次に考えたのが、

「そもそも真人って、“呪いの時代”を作りたかったの?」

ってこと。

 

漏瑚は、“呪い”の矜持をかけて本気で人間に取って代わろうとしてたし、

花御は自然保護のために人間を間引こうとしてた。

 

でも真人は?

そういう「思想」はなくて、

“楽しいことがしたい!”って感じの愉快犯気質。

 

で、今の日本。

完全に“終わってる”。

 

・宿儺が君臨してて、騒ぎも起こせない

・羂索は宿儺の後ろ盾があるせいで、殺せない

・呪術界は連鎖的に勝手に崩壊中

 

真人と祈月がこれ以上動く理由、どこにもない。

 

しかも今、真人は祈月とふたりきり。

守るべきは「自分と祈月の身、ふたつだけ」。

 

……だったらさ?

 

真人、日本にとどまる理由なくね????

 

仮に、漏瑚や花御だったら、

真面目にここから巻き返す手段とか探したと思う。

 

でも、

愉快犯の真人と、それに便乗&追従する祈月なら——

日本なんて捨てて、自由求めるのが一番それっぽくない!?!?

 

というわけで。

 

前代未聞、イタリア逃亡エンド——決⭐︎定!!!!

 

そのあと,さ!!

祈月と真人,「ラストアンサー」で…

「未来も世界も関係ない、今が楽しければそれでいい」

って結論出したわけだけど……

 

気づいてると思うけど……

これ,原作真人から何ひとつ変わってない!!

 

だってさ,真人が漏瑚に言ってたじゃん,

 

「軸がブレようと一貫性がなかろうと

嘘偽りなく欲求の赴くままに行動する

それが俺たち呪いだ」

 

これ!!

そのまんま!!

 

結局のところ。

真人は“変わってない”し、

変わる必要なんてなかったんだよ。

 

 

いやね?

「真人の救済」ってコンセプトで

このストーリー描き始めたんだけど…

実際,「ラストどうしよう!?」ってなったんだよね。

 

よくある“悪役救済”パターンとしては——

 

・改心して、仲間を庇って死ぬ

・最期に大切な人に看取られて死ぬ

・過去の罪を背負いながらも、これから生きていく

 

……みたいな、やたら“死”や“反省”で美化する展開ばっかりでさ。

 

でも!!真人にそれ、1ミリも当てはまらない!!!

 

改心!?するわけない!!!

仲間庇う!?誰を!?

反省!?真人にその概念ないから!!!笑

 

 ……いや、ワンチャンね?

「死にかけた真人のところに祈月が来て、

最期に微笑んで息絶える」みたいな、

“満足死”パターンもなくはない……んだけど!

 

 

作者「真人は推しだから死なせたくない!!!!」(真顔)

 

え??

他キャラ散々殺しといて何言ってんの??って??

 

知らん!!!!

それが偏愛ってもんなんだよ!!!!

 

 

じゃあ、真人に勝たせる?

 

それも無理!!!

 

だって……

「呪いの時代」,具体的なビジョンなさすぎ問題!!

 

まあ,宿儺復活した時点で、すでに詰みだけどさ,

 

それ以前に——

 

呪霊社会って何!?!?!?

 

人間並みに話せる呪霊って、今や真人と祈月だけ。

他はただの知能ほぼナシモンスター。

 

…それで呪霊社会とか,作れるわけなくね!?

 

圧⭐︎倒⭐︎的・人手不足!!!!

 

真人の絶対王政で,人間家畜化とか??

……現実味がなさすぎる!!!!

 

と,いうわけで!!

「呪いの時代」,

そもそも作者がイメージ湧かなすぎて描写できません!!

はい,ボツ!!!

 

じゃあ,

死なせるのもダメ,勝たせるのもダメ……

じゃあもう!!

 

逃げてもらうしかない!!!!!

 

ふたりきりで。

世界を捨てて。

自由を手にして。

 

これが、“真人救済ルート”のラストアンサー。

 

……てか実際,

「ある程度戦った上での,戦いそのものからの離脱」

って,悪役救済としてかなりアリじゃね!?

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